イギリスの食、イギリスの料理&菓子:イギリス菓子・レシピ
2020-12-12T20:43:32+09:00
ricoricex
イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp
Excite Blog
<イギリス菓子・レシピ> エクルフェカン・タート【Ecclefechan Tarts】
http://ricorice.exblog.jp/29327471/
2020-12-13T00:00:00+09:00
2020-12-12T20:43:32+09:00
2020-12-12T19:41:37+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
スコットランドはボーダーズ/Borders地域を代表するお菓子にボーダー・タートがあり、この地域にはよく似たお菓子がいろいろ存在します。
このエクルフェカン・タートもそのひとつ。
ショートクラスト・ペイストリーにドライフルーツぎっしりのタルトです。
ボーダー・タート同様、エクルフェカン・タートも誕生した土地、ボーダーズに近い、ダンフリーズ・アンド・ガロウェイのエクルフェカンから、その名がつけられました。
では、お菓子自体の違いは何か、というと、はっきりとした定義はないものの、エクルフェカン・タートの方がボーダー・タートよりもやや軽め。
そしてエクルフェカン・タートの場合は、ナッツはアーモンドを使うことにあるようです。
また、小さいタルトレットで焼くことがあるのもエクルフェカン・タートではよく見られるかな、と感じます。
実際に赤いタータンチェックのパッケージでおなじみのウォーカー/Walkerやスーパーマーケットのセインズベリー/Sainsbury’sで販売されたのは、小ぶりなタルトレット・サイズ。
とりわけセインズベリーは、クリスマスシーズンのミンス・パイの新タイプといったふれこみで紹介しましたが、果たして効果はあったのでしょうか。
確かに、ミンス・パイにしろクリスマス・プディングにしろ、イギリスの伝統的なクリスマス菓子はその重さから敬遠される傾向にあるのですが、ミンス・パイに比べるとややあっさりしたエクルフェカン・タートも、やはり時代の流れには逆らえず、大きく一般性は獲得できなかったのではないかと推察します。
とはいえ、こういうお菓子は、寒い日にミルクティーと一緒に食べると、なんとなくほっとするのも事実。
特に、タルトレットの場合は、大きくホールで焼くときよりも、フィリングよりもショートクラスト・ペイストリーの比率が高くなるので、甘さが抑えられ、今の私たちの感覚としてはこのくらいが食べやすいかな、と感じます。
<材料(直径6cmのタート12個分)>
ショートクラスト・ペイストリー……約250g
〜〜フィリング〜〜
ミックスドライフルーツ……150g
アーモンド……30g
三温糖……50g
バター……50g
卵……1個
白ワインビネガー……大さじ1
<作り方(調理:35分 オーブン:25分)>
下準備
*ショートクラスト・ペイストリーを作って、冷蔵庫で休ませておく。(ショートクラスト・ペイストリーの作り方はこちら → https://ricorice.exblog.jp/21363785/)
*型にバターを塗っておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
1. ショートクラスト・ペイストリーを2mmほどの厚さにのばし、直径7.5cm程度の菊型で抜く。
※余った生地はこねすぎないようまとめて、同様に型を抜く。
2. 1の菊型で抜いたショートクラスト・ペイストリーを型に敷く。
3. フィリングを作る。アーモンドは粗みじん切りにする。バターをとかす。卵をときほぐす。
4. 3のとかしたバターに三温糖を加え、混ぜる。
5. 4にミックスドライフルーツ、3の粗みじん切りにしたアーモンドを加え、しっかり混ぜ合わせる。
6. 5に3のときほぐした卵、白ワインビネガーを加え、混ぜる。
7. 2に6のフィリングを入れ、5でとっておいた粗みじん切りにしたアーモンドを散らす。
8. 180℃のオーブンで25分焼く。
9. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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<イギリス菓子・レシピ> ベリー・クランブル・トレイベイク【Berry Crumble Traybake】
http://ricorice.exblog.jp/29182396/
2020-10-18T00:00:00+09:00
2020-10-13T15:04:51+09:00
2020-09-17T00:00:46+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
ほろほろとしたそぼろのトッピングをクランブルと呼び、これを果物にのせてオーブンで焼いたものはイギリスでもおなじみ。
家にあるもので簡単に作れるので、家庭の食事のデザートによく登場します。
トレイベイクも同様、イギリスの家庭でおなじみ。
トレイベイクはその名のとおり、トレイに入れてオーブンで焼くもののこと。
トレイで焼けば、料理でもお菓子でもトレイベイクと呼ばれます。
お菓子の場合は、ケーキやビスケットなどの生地を薄く敷き、そのまま焼く場合もありますが、ジャムを塗ったり、果物をトッピングしたり、要はあるものを使えばいいというわけで、アレンジはさまざま。
しかも薄いので焼きあがる時間も短く、失敗もほとんどないので、家庭で重宝されるのでしょう。
このレシピは、ヴィクトリア・スポンジ・ケーキのようなどっしりとした生地に、イギリスでもっとも使用頻度が高いと思われるラズベリージャムを塗り、クランブルをトッピングしたもの。
クランブル特有のザクザクした食感と、甘酸っぱいラズベリージャム、これらをくれるシンプルなケーキがとても相性がよく、一切れ、もう一切れを手がのびます。
この手のお菓子には、マグでたっぷり入れた紅茶、ミルクティーがよく合う(決して上品に淹れないこと。ティーバッグで濃い目に紅茶を作り、ミルクをどぼっと入れるのが正解)。
ミルクティーの入ったマグを片手にこのトレイベイクを頬張れば、ほっこりとした気持ちになれます。
<材料(26×19cm型のトレイ1枚分)>
薄力粉……145g
アーモンドプードル……30g
ベーキングパウダー……小さじ1 1/2
バター……110g
グラニュー糖……110g
卵……2個
牛乳……大さじ2
ラズベリージャム……大さじ5
〜〜クランブル〜〜
薄力粉……50g
バター……15g
グラニュー糖……20g
<作り方(調理:45分 オーブン:45〜50分)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*トレイにバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
1. クランブルを作る。薄力粉を2度ふるう。バターを小さく切る。
2. フードプロセッサーに1の薄力粉とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
3. ボウルに移し、グラニュー糖を加え混ぜる。
4. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。
5. ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
6. 5に4のふるった薄力粉とベーキングパウダーを少し入れ軽く混ぜ、卵を2〜3回に分けて入れ、混ぜる。
7. 残りの薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜ、牛乳を加えて混ぜる。
8. 用意しておいたトレイに7の生地の2/3量を入れ、表面をならす。
9. 8にラズベリージャムを広げ、残りの生地を入れ、表面をならす。
10. 9に3のクランブルを散らす。
※クランブルを全部入れたら、トレイを軽くゆすって、全体にまんべんなく広げる。
11. 180℃のオーブンで45〜50分焼く。
12. 冷めたらトレイから外し、適当な大きさ(3×4または4×6)に切る。
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<イギリス菓子・レシピ> シナモン・ロール【Cinnamon Whirls】
http://ricorice.exblog.jp/29166746/
2020-09-20T00:00:00+09:00
2020-09-18T09:22:44+09:00
2020-09-05T00:01:55+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
日本では北アメリカやハワイの、アイシングたっぷりの甘いパン、といった印象をお持ちの方が多いのかな。
シナモン・ロールはスウェーデンで考案されたとされる、北欧でもおなじみのパン菓子。
イギリスでも、2010年ごろからでしょうか、北欧系のベーカリーが増えたのと並行して、浸透したのではないかと思います。
そのため、イギリスで見るシナモン・ロールは北欧系のもの。
私見としては、その違いは、アイシングとふわふわ具合。
アメリカのものはふわっとやわらかい生地で白いアイシングが表面にたっぷりかかっている一方で、北欧のものはパンがやわらかいといってもそこまででなく、アイシングもおだやか、比較的あっさりしている気がします。
ここで紹介するレシピも、イギリス経由北欧のシナモン・ロール。
ではありますが、イギリスのシナモン・ロール、私はいつもチェルシー・バンズを思い出すんですよね。
その歴史的背景は違いますが(っと、接点はあるのかな?)、チェルシー・バンズってシナモン・ロースのドライフルーツが入ったリッチ版、に思えて仕方がない。
ちなみに、シナモン・ロールは、英語では、シナモン・バン/Cinnamon Bun、もしくはシナモン・スウァール/Cinnamon Swirl、またはシナモン・ウァール/Cinnamon Whirl。
スウァール/Swirlは“渦巻き”、ウァール/Whirlは“(ぐるぐる回る)旋回”の意味。
渦巻き状のビスケットなど、断面を見せ、それが渦巻き状になっているものは、スウァール/Swirlまたはウァール/Whirlと呼ばれることが多いかな、と思います。
これが、英語の語感なんでしょうね。
<材料(8個分)>
〜〜パン生地〜〜
強力粉……225g+適量
インスタント・ドライイースト……大さじ1/4
塩……小さじ1/2
グラニュー糖……大さじ1
バター……25g
卵……1個
牛乳……115ml
角砂糖……10g
〜〜フィリング〜〜
バター……15g
三温糖……15g
シナモン……小さじ1
<作り方(調理:40分 発酵:1時間30分 オーブン:12分)>
下準備
*大きいボウルにバターを塗っておく。
*フィリング用のバターを室温においておく。
1. インスタント・ドライイーストと三温糖を混ぜる。牛乳は人肌程度に温める。卵をときほぐし、大さじ1は仕上げ用にとっておく。
2. 強力粉225gと塩を合わせてふるう。
3. 1の温めた牛乳を火からおろし、バターを入れる。ときどき、ゆすって、バターをとかす。
4. 2に1のインスタント・ドライイーストとグラニュー糖を合わせたものを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
5. 4のくぼみに温めた牛乳とバター、1のときほぐした卵を入れる。
6. 生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。弾力が出てきて、なめらかになるまで、5〜10分こねる。
7. 指で押してしっかり戻るようになったら、バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間、生地が約2.5倍になるまで発酵させる。
8. 天板にクッキングシートを敷く。作業台と麺棒に強力粉をふるう。
9. 7の生地ひとこね(ガス抜き)する。
10. 8に9の生地をおき、麺棒で15×30cm程度の長方形にのばす。
11. 室温でやわらかくしたバターを広げ、巻き終わりを少し残し、三温糖とシナモンを広げる。
12. 生地を巻く。
※巻き終わりを下にすると、13でカットするときにやりやすい。
13. 生地を8等分にカットする。
※最初半分、次いでその半分、またその半分と切ると等分に切れる。
14. 準備しておいた天板に、13のカットした生地をおく。
15. 暖かい場所で約30分発酵させる。
※ビニール袋にお湯を注いだマグカップと一緒に入れるとよい。
16. 角砂糖を麺棒などで砕く。
※ビニール袋などに入れてやるとよい。
17. オーブンを200℃に温める。
18. 15の表面に1でとっておいたときほぐした卵を塗り、14で砕いた角砂糖を散らす。
19. 200℃のオーブンで12分、表面に焼き色がつくまで焼く。
20. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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<イギリス菓子・レシピ> モカ・シェイク【Mocha Milkshake】
http://ricorice.exblog.jp/29116343/
2020-08-30T00:00:00+09:00
2020-08-28T21:38:17+09:00
2020-07-30T00:00:41+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
私の中で、ミルクシェイクはアメリカ〜ンな飲み物。
そしてイギリスですっかりおなじみになったグルメ(ポッシュ)バーガーで、アルコールではなくソフトドリンクを飲みたいときに注文するのがミルクシェイクです。
通常のミルクシェイクは甘さが前面に出て、私にとっては子供っぽい飲み物という印象。
そこで、甘さに苦みを加えて、大人仕様にしたいなと思ってたどり着いたのが、ダークチョコレートとインスタントコーヒーを使うことでした。
甘いは甘いのですが、苦みが加わることで、骨格がはっきりした印象です。
いつも思うのですが、インスタントコーヒーはチョコレート・フレイヴァーをキリッとさせるに、いい仕事をしてくれる、影の立役者。
私は家ではドリップコーヒーを淹れるので、インスタントコーヒーを飲むことはほとんどないのですが、こういうときのために利用しています。
<材料(2〜3人分)>
ダークチョコレート……30g
インスタントコーヒー……小さじ1
牛乳……125ml+125ml
アイスクリーム……適量
<作り方(調理:12分 冷まし:1〜2時間)>
1. ダークチョコレートを粗く刻む。
2. 鍋に牛乳125mlを入れて火にかけ、温める。
3. ジャグに1の刻んだダークチョコレートとインスタントコーヒーを入れる。
4. 3に2の温めた牛乳を注ぎ、かき混ぜて、ダークチョコレートとインスタントコーヒーをとかす。
5. 4が冷めるまで1〜2時間おいておく。
6. 5が冷めたら牛乳125mlとアイスクリーム2すくい(約60g)を入れ、ブレンダーで混ぜる。
7. 6をグラスに注ぎ、アイスクリームを軽くすくっておく。
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<イギリス菓子・レシピ> ビスケット・ケーキ【Biscuit Cake】
http://ricorice.exblog.jp/29106476/
2020-08-23T00:00:00+09:00
2020-08-22T18:27:47+09:00
2020-07-23T00:01:17+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
今の私からは信じられないことですが、子供の頃はテレビっ子でした。
小学校3年生の春休みからだったかな、『ザ・ベストテン』を観るようになったのは。
初めて観た回は、西城秀樹のYMCAが9999点の満点で1位を獲得したとき。
で、この『ザ・ベストテン』、黒柳徹子や出場歌手がときどき料理や菓子を振舞うことがあり、
石野真子が「春ラ!ラ!ラ!」で初登場の時にクッキー持参でやって来て、いやぁ、多忙なのに大変だなぁ、と思ったり、
河合奈保子が得意料理(?)を作ります、といって、それがちくわにキュウリを入れたもので「おいおい、それは料理じゃないだろっ!」とつっこみを入れたり。
そんな中、黒柳徹子が作っていたのが、このケーキ。
登場したのは、一度や二度ではなかった記憶です。
『ポルトガル菓子図鑑』(自著『イギリス菓子図鑑』のシリーズ)という本のダイレクションをしたときに、マリー・ビスケットを使うものが多く、そこで鮮やかに思い出されたのは、黒柳徹子が『ザ・ベストテン』で作っていたこのケーキ。
素直に生クリームでもいいのだけれど、ちょっと手を加えて、アールグレイの香りを加え、チョコレート味に仕上げました。
イギリス王室の方々がお好きなチョコレート・ビスケット・ケーキも、市販のビスケットを利用した、オーブン不要のお手軽ケーキ。
チョコレート・ビスケット・ケーキの場合は、全体をかためるのはチョコレートですが、このビスケット・ケーキの場合は生クリーム。
チョコレート・ビスケット・ケーキがドンとしたケーキなら、ビスケット・ケーキはふわりと柔らかい味わい。
簡単なケーキですが、ポイントは2つ。
作ったミルクティーにビスケットをくぐらせるときは素早く。
そうしないと、すぐにふにゃふにゃして、扱いづらくなります。
もうひとつのポイントは、ケーキを切るときは、包丁を斜めに入れること。
そうすることできれいな断面が現れますよ。
<材料(1本分)>
マリービスケット ……20枚
牛乳……45ml
湯……45ml
生クリーム……150ml
グラニュー糖……大さじ1
ダークチョコレート……50g
アークグレイ(ティーバッグ)……1個
<作り方(調理:30分 冷蔵:1時間以上)>
1. ティーポットにアールグレイのティーバッグをおき、湯を注ぎ、ふたをして蒸らし、紅茶を作る。
※3〜5分かけて抽出させるとよい。
2. 牛乳をわかす。
3. 2の牛乳を沸騰直前に火から下ろし、1に加え、ふたをして蒸らす。
4. 湯煎の準備をする。鍋に水を入れ火にかける。
5. ボウルにチョコレートを割り入れ、4の鍋にのせ湯煎でとかす。
6. ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れ、8分立てにする。
7. 6に5の湯煎でとかしたチョコレートを加え、混ぜる。
8. ラップを広げる。
9. 3のミルクティーをボウルに入れる。
10. 9のミルクティーにビスケットをくぐらせ、ビスケットに7のチョコレートクリームをスプーンで広げ、8のラップの上に重ねながらおく。
11.最後の1枚のビスケットは何もつけずに重ねる。
12. 余ったクリームで全体を覆い、ラップで包み、冷蔵庫で1時間以上冷やしかためる。
※パウンド型などに入れると、ほかの食品にぶつけたり当たったりする心配が軽減できる。
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<イギリス菓子・レシピ> ニンジンとヒヨコ豆のベイク【Carrot and chickpea Squares】
http://ricorice.exblog.jp/29037543/
2020-07-05T12:00:00+09:00
2020-07-04T12:02:45+09:00
2020-06-05T00:00:49+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
こういう甘いものもいいなぁ。
生地を作って、天板に入れて、オーブンで焼く、イギリスでおなじみのトレイベイクですが、小麦粉を使わなければ砂糖も使わない。バターも使わないのが、これ。
でも甘さはあり、コクもあリます。
生地のメインとなるのは、ヒヨコ豆とニンジン。甘さはドライフルーツで。
つなぎに卵を使い、そしてこれがもしかしていちばん大事かな、と私が感じるのがスパイス類です。
シナモンやジンジャー、そしてバニラエッセンスがいい仕事をしてくれます。
しっとりとしたおいしさがあり、少量でも満足感が得やすいお菓子です。
このレシピに関わらず、ヒヨコ豆に限らず、豆もこうして甘いものに使うことに、私は大きな可能性を感じています。
ドライフルーツも然り。日本でデーツが入手しやすいと、いろいろ試作ができそうだけれど、いや、待てよ、干し柿が使えるんじゃないかな。
これからいろいろ試してみよう!
<材料(26×19cm型のトレイ1枚分)>
ニンジン……180g
ヒヨコ豆缶……1缶(400g/正味240g)
ミックスドライフルーツ……75g
卵……1個
重曹……小さじ1/2
シナモン……小さじ2
ドライジンジャー……小さじ1/2
バニラエッセンス……2〜3滴
<作り方(調理:25分 オーブン:35〜40分)>
下準備
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
1. ヒヨコ豆缶の水気を切る。
2. ニンジンは皮をむき、おろす。
3. 2のニンジン以外の材料をフードプロセッサーに入れて回す。
4. 3をボウルにあけ、2のニンジンのおろしたものを加えて混ぜる。
5. 4の生地をトレイに入れ、表面をならし、180℃のオーブンで35〜40分焼く。
6. 十分に冷めたらトレイから外し、適当な大きさ(3×4または4×6)に切る。
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<イギリス菓子・レシピ> 簡単ジンジャービア【Easy Ginger Beer】
http://ricorice.exblog.jp/29025588/
2020-06-28T00:00:00+09:00
2020-05-29T08:54:05+09:00
2020-05-28T00:01:06+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
ジンジャービアを聞いたことがありますか。
日本語風にいうと、ジンジャービールとなり、ジンジャーエールの原型とされる飲み物で、ジンジャーエールよりも甘くショウガも強め、やや濁った黄色い色をしています。
通常、ジンジャービアはショウガと糖分を発酵させて作ります。
発酵にはイーストを用い、ベットボトルを利用して作るのが一般的です。
このとき、発酵でシュワシュワとした炭酸と同時に、多少ではありますがアルコールも生まれます。
なので、ビア(ビール)という名前がついている、というわけです。
通常ジンジャービアは発酵の工程をとるので、作る量や気候条件などにもよりますが、家庭で飲む分で1日程度かかります。
そこまで待てない! 作ってすぐに飲みたい! というわけで作成したのがこのレシピ。
発酵をとらず、炭酸は炭酸水を使うことで代用しました。
アルコール発酵もないので、お酒が苦手な方や子どもでも安心して飲めますよ。
ちょっともさもさするような飲み口も素朴でまたよし。
真夏、というよりも、これから夏に向かう初夏のような陽気の日に楽しみたいドリンクです、
ちなみに、4でこして網に残ったショウガとレモンは、私はお湯で割っては蜜を入れて飲んだり、そのまま食べたりしています。
エキスはジンジャービアで使うとしても、なんだかもったいないし、これはこれでおいしいんですよ。
<材料(4人分)>
ショウガ……100g
レモン……1個
三温糖……80g
水……300ml
炭酸水……1ℓ
<作り方(調理:30分)>
1. ショウガは皮をむき、粗く切る。ジャーに入れる。
2. レモンは皮ごと粗く切る。タネをとり、汁も残さず1のジャーに入れる。
3. 2に水を入れ。ブレンダーで回す。
4. 3を網でこしながら、小鍋に入れる。
※しっかりこす。
5. 4に三温糖を加えて、中火にかける。
※沸騰させない。
※ときどきかき混ぜる。
6. 三温糖がとけ、ざらっとした感じがなくなり、透明感が出てきたら、火から下ろす。
7. 6が冷めたら冷蔵庫で冷やす。
8. 飲む直前に炭酸水と合わせ、グラスに注ぐ。
** 絶賛、発売中です **
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<イギリス菓子・レシピ> 平パン【Flatbreads】
http://ricorice.exblog.jp/29013574/
2020-06-21T00:00:00+09:00
2020-05-28T16:24:12+09:00
2020-05-20T00:00:46+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
平たいから、平パン。
でも、今では英語の呼び方のフラットブレッドの方が日本でも通りがいいかもしれませんね。
パンを作るとなると発酵してオーブンで焼いて、ですが、この平パンの場合は、どちらも不要。
シンプルな材料で生地を作り、6等分して、形を整え、フライパンで焼くだけ。
クイックブレッドの極みともいえます。
このレシピでは、ごくシンプルなものを紹介していますが、仕上げにとかしバターを塗ってもよし、生地にコリアンダーシートやゴマ、みじん切りにしたニンニク、イタリアンパセリやバジルなどのハーブ刻んで混ぜてもおいしくできます。
合わせる食べ物は、カレーやフムスなどのディップがベスト。
サラダやスープと一緒に、ランチにするのもオススメです。
<材料(6枚分)>
強力粉……200g+適量
塩……小さじ1/4
水……115ml
オリーブオイル……大さじ1 1/2+適量
<作り方(調理:25分 フライパン:25分)>
1. 水を人肌程度に温める。
2. 強力粉200gと塩を合わせてふるい、真ん中にくぼみを作る。
3. 2のくぼみに、1の人肌程度に温めた水とオリーブオイル大さじ1 1/2を注ぐ。
4. 3を5分こねる。
5. 生地を6等分にする。
6. 作業台に強力粉をふるい、5の分割した生地をおき、5mm程度の厚さ、直径10cm程度の円形に広げる。
7. フライパンにオリーブオイルを引き、中火にかける。
8. フライパンが温まったら、片面2分ずつ焼く。
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<イギリス菓子・レシピ> モルテン・チョコレート・ケーキ【Molten Chocolate Cakes】
http://ricorice.exblog.jp/28972385/
2020-06-07T00:00:00+09:00
2020-05-11T13:56:37+09:00
2020-05-06T00:00:38+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
フォンダン・ショコラという方が通りがいいかもしれません。
スフレを思わせるふわふわの生地を割ると、中からトロトロのチョコレートが現れるのが、モルテン・チョコレート・ケーキです。
フォンダン・ショコラ、正確にはフランス語でフォンダン・オ・ショコラはFondant au Chocolatと綴り、fondantは“とける”という意味の動詞 fondreから派生した名詞で、“とろけるチョコレート(ケーキ)”といったニュアンスでしょうか。
英語では、このフランス語の意味をおきかえたような言葉が使われ、このチョコレート・デザートのことをMolten Chocolate Cakeと呼びます。
moltenとは“とける”を意味する動詞、meltの過去分詞。
なので、Molten Chocolate Cakeは“とろけるチョコレートケーキ”という意味になります。
別名でLava Cakeと称されることもあり、直訳すると“溶岩のケーキ”。
中がとろとろで、見た目が黒いことが生の由来でしょうが、おいしそうに感じられないのは、私だけでしょうか。
Chocolate Lava Cake、Molten Lava Chocolate Cake、Molten Chocolate Lava Cakeと呼ばれることもあります。
作るときの大きなポイントは、オーブンに入れすぎないこと。
長い時間オーブンに入れると、中のとろとろがかたくなってしまうので、注意を。
食べるときはそのままでもよし、アイスクリームを添えたり、シングルクリーム(生クリーム)やラズベリーソースをかけたりしても、おいしくいただけます。
<材料(マフィン型4個分)>
薄力粉……40g
グラニュー糖……40g
卵……2個
バター……20g
ダークチョコレート……80g
<作り方(調理:25分 オーブン:20分)>
下準備
*マフィン型にケースをおく。
*オーブンを180℃に温めておく。
1.湯煎の準備をする。鍋に水を入れ火にかける。
2. ボウルにバターを入れ、チョコレートを割り入れる。
3. 1の鍋が沸騰したら火からおろし、2のボウルをのせ、バターとチョコレートを湯煎でとかす。
4. 薄力粉は2〜3度ふるう。
5. ボウルに卵とグラニュー糖を入れ、もったりし白っぽくなるまで泡立てる。
※ある程度の幅でひらひらとリボン状に落ちるぐらいが目安。
6. 5に3を入れて、混ぜる。
7. 6に4のふるった薄力粉を加えて、混ぜる。
8. 7を準備しておいたマフィン型に入れ、180℃のオーブンで10分焼く。
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<イギリス菓子・レシピ> アールグレイ・ビスケット【Earl Grey Tea Biscuits】
http://ricorice.exblog.jp/28951944/
2020-05-24T00:00:00+09:00
2020-04-26T21:00:39+09:00
2020-04-23T00:00:45+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
告白すると、紅茶として飲むときに、アールグレイはあまり好みではありません。
メーカーによって香りが随分違うし、イギリスなのかオリエンタルなのか、なんだかどっちつかずで、一緒に食べるものを限定するなぁ、と感じているから。
とはいえ、たま〜に恋しくなって、食事やお菓子と一緒の場合は薄くして、アールグレイが主張しないようにして飲むことはあります。
ちなみに私が好きだったアールグレイはジャクソン/Jacksonsでした。
湯気とともに立ち上る香りがなんとも上品で、東洋と西洋のバランスもよく、茶葉で淹れて飲むのは、しばしの上質な時間でした。
1990年頃か、ジャクソンはトワイニングと合併し、私は通常は茶葉で紅茶を飲まないこともあり、アールグレイを飲むことがすっかり縁遠くなってしまいました。
そんな感じのアールグレイとのつきあいなので、今では滅多に飲まないものの、お菓子に使うとなると、俄然アールグレイがいいんですよね。
飲み物として飲むときは個性が強い香りも、お菓子のフレイヴァーにするにはちょうどいい。
そして、茶葉よりもティーバッグの方が扱いやすい。
なわけで、アールグレイのティーバッグは常備している次第です。
このビスケットもアークグレイをきかせたもの。
シンプルな材料にアールグレイが加わるだけで、ぐっとリッチな印象になります。
作るときに冷蔵庫で生地を休ませますが、食べる量だけを焼き、残った分は、または多めに生地を作っておいて、冷凍庫保管でもよし。
食べたいときに冷凍庫から取り出し、スライスして焼けばOKです。
<材料(40〜50枚)>
薄力粉……150g
アールグレイ(ティーバッグ)……小さじ1(1バッグ分)
バター……85g
グラニュー糖……45g
<作り方(調理:40分 生地の休ませ:1時間以上 オーブン:12〜15分×2〜3回)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
1. アールグレイはティーバッグから取り出し、薄力粉と合わせて、2〜3度ふるう。
2. ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
3. 2に1のふるった薄力粉とアールグレイを入れて混ぜる。
4. 作業台にラップを広げる。
5. 3の生地を4のラップの上におき、ラップをかぶせ、直径3cmの円柱にまとめる。
6. ラップでくるみ、冷蔵庫で1時間以上休ませる。
7. 天板にクッキングシートを敷く。オーブンを180℃に温める。
8. 6の生地を5mmほどの厚さに切り、天板に並べる。
9. 180℃のオーブンで12〜15分焼く。
10. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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<イギリス菓子・レシピ> ダルゴナ・コーヒー【Dalgona Coffee】
http://ricorice.exblog.jp/28931765/
2020-05-10T00:00:00+09:00
2020-05-05T20:46:17+09:00
2020-04-10T00:00:51+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
2020年春のヒットドリンクといえばこれでしょう!
韓国発のアレンジコーヒーで、ソーシャルメディアで世界中に広がりました。
私自身、イギリスのオンラインメディアで賑わっていたので、知った次第です。
そのダルゴナ・コーヒー、牛乳に泡立てたふわふわのコーヒーをのせたもので、見た目や食感が新鮮なカフェオレといったところでしょうか。
余談ですが、2020年3月だったか4月だったか、清水ミチコさん(大好き!)がラジオ番組で不安定なご時世には、「パンとかトイレットペーパーとか、白くてふわふわしたものが求められる」とおっしゃっていました。
新型コロナウイルスで世界的なおこもり生活の中でヒットしたこのドリンク、そういう心理も影響しているのかなぁ、と思ってみたりしています。
このあたり、探ってみたいですね。
ダルゴナ・コーヒーを作るときのポイントは、インスタントコーヒーを使うこと。
少しの水量を泡立てるので、淹れたコーヒーではNGなのです。
そして水ではなく湯を使うこと。
そうしないと、インスタントコーヒーもグラニュー糖がとけないので、ね。
本来は、インスタントコーヒー、グラニュー糖、湯が同比率とされていますが、普段コーヒーをブラックで飲む私には、甘みが強い。
なので、グラニュー糖の量を減らしています。
甘いものがお好みの方はグラニュー糖も大さじ1にしてください。
泡立てる際のボウルは大きなものを。
少量を泡立てるときって、飛び散りがちなんですよね。。。
ここでは1人分の分量で紹介していますが、泡立てだけを考えたら、2人以上の分量が作りやすいです。
牛乳は冷たいままで使っていますが、温めてホットドリンクにしてもOK。
その日のお天気や気分でお好みでどうぞ。
そうそう、ダルゴナ・コーヒーのダルゴナは韓国伝統菓子のひとつで、カルメ焼き、カラメル、のようなお菓子のこと。
ですが、ダルゴナ・コーヒーにダルゴナは使いません。
ダルゴナ・コーヒーの泡立ったコーヒーが、カルメ焼きのふわふわ膨れる見た目に似ていることが、名前の由来のようです。
<材料(1人分)>
インスタントコーヒー……大さじ1
グラニュー糖……小さじ2
湯……大さじ1
牛乳……200〜250ml
<作り方(調理:5分)>
1. ボウルにインスタントコーヒー、グラニュー糖、湯を入れる。
2. 1を角が立つまでしっかり泡立てる。
3. グラスに牛乳を注ぐ。
4. 3に2をのせる。
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<イギリス菓子・レシピ> シナモン・ケーキ【Cinnamon Cake】
http://ricorice.exblog.jp/28900470/
2020-04-19T00:00:00+09:00
2020-04-18T23:11:26+09:00
2020-03-21T00:00:41+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
ティータイムにぴったりのケーキ。
合わせる飲み物は、イギリス人のようにミルクティーでもコーヒーでも合います。カフェオレでも煎茶でもよし。
ケーキがやわらかい甘さと食感があるので、飲み物は濃いものではなく、やさしいものの方がよさそうです。
ケーキのふんわりとした甘さは牛乳をたっぷり使うから。
ふわふわのケーキではないけれど、食感がしっとりとやさしいのはそのためです。
ポイントは、トッピングのグラニュー糖とシナモンを合わせたシナモンシュガー。
ジャリジャリした食感がいいアクセントです。
ケーキ自体は甘さはやや控え目ですが、ちゃんと甘さを感じるのはトッピングのシナモンシュガーが主張するおかげです。
トッピングのとかしたバターは、いわば接着剤。
ケーキにシナモンシュガーをうまくつなげるために、とかしたバターを塗ってからふりかけます。
ケーキ自体も粗熱がとれたら型から外して、温かいうちにトッピングをするのが、シナモンシュガーはほどよくくっつくコツです。
<材料(直径18cmのケーキ型1個分)>
バター……55g
グラニュー糖……90g
卵……1個
薄力粉……185g
ベーキングパウダー……小さじ2
牛乳……175ml
バニラエッセンス……2〜3滴
〜トッピング〜
バター……10g
グラニュー糖……10g
シナモン……小さじ1/2
<作り方(調理:40分 オーブン:40〜45分)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*型にバター塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
1. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。
2. ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
3. 2に1のふるった薄力粉とベーキングパウダーを少し入れ軽く混ぜ、卵を2〜3回に分けて入れ、混ぜる。
4. 3に残りのふるった薄力粉とベーキングパウダー、牛乳、バニラエッセンスを入れて混ぜる。
5. 4の生地を用意しておいた型に入れ、表面をならす。
6. 180℃のオーブンで40〜45分焼く。
7. トッピングを作る。バターはとかす。グラニュー糖とシナモンを混ぜる。
8. オーブンから取り出したケーキは型に入れたまま10分そのままにしておき、その後型から網の上に出す。
9. ケーキが温かいうちにトッピングをする。7のとかしたバターを表面に塗り、グラニュー糖とシナモンを合わせたものを広げる。
※最後は手でまんべんなく広げるとよい。
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<イギリス菓子・レシピ> ミリオネア・ショートブレッド【Millionaire Shortbread】
http://ricorice.exblog.jp/28876132/
2020-04-05T00:00:00+09:00
2020-04-05T19:52:31+09:00
2020-03-05T00:00:49+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
日本語にすると“億万長者のショートブレッド”。
なんとも大仰な名前ですが、見て、そして食べてみて納得!
というのも、ショートブレッド、カラメル、そしてチョコレートが層になった、なんともリッチなショートブレッドだから。
ミリオネア・ショートブレッドは特徴であるこの層を作るのに、それぞれの層を重ねたときに、冷めるのを待つ必要があり、手間自体はさほどかからないものの時間がかかるので、気持ちに余裕がないとなかなかとりかかれない。
イギリスではコーヒーショップやベイクショップでもおなじみですが、自分で作ると、カラメルの濃度やチョコレート(ダークかミルクか)が好みにできるので、作った後は、いつも、自分が作るのが一番!と自画自賛してしまう代物です。
チョコレートは、私はそちらが好みなのでダークチョコレートを使いますが、ミルクチョコレートでも可。
カラメルを作るのはおっかなびっくりな部分があり、絶えず鍋底からかき混ぜても、ちょっと色づく部分が出てきてしまいますが、そこは気にせず。
飴色になる前に引き上げるので、ある程度は仕方ない、チョコレートで覆うから、ぐらいのおおらかな気持ちで大丈夫です。
このミリオネア・ショートブレッド、別名をカラメル・ショートブレッドと呼びます。
レシピや店頭ではミリオネア・ショートブレッドの名称で見ることが圧倒的ですが、カラメル・ショートブレッドと呼ぶ人にお目にかかったことは少なくなく、ミリオネアよりもカメラルの方が言葉が短く言いやすいからなのかなぁ、と思ったりしています。
<材料(16個分/21×21cm型のトレイ1個分)>
薄力粉……175g
バター……110g
グラニュー糖……35g
チョコレート……150g
〜〜カラメル〜〜
練乳……240g
バター……30g
三温糖……大さじ2
<作り方(調理:1時間 オーブン:20分)>
下準備
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを170℃に温めておく。
1. 薄力粉は2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。
2. フードプロセッサーに1の薄力粉とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
3. 2をボウルにあけ、グラニュー糖を入れ、小さなパレットナイフ/ナイフなどを使って軽くかき混ぜ、手で生地をまとめる。
4. 準備しておいた型に3のショートブレッド生地を入れ、表面を平らにならす。
※ショートブレッド生地は四隅、ふちから少しずつ入れ、すべて入れたら、手でならし、その後、ティースプーンの背を使ってならすときれいにできる。
5. 170℃のオーブンで約20分、表面に焼き色がつくまで焼く。
※焼きすぎないように注意。
6. 焼き上がったらそのままの状態で冷ます。
※型から出さない。
7. カラメルを作る。練乳、バター、三温糖を鍋に入れ、弱火にかけ、混ぜ合わせる。
8. 沸騰したらとろ火にし、さらに3分火にかける。
※絶えずかき混ぜる。
9. 6のショートブレッドに流し入れ、全体を覆う。
10. 9のカラメルが冷めたら、湯煎の準備をする。 鍋に水を入れ火にかける。
11. ボウルにチョコレートを割り入れる。
12. 10の鍋が沸騰したら火からおろし、11のボウルをのせ、チョコレートを湯煎でとかす。
13. 9に12のチョコレートを流し入れ、表面を平らにならす。
14. 冷めたらクッキングシートごと型から外し、適当な大きさ(4×4)に切る。
※このとき、お湯で絞った布巾を用意し、ときどき包丁をふきながら切るときれいに切れる。このとき布巾はあまりきつく絞らないこと。
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<イギリス菓子・レシピ> ナン【Naan Breads】
http://ricorice.exblog.jp/28846839/
2020-03-15T00:00:00+09:00
2020-03-09T20:48:42+09:00
2020-02-15T00:00:28+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
日本でもすっかりおなじみになったナン。
カレー屋やインド料理店で食べる機会が多いかと思います。
その歴史的背景から、ナンはイギリスでもよく食べられます。
スーパーマーケットでも購入できます。
イギリスでナンはNaan breadと綴り、ナァン・ブレッドと発音されます。
よそからとりいれたものはそれが何かわかるように、breadを伴うのが、イギリスらしい。
そして、ナンではなくナァンと呼ぶので、ご注意を。
ナンはもともとはペルシャ語でパンを意味する言葉で、インド、パキスタン、アフガニスタンなどに広がったとか。
英語の文献に登場するのは、19世紀初頭だったようです。
そしてnanと綴りますが、naanという表記が1979年に確認されており、以降、英語圏ではこちらの方が一般的になりました。
ナンを作るときは、本来はギーを使いますが、ここではバターで代用。
生地に入れるだけでなく、焼き上がりにも塗ります。
そして焼き立てを食べるのが、らしいかな、と思います。
私のレシピはごくシンプルな生地を焼いてバターを塗ったものですが、ナイジェラシード、ポピーシード、ゴマなどをふりかけて焼くと、風味がぐっと増します。
コリアンダーの葉やニンニクを刻んで散らして焼くのもおすすめです。
<材料(6枚分)>
強力粉……225g+適量
インスタント・ドライイースト……大さじ1/4(小さじ1弱)
塩……小さじ1/2
グラニュー糖……大さじ1/2
バター……7.5g+10g
無糖ヨーグルト……大さじ3
水……100ml
<作り方(調理:35分 発酵:1時間 オーブン:10分×2回)>
下準備
*大きいボウルにバターを塗っておく。
1 水を人肌程度に温める。バター7.5gは小鍋でとかす。強力粉225gと塩を合わせてふるう。インスタント・ドライイーストとグラニュー糖を混ぜる。
2. 1の粉類にドライイーストとグラニュー糖を合わせたものを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
3. 2のくぼみに、1の人肌程度に温めた水、とかしたバター、無糖ヨーグルトを入れる。
4. 生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。
5. 弾力が出てきて、なめらかになるまで、5〜10分こねる。
6. バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間発酵させる。
7. オーブンを220℃に温める。天板にクッキングシートを敷く。
8. 6の生地をひとこね(ガス抜き)し、生地を6等分にする。
9. 作業台に強力粉をふるい、8の分割した生地をおき、5mm程度の厚さの涙形に広げる。
10. 天板に並べ、220℃のオーブンで10分、表面に焼き色がつくまで焼く。
11. バター10gは小鍋でとかす。
12. 焼き上がったら熱いうちに、11のとかしたバターを塗る。
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<イギリス菓子・レシピ> アメリカン・パンケーキ【American Pancakes】
http://ricorice.exblog.jp/28749460/
2020-02-16T00:00:00+09:00
2020-01-27T20:40:35+09:00
2019-12-15T00:00:53+09:00
ricoricex
イギリス菓子・レシピ
昨今、日本でイメージされるパンケーキはふわふわで厚さがあり、たっぷりのトッピングを施したものかな、と思いますが、イギリスのそれはクレープを思わせる薄いもの。
くるくるとまき、粉糖をふり、レモンを添えるのが一般的です。
では、ふわふわのパンケーキがないのか、というとそういうことはありません。
思いっきり厚くってデコレーションを、ということはないのですが、それでも厚みがありふんわり食感のものはアメリカがルーツのパンケーキとして認識されていて、イギリスのパンケーキと区別する意味で、このタイプのパンケーキは、イギリスではアメリカン・パンケーキと呼ばれます。
このアメリカン・パンケーキに合うのは、メイプルシロップ。
たっぷりかけていただくのがおすすめです。
さらにカリカリベーコンを添えれば、いっそう“らしい”。
生地を作るときは粉っぽさがなくなり、なめらかになるまで混ぜるのがポイント。
ただし、混ざりすぎると生地がかたくなるので、全体的にほぼ混ざったかな、ぐらいでとどめるといいでしょう。
<材料(4枚分)>
薄力粉……100g
ベーキングパウダー……小さじ1
卵……1個
牛乳……125ml
グラニュー糖……大さじ1
サラダ油……適量
<作り方(調理:10分 フライパン:約20分)>
1. 薄力粉とべーキングパウダーを合わせて2〜3度ふるい、ボウルに入れる。卵をときほぐす。
2. 1のボウルにグラニュー糖を加え、混ぜ合わせ、くぼみを作る。
3. 2のくぼみに1のときほぐした卵を入れ、牛乳を注ぎ、混ぜ合わせる。
4. フライパンに薄くサラダ油をひいて温め、生地をおき(直径10cm程度が目安)、弱めの中火で3分焼く。
5. 生地にぶくぶく気泡ができ始めたらひっくり返し、3分焼く。
6. 4〜5の作業を繰り返す。
※焼き上がったパンケーキはキッチンタオルをはさんで重ねていくと冷めにくい。
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