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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:旅の記憶( 62 )



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2016年11月8日(火)〜18日(金)(日本着は11月19日(土))までイギリスに行ってきました。
今回は10日という短い滞在。その間、日帰りでヨーロッパ大陸に行った日が1日あったりと慌ただしく、ロンドンでは周囲に日数の短さをジョークにされる始末。

そうそう、現在私は福岡在住で、出国したのは、あの博多駅前が沈没した日。
ちょうど飛行機に乗り込むときに、(念のための)避難勧告だったか緊急速報だったかがスマホから流れてきて(うちはどう考えても大丈夫、なのですが、それでも万が一のことを想定して勧告がきたのでしょう)、イギリスでも大きなニュースで取り上げられたこともあり、大丈夫か?と訊かれ、「間一髪で逃げて来たから、わかんない。日本に戻ったら家がないかも」なんて笑って答えたのですが、幸いにも人の被害がなかったので、こんなことが言えたのでして。。。

また、例年にも増して暖かかったロンドンでしたが、たまたまこの時期が暖かかった模様。私がロンドン入りする前は寒い日があったり、今週末あたりから寒波が来るとか来ないとか。


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今回、1年ぶりのイギリス滞在で、目立ったところとしては、
・フードデリバリーがぐんと盛んに(デリバルーやウーバー・イーツ)
・ストリートフードからクラウドファンディングで実飲食店開業へ
・ファーマーズ・マーケットが増加の一途
・イタリアン愛(クリスマス用パネトーネ、本格ピザ、ジェラート)
・ワインはロゼが人気?
といったところでしょうか。
詳しくは、また滞在中のあれこれは当ブログでご紹介していきますね。
どうぞご期待ください!
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by ricoricex | 2016-11-21 00:00 | 旅の記憶

私は歴史に疎く、自然にも疎い。
なので、お城だのコスチュームプレイだのには興味がなく、近未来的なことに心奪われる。
映画でいうと『日の名残り』はふ〜んって感じだけれど、『時計じかけのオレンジ』は魂を鷲掴みにされる。

そんなわけで、イギリスでもお城の類やガーデンものにはほとんど目もくれない。
好きとか嫌いとかではなく、興味の対象として向かっていないのですよ。。。
観光名所だろうがなんだろうが、食指が動かないところには行ってもねぇ、と思っているし。

とはいえ、一度訪ねておきたいなぁ、と思っていた場所があり、それがロンドン郊外のハンプトン・コート・パレス/Hampton Court Palace
http://www.hamptoncourt.org.uk/

ここ、パレスというだけあって、宮殿。
なかには、美食家としてならしたヘンリー8世の時代、16世紀のキッチンが再現されている場所があるのです。
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見たいではないか!
重い腰をあげて、やっと訪ねることができたのは2015年11月6日(金)のことでした。


本編は後日レポートするとして、今回はまったく別のことに触れたいと思います。
このハンプトン・コート・パレスを後にしようとしたときのこと、ふと顔を上げると、なにやら伝説上の動物らしい彫刻がちらほら。
表情もどことなくユーモラスで、威嚇するというよりも、かわいらしい。
へえええ〜と見入っていて、はっと気づきました。
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これって、ポケモンのキャラクターっぽくない?

私、ポケモンをテレビで見たことないし、読んだことないし、で知識は皆無に近いのですが、なんせ長い間世界で大ヒットしているので、うっすらぼんやりと、これがポケモンだなと認識はできます。
2000年夏から秋、イギリスはボーンマスでホームステイをしたとき、そこの息子たち(確か当時8歳と5歳)がポケモンに夢中になっていて、キャラクターもののキックボードだったか自転車だったかやらカードやらを持っていて、熱心に説明してくれたんですよね〜。
彼らの発音にかかったら、平音な“ポケモン“ではなくって、ポにアクセントがある“ポキモン“だったよーな。。。

でもって、先に記したように歴史にも疎いので、ハンプトン・コート・パレスの彫刻がどーゆーいわれやどーゆーゆかりがある動物なのか、嗚呼、わからない!
ポケモンのキャラクター(モンスターって呼ぶの?)についてもまったくわからない!
でも、ポケモンのキャラクターはこれらの伝説上の動物を参考にしたのではあるまいか?と直感的に強く感じる。
確かめたい!

そんなことを思い出したのは、やっと日本にもやってきたポケモンGOのニュースにふれたから(アメリカ&イギリスの報道にみる加熱ぶりがとにかくものすごくって、へえええええええ〜って思っていたとき、「日本は本国だからすごいでしょ」って訊かれたけれど、日本ではまだだった。。。)。
そーいえば、あのポケモンのキャラクターたちっぽいのハンプトン・コート・パレスで見たな、って。

早速ぐぐるとするかぁ!
が、が、が、あまりにも知識不足なので、キーワードを入れようとして、はたと手が止まる。。。

私、何も知らないじゃん!
備忘録としてアップしておけば、書く作業を伴うわけだし、頭の片隅にひっかかるわけだから、これからそれとなくチェックしていこうと思いまふ。。。


ウェールズの国旗に描かれているドラゴンを代表に、イギリスの旗とか紋章には伝説上の動物がよく登場します。
さらには、街中を歩いていても、ほらね!(↓)
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(ロンドンは、リバプール・ストリート駅近くで遭遇!)


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスの屋外レストラン・ベスト10 → http://ricorice.exblog.jp/24510484/
○ワーキングクラスであること → http://ricorice.exblog.jp/24493961/




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by ricoricex | 2016-07-23 18:00 | 旅の記憶

2015年10月26日(月)〜11月15日(日)(日本着は11月16日(月))までイギリスに行ってきました。
たま〜にミゼラブルな天候の日もありましたが、この季節にしては暖かく快適な日々でした。
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滞在期間中のあれこれはブログを通して、ご紹介していきます。

目立ったところとしては、
・クラフトビールが一般化
・ますますヘルシー志向に
・ベイキングもますます盛ん
・おしゃれ系カジュアル店増加
・ストリートフードも人気高し
・ハロウィーンがすっかり定着(!)
といったところでしょうか(う〜ん、なんか抜けてる気がする。。。)
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実際に見聞したことのアップデイトが追いついていない状況で、指摘されることもしばしば。。。
これまで(!)のものも含めて、少しずつレポートしていきますね。
どうぞご期待ください!
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・当ブログ内の文章、写真、その他の無断転用、転載を固く禁じます。
by ricoricex | 2015-11-16 12:00 | 旅の記憶

e0038047_17152464.jpg9月12日から30日(日本着は10月1日)まで
イギリスに行っていました。
いつもながら短かったような長かったような。。。
途中、体調を崩したり(大したことはなかったけれど)、コンパクトカメラが壊れたり、
といったアクシデントはありましたが、
些細なことに過ぎず、
それよりも一番驚いたのは、滞在中一度も傘をささなかったことでしょうか(笑)。
お天気に恵まれ、日もまだ長いし、夏休みほど学生や家族連れでわさわさしていないし、
9月も訪問にはいい季節だなぁと実感。
滞在中のあれこれはおいおいアップしていきますね。

e0038047_1720943.jpg主立ったところでは、日本食が浸透しているなぁと実感。
これまでもあったものの、より日本食っぽいというのか
( 私自身は“なんちゃって” は“なんちゃって”でアリだし、当然の現象だと思っています)、
日本酒をおいている店も増えたし、ラーメンもぐぐっと盛況みたいだし、スーパーなどでも大きく打ち出したりしてるし。
ただ、行くたびに思うのですが、
それと反比例するように
日本人をますます見なくなってきていますが。。。

ベイキング(お菓子)人気は相変わらずですが、
さすがにカップケーキはひところの勢いがなくなったかな。
きけば、実際に売上げも頭打ちだそうで。
次のムーブメントとなるようなものは台頭するのでしょうか。

千載一遇、非常にラッキーなことがあり、
私が大、大、大好きなイングリッシュワインブレイキー・ボトム
ワインメーカーズ・ディナー(と呼んでいいのかな?)にご招待いただきました。
ブレイキー・ボトムは毎年名前を変え、2010年のヴィンテージはCuvee Koizumi Yakumo。
そう、あの小泉八雲です。
というのも、ワインメーカーの方は小泉八雲の遠縁にあたるのです。
今までもゆかりのある方の名前は登場しましたが、ついに小泉八雲とは!

e0038047_17151471.jpg私がブログを初めて日が浅い頃から
訪問してくださっていた方に
初めてお目にかかることもできました
(ブログやFB、郵便でのやりとりはあったのですが)。
なんとたまたま出発の便が同じで、
ロンドンでは、今年の4月からスタートした
アフタヌーンティー・バスツアーに
おつきあいいただきました。
観光とアフタヌーンティーを一度に楽しめる、なかなか楽しい内容でした。

また、私はモダン建築&アートが好きで、
ナショナル・トラストによるロンドンのモダン建築ツアーにも参加できました
(このようなものは見たことがなく、もしかしたら初めての試みだったのかもしれません)。
バルフロン・タワーの2週間限定の初公開に先駆け、このツアーでも建物内を見学。
また、このツアー参加者の方の中に、バービカンに実際にお住まいの方々がいて、
彼らのご厚意により、フラット/アパートメント内を見せていただきました。
(去年は、解体前に期間限定公開されたバターシー・パワーステーションを見学できたし、
 ラッキー続きだわっ!)

ところで、9月のこの時期の渡英を選んだのは、そもそもが、
・ スコットランド独立の住民投票の様子を見たかった
OPEN HOUSE LONDON(9月中旬の週末に行われる建築イベント)があるから
といったところが大きかったんです。
これらについてもおいおい。
ちなみに、先のモダン建築ツアーは
OPEN HOUSE LONDONの一環かな、とも思ったのですが、
あくまでナショナル・トラストによるもので、関係ないそうです。



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by ricoricex | 2014-10-03 00:00 | 旅の記憶

e0038047_1845793.jpg10月31日から11月16日(日本着は17日)までイギリスに行っていました。
今年は例年に比べて暖かかったような。。。
持参したものの、現地では一度もセーターを着ませんでしたし、
通常この時期は落葉する木も、まだまだ葉をつけている状態。
デイトリップとでもいうべき、日帰りでロンドンから少し足をのばすことが多かったので、
滞在期間の割に、街中はそこまで回れなかったような、でもそれなりに回ったかな。
滞在中にふれたことなどは少しずつアップしていきますので、
どうぞお楽しみに!

e0038047_185821.jpgお伝えしたいことはいろいろあるのですが、主だった食ニュースとしては、
・セント・パンクラス駅に、F&M初の直営店オープン
・ヘストン・ブルーメンタール(@ファットダック)の初の空港店オープン発表
・ シェパーズ・ブッシュのウエストフィールド(超大型ショッピングセンター)に最大規模のジョン・ルイス(デパート。食料品、キッチン用品で評価が高い)がオープンと発表
・クラリッジ(ホテル)のゴードン・ラムジィのあとに入るのは、カンブリアの“L'Enclume in Cartmel”のシェフ、サイモン・ローガンの店で2014年春オープンと発表
 (“L'Enclume in Cartmel”は、レストランガイドの2014年版『The Good Food Guide』
  一位に輝いた店です)
といったところでしょうか。

e0038047_1854254.jpgこの滞在では、幸運なことがいくつもあり、
ブリティッシュ・ミュージアムの春画展(現時点では、日本では観られないでしょう)、
数日だけ公開されたバターシー・パワー・ステーションの内部(といってもちろっと)
を鑑賞できました。

加えて、何人かの有名人を見ました。
メアリー・ベリー(料理家)やポール・ハリウッド(料理家)をはじめ
(彼らはイベントに行ったので当然です(笑))、
ジャンシス・ロビンソン(MW、ワインクリティック)を見かけ、
e0038047_186535.jpg極めつけは、ポール・スミス(デザイナー。説明不要ですね)!
デザイン・ミュージアムでの彼の展覧会を観に行ったら、
会場で写真撮影をしていた本人がいて
(ご本人曰く、当日は初日ということもあり、終日取材日だったそうです)、
一緒に写真まで撮ってもらったという。
一流の人は、やっぱり一流です。
嗚呼、一流の仕事をしたい!と強く思わされた滞在でした。



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by ricoricex | 2013-11-19 00:00 | 旅の記憶

平戸へ行きました


旅行、というより、旅が好き。さすらっている感じが、よい。
だから、というわけではないのですが、
プライベートでどこかへ行く、となると、国際線が廉価になったこともあり、
つい海外に目が向いていました。
言葉が通じない、生活習慣が違う、そういったギャップを五感で感じるのが好きなのです。
そんなわけで、気づけば、仕事以外で、国内はあまりうろうろしていない。

九州に移って、おもしろいな、と思ったのが、
町によって表情の違いが大きいこと。
しかも、歴史がいろいろな形で、現在まで息づいているところが、
縦軸も横軸も交錯していて、へえええ〜、なのです。

e0038047_213816.jpge0038047_21383138.jpge0038047_21374279.jpg平戸は、今年、2013年が英国商館設置400周年
それを記念して、食などのイベントなどがあること、
そして、陸路ではないものの、砂糖を考えたときに
シュガーロード/長崎街道において外せない場所でもあります。
これはぜひ行きたいなぁ、と願っており、
やっと先日訪ねることができました。

平戸でのイギリス関連のあれこれ、シュガーロード/長崎街道については、
これから少しずつアップしていきます。
今回はそれ以外の、個人的にはっとしたことについて、綴りたいと思います。

あらかじめ一言。私は歴史に明るくありません。
ですので、これから述べることが、
もう、今さら何言ってるの、なことかもしれませんが、
とんでもない大発見をした気分だったので、ここに記しておきます。

e0038047_21432324.jpg私は出身が山口県です。山口市の高校に通っていたこともあり、
記念聖堂もあり、時を告げる鐘も聞いていましたから、
ザビエル(サビエル)というのは、何となく近い存在です。
平戸にも、ザビエル記念教会があるんですね。
このゴシック風様式の建物は、町を象徴する風景でもあります。
その色味や中の雰囲気が、1カ月ほど前に訪ねた長崎市の大浦天主堂を思い出させ、
30年ぶりに行った大浦天主堂で、
江戸時代(明治にかけても、か?)キリシタンが流配された場所として、
山口県があり、萩に多いんだなぁ、と初めて知ったことが蘇ってきました。

e0038047_21401846.jpge0038047_21395080.jpge0038047_21393760.jpgそして、町を歩けば、吉田松陰ゆかりの場所に出くわしました。
宿泊した紙屋跡だったり、松陰の道や松陰井戸だったり
(紙屋跡では、松蔭とありました。くさかんむりが付く方が正しいのか?)。
長崎に行った、っていうのは知っていたけれど、平戸にも来ていたのか。
これは、平戸で初めて知りました。

平戸と萩、かぁ。そんなことをぼんやり考えていると、
萩には松浦姓が多いことが思い出されました。
しかも、松浦姓がかたまって暮らしているエリアがあったような。。。
平戸藩の藩主は松浦氏。関係あるのかないのか。

そして、あっ、と思わず声を上げそうになったのが、
この松浦姓の多いエリアだったか、遺体の埋葬の仕方が土葬なんです。
土葬が行われていることを知ったのは、四半世紀ほど前でしょうか。
当時は、強烈に、珍しいなぁ、という印象で、
地域性なのかなぁ、ぐらいに思っていたのですが、
平戸にいて、はっと思い出したのが、確かキリスト教は基本、土葬だったはず。
ただ、その土葬された方は、キリスト教徒ではなく、仏教徒として土葬されたような。。。
記憶が曖昧です。

たまたま符号した気がするのですが、
なんだか不思議な感触が残ります。

平戸は、不思議な町です。
もちろん日本なんだけれど、歩いていると、
スカイ島(スコットランドの島)、
パドストゥセント・アイヴス(ともにイギリス、コーンウォールの町)、
ロンシャンやベルフォール(フランス東部の町。
なぜか、海側、フランスのブルターニュや南仏の旅の記憶は蘇らず)を
ぶらぶらしたことが瞬時に鮮やかに思い出されては、はじけて消える。
清々しい、媚びない、確かにそこの暮らしがある、そんなところが似ているのかもしれません。



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by ricoricex | 2013-07-16 00:00 | 旅の記憶

思い出のイースターの味


今にして思えば、知らないにもほどがある。
そのイースターの思い出の味が、チョップドトマトと缶ソーセージのスパゲッティ。

e0038047_15195264.jpg2001年春、当時イギリスに住んでいて、
4〜5月の時期は、帰国する少し前でもあり、1カ月ちょいフランスをぶらぶらしていました。
マルセイユに友達がいたので、
南仏(マルセイユ、エクス、ニース、アンティーブ、ポルクロル島、リュベロンやニースの山側の村etc)をめぐり、
リヨンと周辺、パリを旅しました。
ほとんどのところは予定を立てず行き当たりばったりで
(できる限り、そのときの気分で行きたいところに行ってやりたいことをしたいので、ガシガシの予定を立てないのです)、
ということは、つまりは宿の予約もとらないで現地で探すお決まりのパターン
(さすがに、マルセイユのユニテ・ダビタシオンと
 ラ・トゥーレット修道院は予約を入れました。。。)。
(写真はリュベロンの村のひとつ、ボニュー)

これが、イースターの思い出の味につながるのですが、
リュベロンを旅行し始めたまさにその日がイースターで、
2001年の4月15日がその日
(ちなみに、2001年の4月1日はポルクロル島。嗚呼、素晴らし過ぎて、死にたくなった)。
エクスからまず向かったのは、ルールマランという小さな村。

日曜日なので、ツーリストインフォメーションが開いているわけはなく、
それ以前に小さな村にあるかどうかも不明。
でも、フランスは法律で、宿泊施設も飲食店も
タリフを見えるところに貼り出す(今も、かな?)ことが義務づけられているし、
宿なら満室/空室も出ているだろうし、で、到着して、いざ、宿探し。

ところが、どこも満室、満室、満室!
宿のみならず、カフェやショップでダメもとで訊ねても、なしのつぶて。
口々に言われたのが、「イースターだからねぇ」の言葉。
そう、イースターはホリデーシーズンであり(学校が休みになるのは知っていた)、
同時に旅行シーズンでもあるのです(これに考えが及ばなかった!!!)。
フランス人はフランス国内を移動するし、
リュベロンは人気があるので、早めにとらないと宿がないのです。

車であれば車内で一晩明かせば、なのですが、
路線バス移動だったので、そうもいかず。
ついに野宿かぁ、夜はまだ寒そうだなぁ、なんて呑気なことを思いつつ、
歩いていたら、村の中心から少し離れたところに宿泊施設を発見。
今日泊まるところを探しているんです、どこも空いていなくって、
と言うと、またしても呆れられ、しばらく考えて、ちょっと待ってて、と。
そして、その宿に泊まることができたのです。

待ってて、と言ってくれたその宿は、
大部屋に二段ベッドがいくつかあって、とにかく眠れれば、というバジェットタイプの宿
(ユースホステルよりも、もっともっとエコノミーな宿)。
この村で結婚式がある親戚一同が、この部屋を借りて宿泊していたのです。
先の女主人が、彼らに一緒の部屋に泊めてやってくれないかと聞いてくれて、OKとなった次第。
床にごろんと寝ようと思っていたのに、
彼らは、ベッドを使っていいよ、と言ってくれ、
さらに結婚式でみんな集まっているし、お酒もたくさん飲むだろうし、
うるさいけど我慢してくれるか、と。
いやいや、お邪魔してるのはこっちなのに。
ありがたくベッドは使わせていただきました(笑)。

バジェットタイプなので、セルフケータリングでもあったこの宿。
宿泊できることが決まったら、すかさず、食料はあるの?と聞かれ、返事は、当然、ない。
しかもすでに夕方を回っていて、ショップは閉まっている時間だし、
レストランにでも行くか、と思っていたら、
またしても、ちょっと待ってて、と。
あるものだけど、と差し出してくれたのが、
パスタとチョップドトマトとソーセージの缶と、時間が経ってくたびれたバゲット1本。
調理器具や調味料、食器はキッチンにあるから、というわけで、
イースターの夜の食事が、ソーセージ入りのトマトスパゲッティだったのです。
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e0038047_1515472.jpg以来、毎年イースターがやってくると、このスパゲッティを思い出すのです。
つい先日、輸入食品店でソーセージの缶(ブラジル産だけでど)を発見し、すかさず購入。
思わず、思い出のスパゲッティを作ってしまいました。

翌朝、チェックアウトの際に、
その女主人は、宿泊費だけで、提供してくれた食料のお金を受け取らなかった。
前の日は呆れ果てた様子だったけれど、
翌朝は、旅を楽しんでね、でもイースターの時期は気をつけてね(笑)、
と送り出してくれたのでした。

この日は、まずは、次の目的地、ボニューの宿の確保から、と、公衆電話から電話
(当時、携帯電話は持っていたけれど、フランスの旅行には持参しておらず。
 イギリスの携帯電話はフランスでも安く使えたのかなぁ)。
ボニューも小さな村で、宿泊施設も少ないけれど、
電話をかけ始めた2軒目の宿で、
ちょうど今キャンセルが出たところ、その部屋でいいか、と言われ、二つ返事でOK。
その宿は、古城の一部を利用した、前の日とはまったく趣の違う宿。
1泊5000円ちょいで、ドゥミペンション/ハーフボード(夕朝食付き)。
宿の趣や内容から、てっきり食事代は別かと思っていたら、一緒でこの値段でした。

予想だにしないことがさまざまな角度から起こる。
これだから、旅はやめられない、んだと思います。。。

sun 15/04/01




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by ricoricex | 2013-04-01 00:00 | 旅の記憶

イギリス菓子@きりんストアの直前、
6月27日(水)〜7月4日(水)の丸1週間と短い期間でしたがイギリスに行ってきました。

・カップケーキ人気は流行から定着に
・モダン&気軽なアフタヌーンティー
・モダン・レバノン料理
・ナチュラル&オーガニックフーズ

あたりが非常に印象的でした。
住んでなくって、たまにしか行かないからこそ分かることもあるんですよね。
少しずつアップしていきたいと思います。
よろしくおつきあいのほどを。
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by ricoricex | 2012-07-09 00:33 | 旅の記憶

2010年10月29日(金)~11月14日(日)<日本時間は11月15日(月)>までイギリスに行ってきました。2010年10月29日(金)~2010年11月03日(水)はアップしていましたが、おそろしく時間があいたものの、これから残りの日々を少しずつアップしたいと思います。

**********
この滞在で初めてのロンドンにまるまるいる日。確か以前は金・土だけだったボロー・マーケットが木曜日もやっているとあって出かける。肉(この時期はゲーム/ジビエも)、魚(魚屋のことはfishmongerという)、野菜(オーガニック系も多い)などの生鮮食品のほかに、トルコのお菓子、スペインのオリーブ、フランスやイギリス各地のチーズ、お総菜、ジュースバーなど、いつ来ても飽きない。
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今回、一番心を奪われたのがパン屋。特にThe Flour Stationという店がよさそう。ということで、お店のお兄さんと話し、2つほど購入。ひとつはイングリッシュ・スティック(2ポンド)。バゲットのことをフランスパンというように、一般のイギリス人はバゲットをフレンチ・スティックと呼んだりする。そのイギリス版。なにがどう違う? あとで食べたところ、通常のバゲットよりはやわらかい印象。イギリス人が焼くからか、焼きも甘めでクラストはハードながら、ガリガリってほどではない。クラムは食感が軽いかな(水が少ないのだろう)。食パンというか、一般的なイギリスの作るパンの生地を(多少はアレンジしつつも)スティック状にして焼いたのかもしれない。もいっこはトータノ・クラウン(2.50ポンド)。クラウンの名のとおり、リング状になってます。中にジャガイモ(マッシュ)とハチミツが入っていて、やわらかい甘さがある。サンドイッチとかにしてもいいかもね。
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ここのところ、少しリサイクルに目覚めたのか、ゴミ箱が分別するようになっている! 家庭でも昔は黒いゴミ袋になんでもかんでも入れて捨てていたが、ようやく資源ゴミは分けるようになった。でも段ボールとたたんでヒモで縛る、なんていうことができるわけもなく、オレンジがかった半透明の袋に突っ込んで捨てる、ってな感じだが。
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ボロー・マーケットのすぐ近く(というかマーケット内?)には、ニールズ・ヤードのチーズ専門店があり、店頭でやっていた試食させてもらい、中をぶらぶら。チーズ専門店は、私にとってはここがベストかもしれないなぁ。
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マンモス・コーヒーでコーヒーでもと思ったけれど、混んでる。まともに飲むんだったら座りたいしなぁ、と思い、少し移動すると、The Rabot Estateというチョコレート屋さんがココアの試飲をやっている。しめしめと試飲させてもらい、中もぶらぶら。お店のスタッフの対応がよかったこともあり、試食してなかなかいいなと思い、チョコレートを購入。レジを会計をしているときに、ふと視線を上げると、大きなヘラのような道具が。何か?と聞いたら、そのとき対応してくれたお姉さんは???だったけれど、すぐ近くにいた主任っぽいお兄さんに聞いてくれて、ああ、これは昔、チョコレートを醸造(っていうのかなぁ)するのに使っていた道具だよ、とのこと。へええ〜、ワインみたい。あはは、そうだね。お姉さんも、へえ〜そうだったの?今まで知らなかったわぁ、と。せっかくだから写真撮ってもいい?と聞くと笑顔でもちろん!との返事。どこも写真撮るの、歓迎してくれるなぁ。
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お昼近くになり、お腹がすき始めたが、ぐっと我慢。東に向かう。途中、WSET(イギリスに本部のあるワインとスピリッツの教育機関。銀座教室に通って初級は通ったけれど、中級以降がねぇ)の場所を確認しつつ、市庁舎を通り過ぎ、タワーブリッジを眺め、コンランのPont de la Towerをのぞき(厨房ってほどではないけど、キッチンで働いている様子が少し見える)、目指すはデザイン・ミュージアム。
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1F(日本の2F)のBlueprint Caféへ。あいにく着いたときは窓側の席はいっぱい。ここからはタワーブリッジをはじめ、眺めがとてもよいのだ。まっ、とにかくお昼、お昼。2コースで15ポンド、3コースで20ポンド。量が半端ないのは分かりつつ、3コースに。前菜はチャービルとパセリのスープ。メインはサバのグリル、キュウリととディルのサラダ。プディング(デザート)にはクルミのメレンゲ、ベリーとダムソム(スモモ)のアイスクリームのメス(イートン・メスのような、メレンゲとクリームを混ぜたもの。この手のものが大好物なのです)を。
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わかっていたことだけど、量が多い(もちろん完食するが)。スープでーん。メインも、出て来て、おおお〜と思ったが、サバのグリルがでーん(よくメニューを読むと1尾まるまるとある。サバが好きなので、サバにだけ気をとられてしまっていた。こっちの一般的なサバは日本のものより相当小ぶりではあるが)。本当に塩焼きだよ、これは! 海外のこういう店でおもしろいのは新しい発見があること。こういうサバの塩焼き(もうグリルとは呼ばない)にこういうのを合わせるんだ〜ってこと。リボン状にしたキュウリ(ちなみにキュウリは日本のものよりサイズはぐっと大きい)とディルとマスタードを利かせたサラダクリームのようなものを和えたものが、添え物。個人的にシャープな味が得意でないので、このサラダ自体は好みではないのだが、こういう合わせ方があるんだなぁと新鮮。そーだな、キュウリとディルをヨーグルトソースみたいなので和えたものを添えてもいいかもしれない。レモンを絞り、紫タマネギのスライス(もしくは粗みじん切り)かスイートピクルスのレリッシュを入れてもいいかもなぁ。デザートも超もボリューミー。満足、満腹。
下に降り、展示を見学。このときはジョン・ポーソン展。デザイン・ミュージアムは建築家にスポットを当てた展覧が多く、ロンドンに来るたびに訪ねてしまう。今まで一番よかったのは2001年のルイス・バラガン展。あまりにもよくって、1日じゃもの足りず、別の日にまた来てしまった、という。。。
地階に降り、トイレへ。3年ほど前に来たときは個別のトイレの扉にシャルロット・ペリアンのポートレイトのイラストとかあったけれど、真っ白になっている! このフロアにはカフェとショップがあり、ここのゴミ箱も分別するようになってる! ショップで、less is more(ミース・ファン・デル・ローエ)の言葉入りのマグを購入。かわいいティータオルも気になったのだが、値段が高い!
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外に出るとそろそろ日も傾き始める。まっすぐ帰ろうと、タワーブリッジを渡り、バス停へ向かう。橋のちょうど真ん中あたりで。ピーナッツ(だったはず)をキャラメライズしているいい匂い。が、お腹はまだいっぱいの状態。橋をはさんだロンドン塔の向かいに、リチャード・ロジャースとかノーマン・フォスターっぽい建物があるなぁ。誰のデザインだろう。
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エコなのか、貸し出し自転車もよく見る。バスを待っていたら、おお〜、今ではあまり見かけなくなったダブルデッカーに出くわす。これが一番好きだな。危険ではあるが、ちょっと信号待ちとかで、ぴょこっと飛び乗ったり飛び降りたりできてそれが楽しかったりする。
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帰宅。いつもロンドン滞在では、JとVの本来の自宅であるアールズコートに泊まるのだが、今回はサウス・ケンジントン泊。彼らの友人のMも滞在中。私はリビングのソファを、夜はベッドにして使わせてもらう。別段一緒にご飯を食べるわけではないが、いたらお互いに声を掛け合う。ごはんは?と訊かれ、要らない、と返事。お腹いっぱい、買って来たパンを少し食べるから、あっ、パンケースにおいとくから自由に食べてね、と。喋ったりテレビを見たりして、のんびり過ごす。
by ricoricex | 2011-10-29 16:50 | 旅の記憶

ナイトフェリーの疲れもあって、昨晩は早く就寝。おかげで今日は早起き。
散らかしっぱなしで寝て、荷物もすっかり整理しても朝食までにまだ時間がある。天気もいので散歩へ。ジョガーの姿もちらほら。ヘルスコンシャスになったのかなぁ〜。(後日、携帯電話会社かスポーツシューメーカーだったかがキャンペーンをやっているから、それじゃない、と言われました。)
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宿に戻り、ダイニングルームで朝食。リクエストはイングリッシュ・ブレックファストがいいけれど、スモールポーション。この宿はパンは手作りなんです。素朴でおいしい。
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このダイニングルームが部屋に負けるとも劣らないかわいらしさ。ゆる〜いポップでキッチュな感じが私好み。心なしかikeaアイテムが多いような。。。
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朝食を摂りながら、宿のお兄さんや、隣席の中年カップルとしばしおしゃべり。昨日も、そして今日もワイナリーに行くんだ〜と行ったら、そりゃいいね、今、イングランド、特にこの辺りはワインがよくなっているって評判だし、と。

快適に過ごしたB&Bをチェックアウトし、駅へ向かう。途中、マーケットをやっているのに出くわす、
店は10店舗ちょいと、多くはないけれど、楽しそう。
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見始めたら時間がかかりそうなので、いささか残念だけれど、駅へ向かう。
ブライトンから列車でLewesへ。ブライトンを出発して、すぐローマ時代の水道橋(?)のような橋を渡る。建築好きの私としては、こういうの、わくわくするんですよね〜。
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途中、サセックス大学とブライトン大学のあたりに、大きなスタジアムみたいな建物を建築中。なんだろう?
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Lewesに到着したのは10時30分頃。タクシーを拾って、Breaky bottomというワイナリーへ向かいます。
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このLewesという街、タクシーで通り過ぎただけですが、なかなか雰囲気のある小さな街。興味深い古い建物が残っていそうなのです、次に来る機会があれば、少し街歩き(時間は半日もあれば十分か?)もしたいな〜。
街を抜け、幹線道路と思われる道から、丘陵地帯へ、しかし、何もない牧草地をひたすらアップダウン。タクシーの運転手さんの運転は確信めいているけれど、果たしてこんな人里離れたところに、と不安になり始める。
いえいえ、大丈夫でした。無事、Breaky bottomに到着!

登場したのは、気難しそうなおじさん。タクシーを呼んで来てもらうのは時間がかかるので、今のうちに帰りのタクシーをお願いしようということになる。オレは忙しいから、あんまり時間はとれないよ、と言われ、じゃあ1時間ほど時間をくれる?とお願いする。そうして、タクシーの運転手さんに12時に来てもらうよう手配。
このおじさん、繁忙期以外はひとりで作業をしているのだとか。本当に小さい小さいワイナリー。物置小屋/作業小屋みたいなところで醸造を行っている。
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最初は気難しそうな印象だったけれど、だんだん打ち解けてくる(と思ったのは私だけ?)。タンクに耳を当てると発酵している音が聞こえるよ、とか、そういわれるとそんな気もしなくもない。
作業もなるべく手でやりたいと、プレスは昔の器具で。じゃあ、ルミアージュも?と訊くと、いや〜、それだけはさすがに無理。なんでリッジビューに頼んでるんだ、と。
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その後、畑を案内してくれる。なるべく手作業ということで、収穫もハンドピッキングだとか。羊も飼ってるんだよ〜と。
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家族経営よりさらに小さいワイナリー。目の行き届く範囲で仕事をしていて、セオリーやポリシーが実に明確。本当になみなみならぬ情熱を感じます。本当にワインを造る、そのことが好きなんだなぁ〜。
ラベリングする部屋に移動。ピンクのラベルのボトルがあったので、あれっ、ロゼも造っているの?と訊くと、いやいや、オレはブドウだけでなくカシスも栽培してて、それでカシス・リキュールも造ってるんだ、で、スパークリングワインとカシス・リキュールを合わせたキール・ロワイヤルもアイテムとして揃えているんだ、と。
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カシス・リキュールも〜! ははは、そうなんだ。そんな驚くことでもないだろう。
じゃあ、試飲してみる?と言われ、ご自宅のリビングに移動。あいにく家にはスパークリングワインがなかったので、ワイナリー(といってもすぐそこ)へ取りに行って、あけてくれる。
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これが、う、う、う、うまいのなんの! まさに理想的なスパークリング! くいくい飲んでしまう。それを見て、おいしい?もっと飲む?と訊かれ、遠慮なく、調子に乗って(私は人の厚意は素直に受けることにしているのだ)、気づけばハーフボトルぐらい飲んでしまった! 私はお酒があまり飲めず、グラス2杯が精いっぱいなのに〜。
それだけおいしかったってこと。感激したなぁ〜、忘れられない!
なんせ量産していないので、地元のウエイトローズ4、5軒にしか卸してないそう、あとの手段としてはオンラインで購入。日本にいるとどっちもダメなので、また買いに来なきゃ! 

40年以上もワイン造りに携わっているこのおじさん、イングリッシュワインをずっと見続けて来た人で、興味深い話もいろいろしてくれたのです。イングリッシュワイン産業はここ5年で飛躍的に伸びてるんだよ。納得〜。その少し前にきいたことはあったけれど、3年前に来たときにサリー州を車で走っているときに、vineyardとかの標識をよく見かけて、驚いたし、イングリッシュワインが盛んになっているんだよ、と言われ、実感したもの。あ〜、その頃だったら、まさしく、だね、と。
昨日はリッジビューに行き、もうひとつ行きたかったナイティンバーに断られた(ここは一般にオープンにしていないのです。でもダメもとで連絡したら、ワイナリーの建物が工事中だから、安全面もあってNGと丁重に断られたのです)と言ったら、ああ、あそこはそうだろな〜、と。
そして、衝撃的な発言が! オレは小泉八雲の遠縁なんだ、と。はっ、彼はギリシャ人じゃなかったっけ?と言うと、それは母方ね、父方はアイルランド人でそっちの方、と。いや〜!びっくりです。それっぽい名前つけたら売れるんじゃない?と言ったら、そーかもな、だって。
そうそうしゃべっているうちにタクシーが到着。少し待ってもらって、スパークリングワイン、カシス・リキュール、キール・ロワイヤルを購入。
新しいワインにチャレンジしてるとのこと。また見に来るね、ああ、またおいで、と言ってくれてお別れ。

Lewesからは乗り換えなしでロンドンへ。電車の中で、B&Bの部屋で用意してあったペンギン(チョコバー)を食べる。
ヴィクトリアに向かうこの路線、駅の手前、右手にバターシー発電所が見えるで、飛行機ではシャッターチャンスを逃したけれど、今度はしっかり撮りました。
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地下鉄が動いているかどうか確認するまでもなく、この日の移動は駅からフラットに戻るだけのはずなので、バスでフラットに戻る。
16時過ぎに帰り、お茶を飲んだりしてのんびり。Vがハロッズの近くに買い物に行くけれど、一緒に来る?と言われ、そーだなー、ハロッズでも行くか〜と一緒に出かける。
食品売り場をぶらぶら。ワイン売り場は改装中。クリスマス売り場がとっても華やか。そうだよね、そういう時期だよね。
ハロッズは20時閉店だけれど、同じ通り沿いのキッチン用品店Divertimentiは19時閉店。こっちが見たいと、ハロッズを後にする。
Divertimentiは楽しいな〜。見てるとあれもこれも欲しくなる。ショップアシスタントのお姉さんに、もうすぐ閉店よ、と声をかけられ、ロンドンの食情報の本、ランチョンマットとショッピングバッグを購入。
そうなのよね、19時閉店というのは、リアルな閉める時間だから、お客はそれより早く退散しないといけないのよね〜。
フラットに戻って、Vが食べてね、と言ってくれたマーローのミンチのライスを詰め物で夕食。あっさりと食べやすく、おかわりもしてぺろっと食べた次第。
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by ricoricex | 2011-01-13 23:09 | 旅の記憶