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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:映画( 14 )



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2017年1月22日(日)、スコットランド・エディンバラでワールド・プレミアが行われ(その様子はこちら(↓))、

Stars appear at Trainspotting sequel premiere
http://www.bbc.com/news/uk-scotland-edinburgh-east-fife-38710168


そして、いよいよ今週末、本国イギリスでは2017年1月27日(金)に公開される
映画『T2: トレインスポッティング 2/Trainspotting 2』。

文字どおり、20年ほど前に公開され世の中を席巻した『トレインスポッティング/Trainspotting』の続編です。


トレインスポッティング』は映画そのものも、なんだけれど、この映画を観たシチュエーションが強烈に記憶に残っていて、それは1996年6月。初渡英で、現地のイギリス人の友人宅に数日滞在したとき。
「サイコーにおもしろい映画があるから、行こう!」と連れていってもらったのがコレでした。
前情報がほとんどないなか、映像と音楽の疾走感と時代の切り取り方とあまりのスコットランドなまりにやられてしまったワタクシ。

このインパクトの大きさは私だけではなかったようで、
その後、多かれ少なかれ、『トレインスポッティング』に影響を受けた映画が多数誕生しています。

そんなわけで、2016年4月7日(木)づけのイギリスの音楽メディア、NMEにあったのはこんな記事。
折りにつけ、FBで何度かシェアされました。

『トレインスポッティング/Trainspotting』なくしては誕生しなかった(であろう)映画10本
Trainspotters: Ten Movies That Wouldn’t Have Been Made Without ‘Trainspotting’
http://www.nme.com/blogs/nme-blogs/trainspotters-ten-movies-that-wouldn-t-have-been-made-without-trainspotting-9655


そこでピックアップされたのは、以下の10本の映画です。

01. 『ツイン・タウン/Twin Town』(1997)
02. 『24アワー・パーティー・ピープル/24 Hour Party People』(2002)
03. 『アシッドハウス/The Acid House』(1998)
04. 『ヒューマン・トラフィック/Human Traffic』(1999)
05. 『家族のかたち/Once Upon A Time In The Midlands』(2002)
06. 『フットボール・ファクトリー/The Football Factory』(2004)
07. 『アウェイデイズ/Awaydays』(2009)
08. 『フル・モンティ/The Full Monty』(1997)
09. 『ザ・ビーチ/The Beach』(2000)
10. 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ/Lock, Stock And Two Smoking Barrels』(1998)


このなかで私がダントツに好きなのは、02の『24アワー・パーティー・ピープル』。


なんせ、マッドチェスターの洗礼を受けてますからねぇ、私。
この映画で取り上げられているのは、1980年代のマンチェスターの音楽シーンを牽引した、ファクトリー・レコード/Factory Records。ニュー・オーダーがいたレーベルといえばいいかな。
もうね、ビジネスとしてはまったくダメダメなんですよ、ファクトリー・レコード。

でもね、レコードのみならずハシエンダ(クラブ)とか本社屋とか、訴訟問題にまで、ファクトリー・レコードが携わった作品はナンバリングして作品番号をつけていく、とか、それこそニュー・オーダーのアルバム・ジャケットを手がけていたピーター・サヴィルの斬新でシャープなグラフィックデザインとか、レーベルの創造性ってものに、そりゃもう刺激を受けまくったわけです。


トレインスポッティング』にベグビー役で出演のロバート・カーライル。
1996年の公開時、前述したようになにも前知識なく観に行ったので、最初、ロバート・カーライルだってわからなかったんですよ。
好きなタイプの役者かどうかって訊かれるとそうでもないのだけれど、うまいなぁ、って唸っちゃいます。

いい役者だなぁ、って認識したのは、ケン・ローチの『リフ・ラフ/Riff Raff』(1990)で。
やるせなさと怒りをこんなふうに表現できるのか、ってね。

1990〜2000年代って、ロバート・カーライルって映画によく出ていて、上記リストでも
05の『家族のかたち』、08の『フル・モンティ』に出演しています。
ほかにも、『アンジェラの灰』とかね(これはエミリー・ワトソンがよかったな)




私、家で映画を観るのが得意じゃなくって(理由は集中できないから)、
なので、観ている映画って映画館で体験したものがほとんどなのですが、私が20代のとき、1990年代の東京は、現在のようにシネコンの時代じゃなくって、まだちょこちょこ名画座が残っていたり(見る見るうちに減っていったけれど)、ミニシアターも頑張っていたり、それらにわざわざ遠出するほどの距離でなくふらっと行けるところに住んでいたことは、私にとって幸せなことだったのかもしれません(シネコン育ちはそれはそれで、家観賞もそれはそれで、よさや適性があるのは言うまでもないのですが、タイミングと適性という意味でね)。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ


○『T2: Trainspotting 2(トレインスポッティング 2)』に登場する曲はコレ!(かも) → http://ricorice.exblog.jp/25151309/
○ユーロ2016フランス、ですよ〜! → http://ricorice.exblog.jp/24442438/




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by ricoricex | 2017-01-25 12:00 | 映画

うちにはテレビをおいていないこともあって、ラジオはよく聞く。
radikoでAMを聞くこともあれば、iPlayerでBBCを聞くこともある。後者の方が多いかな。
BBCはメインチャンネルのほかローカル局も、1カ月前だか30日前まで遡って聞け、好きな番組をリアルタイムできけないことも多いので、非常に助かっている。

そんなわけで、いつものようにBBC を聞いていたら(このときはBBC 6 Musicの某番組)、レディオヘッドのno surprise
が流れてきて、パブロフの犬のごとく思い出したのが、映画『スパニッシュ・アパートメント』。

スパニッシュ・アパートメント [DVD]

(余談ですが、レディオヘッドのSpectreはいいねっ! 昨年暮れ、クリスマスプレゼントのごとく、SoundCloudに未発表曲「Spectre」を無料公開。そう、映画『007 スペクター』のお蔵入りになったヤツね。曲だけでいうと、SSのより、レディオヘッドの方が断然好み!)

これ、あるフランス人の男の子がバルセロナの大学院で勉強することになって、そこでヨーロッパ中から集まって来た学生たちとハウスシェアし、その姿を描いたもの。
レディオヘッドのno surpriseはその中で使われているのです。
ちょっと切ないような、ちょっとやるせかたないような、モラトリアムなニュアンスが漂っているのです。

で、この映画『スパニッシュ・アパートメント』。
私、好きでねぇ。
これ見ると、あ〜、ヨーロッパでもう一回学生やりたい!と切に願うのです。
実際にイギリスで体験した学生生活やフラットシェアって必ずしも楽しいことばっかりじゃないし、むしろそのまっただ中はつらいことが山のようにあるんだけど、それも含めて経験としてはすご〜〜〜くよかった!
つらいことって何かっていうと、要は、自分にとって異質なものとどう折り合いをつけるか、ってことなんだよね、言葉にしろ、人間関係にしろ。


で、この映画『スパニッシュ・アパートメント』。
主人公フランス人のハウスメイトになるのは、スペイン人、ベルギー人、イタリア人、ドイツ人、デンマーク人、そしてイギリス人。
それぞれの国のステレオタイプをすり込みながら、それぞれのキャタクターを作り出しています。

たとえば、イギリス人に「紅茶飲む?」って言わせたり、フランス人に対してフロッグ(カエル)野郎ってつぶやいたり、ドイツ人を杓子定規だねって言ったり、ね。
でも、「みんなっていうけど、あんたは何人のスペイン人を知ってるの?」って言わせるシーンも用意されていて、そう、ある人にとって奇異に映ることって、出身国の違いもあるけど、その人のキャラクターによることも大きいわけで、ちゃんとそういうことを織り込むあたり、上手だなぁ、と思うのです。

私がイギリスで学生していたときも、クラスにはヨーロッパからの生徒が多くいて、国も各人の個性もさまざまで、ユーロ(サッカーのヨーロッパ選手権)の間は特ににかしましかった(同じ年に開催されるオリンピックはただのいちニュースって感じで、別段熱狂さは感じられなかったんだけど。前のめりで国を応援するという意識は希薄なんじゃないかな。あくまで、好きなスポーツ&選手を応援なんだよね)。
それぞれが我が道を行く、って感じだったんだけど、唯一、ヨーロッパ人が意見の一致をすることがあって。。。それは、さもありなん、でした。。。


で、この映画『スパニッシュ・アパートメント』。
これまで経験がなく、これから外国でフラットシェアするとか、外国人留学生を受け入れるとか、それこそAirbnbを始めるって方は見といて損はない!と断言します。
日本人が考えるプライヴァシーの概念の違いや、他人との距離のとり方など、もしかして体験する前だとピンとこないかもしれないけれど、後で、そうそう!と思うことがたくさん描かれています。


にしても、あ〜、もう1回ヨーロッパで学生やりたいな!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○「スパニッシュ・アパートメント」 → http://ricorice.exblog.jp/5581963/




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by ricoricex | 2016-01-18 12:00 | 映画

SF映画・トップ100


おおお〜、これはっ!
2014年7月22日(火)づけのロンドンの情報メディア、 time outにあったのは
SF映画・トップ100
The 100 best sci-fi movies
http://www.timeout.com/london/film/the-100-best-sci-fi-movies

つべこべ言わず、トップ100を見てみましょう!

01. 『2001年宇宙の旅/2001: A Space Odyssey』(1968)
02. 『ブレードランナー/Blade Runner』(1982)
03. 『エイリアン/Alien』(1979)
04. 『未知との遭遇/Close Encounters of the Third Kind』(1977)
05. 『エイリアン2/Aliens』(1986)
06. 『スター・ウォーズ/Star Wars』(1977)
07. 『未来世紀ブラジル/Brazil』(1985)
08. 『メトロポリス/Metropolis』(1927)
09. 『ターミネーター/The Terminator』(1984)
10. 『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲/The Empire Strikes Back』(1980)

11. 『E.T./ET the Extra-Terrestrial』(1982)
12. 『遊星からの物体X/The Thing』(1982)
13. 『マトリックス/The Matrix』(1999)
14. 『月に囚われた男/Moon』(2009)
15. 『ストーカー/Stalker』 (1979)
16. 『ターミネーター2/Terminator 2: Judgment Day』(1991)
17. 『惑星ソラリス/Solaris』(1972)
18. 『トゥモロー・ワールド/Children of Men』(2006)
19. 『ザ・フライ/The Fly』(1986)
20. 『禁断の惑星/Forbidden Planet』(1956)

21. 『バック・トゥ・ザ・フューチャー/Back to the Future』(1985)
22. 『エターナル・サンシャイン/Eternal Sunshine of the Spotless Mind』(2004)
23. 『A.I./AI Artificial Intelligence』(2001)
24. 『12モンキーズ/12 Monkeys』(1995)
25. 『ロボコップ/RoboCop』(1987)
26. 『ボディ・スナッチャー/恐怖の街/Invasion of the Body Snatchers』(1956)
27. 『時計じかけのオレンジ/A Clockwork Orange』(1971)
28. 『ラ・ジュテ/La Jetée』(1962)
29. 『猿の惑星/Planet of the Apes』(1968)
30. 『ジュラシック・パーク/Jurassic Park』(1993)

31. 『地球の静止する日/The Day the Earth Stood Still』(1951)
32. 『ガタカ/Gattaca』(1997)
33. 『サイレント・ランニング/Silent Running』(1972)
34. 『ギャラクシー・クエスト/Galaxy Quest』(1999)
35. 『地球に落ちて来た男/The Man Who Fell to Earth』(1976)
36. 『インセプション/Inception』(2010)
37. 『プライマー/Primer』(2004)
38. 『SF/ボディ・スナッチャー/Invasion of the Body Snatchers』(1978)
39. 『ダーク・スター/Dark Star』(1974)
40. 『ウォーリー/WALL-E』(2008)

41. 『ゼイリブ/They Live』(1988)
42. 『フィフス・エレメント/The Fifth Element』(1997)
43. 『トータル・リコール/Total Recall』(1990)
44. 『スタートレックII カーンの逆襲/Star Trek 2: The Wrath of Khan』(1982)
45. 『第9地区/District 9』(2009)
46. 『her/世界でひとつの彼女/Her』(2013)
47. 『コンタクト/Contact』(1997)
48. 『ゴーストバスターズ/Ghostbusters』(1984)
49. 『スターシップ・トゥルーパーズ/Starship Troopers』(1974)
50. 『アンダー ・ザ・スキン/Under the Skin』(2013)



51. 『ファンタスティック・プラネット/Fantastic Planet』(1973)
52. 『プレデター/Predator』(1987)
53. 『Akira/Akira』(1988)
54. 『ソイレント・グリーン/Soylent Green』(1973)
55. 『レポマン/Repo Man』(1984)
56. 『タイム・マシン 80万年後の世界へ/The Time Machine』(1960)
57. 『デューン/砂の惑星/Dune』(1984)
58. 『ドニー・ダーコ/Donnie Darko』(2001)
59. 『ゼロ・グラビティ/Gravity』(2013)
60. 『火星人地球大襲撃/Quatermass and the Pit』(1968)

61. 『マッドマックス2/Mad Max 2: The Road Warrior』(1981)
62. 『ダークシティ/Dark City』(1998)
63. 『Je t’aime, je t’aime』(1968)
64. 『スリーパー/Sleeper』(1973)
65. 『宇宙戦争/The War of the Worlds』(1953)
66. 『アビス/The Abyss』(1989)
67. 『遊星よりの物体X/The Thing from Another World』(1951)
68. 『ウエストワールド/Westworld』(1973)
69. 『2300年未来への旅/Logan’s Run』(1976)
70. 『アイアンマン/Iron Man』(2008)

71. 『プレステージ/The Prestige』(2006)
72. 『Seconds』(1966)
73. 『The American Astronaut』(2001)
74. 『フラッシュ・ゴードン/Flash Gordon』(1980)
75. 『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還/Return of the Jedi』(1983)
76. 『トゥルーマン・ショー/The Truman Show』(1998)
77. 『アバター/Avatar』(2009)
78. 『マン・オン・ワイヤー/World on a Wire』(1973)
79. 『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊/Ghost in the Shell』(1995)
80. 『スター・トレック/Star Trek』(2009)

81. 『アイアン・ジャイアント/The Iron Giant』(1999)
82. 『パシフィック・リム/Pacific Rim』(2013)
83. 『来るべき世界/Things to Come』(1936)
84. 『フランケンシュタイン/Frankenstein』(1931)
85. 『アンドロメダ…/The Andromeda Strain』(1971)
86. 『バーバレラ/Barbarella』(1968)
87. 『地獄に堕ちた勇者ども/The Damned』(1963)
88. 『マイノリティ・リポート/Minority Report』(2002)
89. 『ミクロの決死圏/Fantastic Voyage』(1966)
90. 『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー/The Adventures of Buckaroo Banzai Across the 8th Dimension』(1984)

91. 『アタック・ザ・ブロック/Attack the Block』(2011)
92. 『ソラリス/Solaris』(2002)
93. 『THX 1138/THX 1138』(1971)
94. 『アルファヴィル/Alphaville』(1965)
95. 『セレニティー/Serenity』(2005)
96. 『ピッチブラック/Pitch Black』(2000)
97. 『スーパーマン/Superman』(1978)
98. 『2010年/2010』(1984)
99. 『トリコロール/赤の愛/Three Colours: Red』(1994)
100. 『インデペンデンス・デイ/Independence Day』(1996)



見ているだけで盛り上がるなぁ。
上位に入っているもので
私が個人的に最も好きなのは、07.の 『未来世紀ブラジル/Brazil』ですが、
順位自体はまっとうかなぁって気がします。


昔は、日本のテレビやマンガ、小説でもSFってもっと盛んだったような。。。
小学校2年生のときに、冬休みだったかなぁ、
NHKで夕方6時からの子供向けの枠で、ジョブナイル小説のドラマシリーズがあって、
なかでも「なぞの転校生」 が秀逸で、こわかったこと、こわかったこと。
その怖さって、具体的な恐怖ではなく、得体のしれない不安で、だから余計にこわかった。
ストーリーはぼんやりとしか覚えていないのですが、
映像を断片的に、でもはっきりと覚えていて、
いまだに鮮明に記憶としてあるから、よっぽど強烈だったんだと思います。




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by ricoricex | 2014-08-22 00:00 | 映画

昨日、ピュリニー・モンラッシェを試す機会がありました。
う〜ん、おいしいっ!

ウディ・アレンがイギリスを舞台に撮った映画で
『マッチポイント』があり、
ウディ・アレンって、はいはい、分かりました、あなたはインテリですよ、
って感じで、苦手なのですが、
この映画だけは別。とってもおもしろい!
ところどころに、クラス(階級)の違いも出てきて、
ピュリニー・モンラッシェも使われています。

貧しいクラスの主人公が、
(アッパー・)ミドルクラスの婚約者とその兄達と
レストランで行き、その兄がオーダーしたのがピュリニー・モンラッシェ。
後日、主人公が、それまでピュリニー・モンラッシェってきいたことなかったけど
(そう、彼はきいたこともなかったのです)
おいしかったから買った(だったかなぁ)というシーンがあり、
ワーキングクラスの私は、う〜む、と感じ入ってしまったのです。
それ以来、私にとってピュリニー・モンラッシェといえば
『マッチポイント』なんですよねぇ。
by ricoricex | 2010-05-13 21:23 | 映画

4月に帰省した際、空港で時間をもてあましていたとき、
何気なくテレビモニターがたくさんあるパネルに目をやったら、
あるモニターに釘付けになってしまいました。

あっ、ジュディ・デンチだ!

私はジュディ・デンチというイギリスの俳優さんが大のお気に入りで、
(最近では007シリーズのジェームズ・ボンドの上司Mでおなじみ)
以前も深夜に何気なくテレビをつけたら、ジュディ・デンチが出ていて、
惹き込まれて最後まで観てしまったのです。
(このときの映画は「アイリス」でした)

このときも、音声はまったく聞こえないのに、
字幕と彼女の演技(とケイト・ブランシェットの演技も、ですね)に
惹き込まれて、ああ〜、最後まで観たい、と
後ろ髪をひかれる思いで飛行機に乗ったのでした。

スクリーンで観たいけれど、なかなかそうもいかず、
それどころかDVDを借りることすらできず、
(借りても観る時間がとれなかったのです。。。)
やっと先日観ることができました。

その映画は「あるスキャンダルの覚え書き」。
名作でも小品でもないかもしれないけれど、
やっぱり惹き込まれて観てしまいました。

うまいなぁ。。。ジュディ・デンチ。。。
ため息が出ちゃいます。
もちろん才能はあるのでしょうが、天才ではない(と思う)。
すっごく職人肌というかプロ中のプロの俳優。
そこらへんのおばちゃんも王室メンバーも
なんでもぴたっとはまる。
彼女の仕事ぶりをみると、
手を抜かず日々積み重ねていかないとなぁと思うのです。

「あるスキャンダルの覚え書き」には、
ケイト・ブランシェットがジュディ・デンチを招いて食事をするシーンがあり、
このときのメニューがラザニア。
以前、イギリス人にとって、ラザニアは庶民のごちそうというのをきいたことがあり、
(ハンバーグとか唐揚げとかそんな感じなのかな?)
なるほどね〜と、改めて思ったのでした。
by ricoricex | 2009-10-26 19:17 | 映画

「東京物語」


映画は映画館で観るのが好きで、学生時代は本当によく足を運んでいました。
シティロードでタイムテーブルを確認し
(シティロードは月刊情報誌ということもあって、情報がずれてしまうことが多かったけれど、
 コラムは大充実、毎月楽しみにしていました)
ロードショーよりも、名画座やミニシアター系に、
日本映画は、並木座とかACTミニシアターとかによく行っていました。
「東京物語」を初めて観たのは、確かACTミニシアター。
この映画館、入り口で靴をぬぎ、畳に座って観る、という
映画館というより、人んちで観るといった感じでした。

2001年、マルセイユで友人のところに滞在していたときも、
小津をまとめて観ました。
図書館で多くの作品を置いていたのです。
このときも「東京物語」を借りてきました。
「秋刀魚の味」はフランス語で「酒の味」というタイトルになっていたことを覚えています。

現在、映画館で旧い映画をほとんど観られなくなり、
せいぜい京橋フィルムセンターぐらいでしょうか。
でも、たとえば区や有志の方により、
ときどきイベントが催され、その際にオフシアターで観られる機会があります。

今回は江東区古石場文化センターで開催された
江東区地域振興会と江東区古石場文化センター主催の
「江東シネマフェスティバル」にて。
なんせ、小津の地元でのイベントですからね、出かけないわけにはいきません。

「東京物語」、じーんとじんわりときますね。
改めて、原節子いいなぁ〜と思いました。
香川京子さんが、ひまわりのようなお方で、とおっしゃっていましたが、まさしく。
彼女が登場すると、スクリーンがぱーっと華やぐんです。
この映画での役もまたよくってねぇ。
「私ずるいんです」という原節子に対し、
笠知衆が「あんたは正直な人じゃ。やっぱりええ人じゃ」と返すシーンなんか、
本当にいいです。

「東京暮色」「宗像姉妹」も好きですねぇ。
特に「東京暮色」は映画のhelplessなところも含め、
有馬稲子と山田五十鈴がよいのですよ。
by ricoricex | 2009-01-11 18:37 | 映画

ここんところ(といっても十年以上、か。。。)のワーキング・タイトルの映画、例えば「ラブ・アクチュアリー」とか、個人的にはふう〜〜〜ん、って感じで、「ブリジット・ジョーンズの日記」も然り。
でも、そういう面はあるものの、この「ブリジット・ジョーンズの日記」は、あまりにも、いい意味で分かりやすくって軽くって、いつもははいはいって気になるレニー・ゼルウィガーの、私、一生懸命演じてます、イギリス英語にもチャレンジしてるわ、という押し売り的な演技も、ヒュー・グラントの人を小馬鹿にしたようなやる気半分ぐらいの演技も、かえってそれが功を奏した感があります。
何も考えず、へらへら観るのにちょうどいい。(コレ、ほめてるんです)

オープニングはブリジットの実家でのニュー・イヤー・パーティー。
メニューはターキー・カレー・ブッフェ、と、いや〜、本当にカレーはイギリス人の国民食だなぁ、と感じます。
チキン・ティカ・マサラに代表されるように、マイルドでクリーミーなものが人気のように思えます。

映画の終盤、ブリジットがクリスマスを実家で過ごすシーンの頭で、
日記の内容を読み上げるのですが、そこで
ミートパイ42個
とあるけれど、どうにも
ミンスパイ
に聞こえる。
で、英語のサブタイトルを見ると、やはり
mince pies
じゃないですかぁ〜!
そりゃそうだ、クリスマスだし。
ミートパイとミンスパイじゃえらい違いです!
ミンスパイはクリスマスのときに食べる直径4〜5cmの小さなパイ。
昔はひき肉も入っていたようですが(今は入っていないんじゃないかなぁ)、
レーズン、サルタナ、カラントなどのドライフルーツに、
それにシナモンやナツメグ、クローブなどのスパイシーな香りが持ち味のお菓子。

揚げ足をとるつもりはないけれど、
この手の間違いは、本当に多いです。
米語=英語ではないし、
字幕は単に言葉だけでなく、文化背景も分かっている人にやって欲しい、
切に願います!
おそらくイギリス以外の英語圏のものでも同じことが起こっているでしょうし。
同様のことで、最近、テレビではクイズ番組が多く、
目玉焼きは英語でsunny side up(これは米語、英語ではfried egg)
茄子は英語でeggplant(これは米語、英語ではaubergine)
などと言っていて、ひえええ〜、と思ってしまいました。。。
by ricoricex | 2008-12-24 22:17 | 映画

「マッチポイント」


ウディ・アレンの映画って、好きものもあれば苦手なものもあり、でもどちらかというとインテリ臭さが鼻につき苦手なものが多いかな。
でも、これはすっごく好き。途中、いかにもロンドンって感じのシーンの挿入があったりで、なんだか微笑ましい。あんまり予算かけてなさそうなのも、逆にいいかも。


マッチポイント [Blu-ray]

これってサスペンスといえばサスペンス。だけど、クラス(階級)をときに皮肉的に扱っているなぁ、というのが私の印象です。
クラスって、それが存在することがいい悪いではないし、それ自体は必ずしも貧富の差ではない。
ええとなんでしたっけ、昔の舞台だか映画だかで、恋愛で苦悩きでるのは上流階級(金持ちだったかな?)だからだ(つまりそれだけ余裕がある。ワーキングクラスは日々の暮らしていっぱいいっぱい)、みたいな台詞があったけれど、確かに、そうかもしれない。
主人公のクリスがノラに惹かれたのは、アッパー(ミドル)クラスにどこかなじめない部分があって、そこをアメリカの田舎娘とはシェアできたからかも、ねぇ。

抽象的だな、と思ったのは、ウエイティングバーを有したレストランで、クリスとクロエ、トムとノラが食事をオーダーするシーン。
ノラはトムと同じ、と言い、クリスはローストチキンを注文するものの、クロエに「そんなのboringよ。キャビアのブリニ添えにしなさいよ。キャビアは嫌いなの?」みたく言われる。
うーん、これはきっついなぁ。クロエはまったく悪気はなく、むしろ親切で言っているんだろうけれど、クリスはこれでも背伸びしてるんだよなぁ。
チキンはイギリスでは本当に安い。とはいえ、ローストチキンだし、レストランメニューだし、それなりのはず。だけど、クロエにしてみれば、レストランに来たのよ、もっとおいしいもの食べましょうよ、ということなんですよね。
「お行儀がいいのね。お父様は厳しかったの?」とクロエ。遠慮していると思っているんだろうけど、クリスは単にレストランでの食事に慣れてないし、キャビアも食べたことない。だから自分なりに頑張ってローストチキンにしたのにねぇ。

で、ふと思い出したのが、私自身の経験。
なにかで、大学の時に奨学金をもらっていて、と言ったら、その場に居合わせた、小学校から私立に通っていた人が「あらっ、おうちの教育がしっかりしていらっしゃるのね」と。
いや〜、単にうちが貧乏なだけなんですけれど。
でも返す言葉を失ったのであります。
そして、ああ、育ちがいいというのはこういうことか〜と妙に納得したのであります。
いい意味ですれてない。クロエも同じですね。
結局、国、クラスなど、育ってきた背景が違うということは、分かり合えないことを前提に分かり合おうとする、のが人と付き合うってことなんじゃないのかな。

そのあと、運も大事だけれど努力も大事というクロエに対し、クリスは運が大事だ、と力説します。
あらかじめ恵まれた立場にいると、もちろんもっともなことではあるのだけれど、きれいごとが言える。それだけ余裕があるから。
でも現実ってそうじゃない。運が大事というのはそういうことなんだよなぁ。

衝撃のラストシーン、みたく言われていたけれど、えっ、そうかな?
むしろ、こういうラストシーン以外、考えられないです。




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by ricoricex | 2008-12-19 17:48 | 映画

珠玉の小品、と呼んでさしつかえないかも。少年をモチーフにした映画は数あれど、「大人はわかってくれない」ほどこまんしゃくれてないし、「ケス」ほどつらくない(どっちも大好きなんですけどね)。じわじわって心があたたかくなります。

で、この映画、食事のシーンが象徴的に描かれています。病気のお母さんとお兄さんと囲む食卓は、かろうじて準備できた簡素な食事で、何となく空気が重い。預けられたお父さんの弟(?)夫婦での食事は、奥さんが子どもの食事中のおちゃらけを快く思っておらずとげとげしい。が、お母さんの弟夫婦の家では一変。楽しく食事をしている。優しい叔父さん、おばさん、おじいさん、学校の友達、みんな優しくイングマル少年を包んでくれる。

あと、家庭科の授業でイングマルがふざけて鍋つかみだか鍋敷きだかのパンケーキを作ったり、イングマルがお母さんへのプレゼントにポップアップ式のトースターを探したり、病気のお母さんに替わってパンケーキを作ろうとするがいいが生地の入ったボウルを落っことしたり、そういうシーンもよいです。
by ricoricex | 2007-05-12 20:53 | 映画

おもしろいなぁ。一度ヨーロッパでちゃんと学生してフラットシェアしたいなぁ、という気分になります。フランス人の男の子がスペイン・バルセロナの学校に来て、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、デンマーク(後にベルギーも)からやって来た子たちとフラットシェアして、そこで起こるあれこれ。

それぞれの国の子をうまく描いてるし(こーゆー子、いるいる!)、あまり出てこないけど、各々の食事も。フランスの中流っぽい夫婦の家の朝ご飯はフランスっぽい食事で、ジャムはしっかりボン・ママンだし、お皿もリモージュ焼きっぽいし。またフラットメイトのイングランドの女の子はお茶(紅茶)飲んでるし。ステレオタイプといえばそれまでだけど、ディテールが細かい。

で、いつもは各自テキトーに食事とってるんだけど、ときどき、一緒にごはん食べて、(協力してごはんつくって)これがまた楽しそう!(まあ、実際にはフラットシェアは楽しいことばかりではないけど)

それと、それぞれの子のいい部分も悪い部分もちゃんと描いてるところがいい。誰しも長所もあれば短所もあるのよねー。わたしが、わたしが、みたいなのが登場しないのも心地いい。




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ライター/アドバイザー”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2007-04-28 13:59 | 映画