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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:食ニュース( 207 )



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2017年1月4日(水)づけのイギリスの飲食メディア“Big Hospitality”にあったのは、こんな記事。

2017年のイギリスの食シーンを予測する
Restaurant trends: 7 things we'll see in 2017
http://www.bighospitality.co.uk/Business/Restaurant-trends-2017


今年、2017年こういったことがイギリスの飲食業界のキーワードになりそうです。

01. イギリスのEU離脱で起こりうること
イギリス国内の食材に対する、ますますの見直し。生産者に注目が集まり、サポートする動きが盛んになるだろう。その筆頭に挙がるのはワイン
一方で、人材不足への対策を考慮し、手を打つ必要がある。

02. 野菜選択&摂取はより当たり前に
ヴェジタリアン、ヴィーガンのみならず、野菜コンシャスな風潮はますます広がり、メインは肉ではなく野菜ということも珍しくなくなるだろう。

03. 朝食が飲食店のポイントになる?
2016年は朝食が大きなビジネスとなった年。今年、2017年はそれをさらに拡大させて、ブランチで、もしくは一日中朝食を提供、なんてことが一般化する可能性も。
そしてその内容はバリエーションに富み、タコスも朝食メニューのひとつに。

04. スパイス使いがもっと広がる
中近東をはじめ世界の料理が身近になった今、よりバラエティ豊かなスパイス使いが見られるようになる。その筆頭は、コリアンダー、クミン、フェンネル。実際に、カイエンヌペッパー、キャラウェイ、サフラン、レモングラス、ジンジャー、クミン、シナモンの売上げは増加している。

05. “魅せる”デザートが人気に
見た目楽しいアイスクリーム・デザートに期待大。
また、ビーツ、コーン、サツマイモと、材料に野菜を使うことも注目されており、大衆性を獲得、となるか?

06. 物価&賃料はますますあがる
ワイン、食材の物価の上昇により、外食費も当然高くなる。
飲食業界が頭を抱えるのが人件費と賃料。
理由は解決策にこれ!という決定打はない。ひとつひとつを検証し、それぞれに合ったやり方でやるしかない。

07. インテリアのデザイン性も重要
新しいメニューやとひとり客へのアプローチなど、とかく目の前の注文に目が向かいがちだが、選り意識的にインテリアに取り組むこと大事。


うんうん。
飲食業界視点の、課題を含みつつ、のトピックが並んでいます。
でも、ここではあまり言及されていないけれど、デジタルとどうタグを組んでいくか(それをアナログに落とし込むか、含め)、というのも今やこれなしでは物事は進まない要のひとつだと、私は思っています、私としては。
そのあたりもふれて欲しかったな。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年イギリスのフードトレンドを予測する! → http://ricorice.exblog.jp/25358568/
○2017年ロンドンのレストランシーンはこうなる(かも?) → http://ricorice.exblog.jp/25269524/
○食のプロが予想する、2017年イギリスのフードシーンはこうなる! → http://ricorice.exblog.jp/25192988/
○今年、2017年の開業が待たれるロンドンのレストラン30選 → http://ricorice.exblog.jp/25221311/
○2016年のイギリスの食シーンを振り返る → http://ricorice.exblog.jp/25121083/
○ロンドンのフードデリバリー、急成長で発展中! → http://ricorice.exblog.jp/25233403/
○イングリッシュワイン → http://ricorice.exblog.jp/i23/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-02-21 00:00 | 食ニュース

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ピンク・フロイドの空飛ぶ豚のアルバム『アニマルズ』のカバーであまりにも有名。
ロンドンの建造物のひとつ、バターシー・パワーステーションは、現在、再開発まっただ中です。
https://www.batterseapowerstation.co.uk/
(取り壊す前に見学の機会があり、そのタイミングでロンドンにいたことは、とてもラッキーなことでした。 → http://ricorice.exblog.jp/21345239/


パワーステーション、つまり発電所として再オープンではなく、エリア再開発となり、
飲食店ありショップあり、高級住居エリアあり、象徴的だった煙突は展望台として再利用となったり、リバーサイドに広がる一大高級タウンが登場します。
そして、ついに今年、2017年夏、新しいバターシー・パワーステーションの第一弾としてCircus West Villageと呼ばれる区域がオープンします。

で、2月11日(土)に送られてきたニュースレターに貼られていたリンク(↓)
https://batterseapowerstation.co.uk/#!/go/view/app/circus-west
および、ロンドンの飲食メディア“Hot Dinners”の2月7日(火)づけの記事より(↓)、登場する飲食店が明らかにされました。
What restaurants are going in the new Battersea Power Station?
http://www.hot-dinners.com/Gastroblog/Latest-news/battersea-power-station-revamp-gets-vagabond-allens-and-more


こんなお店が登場する模様です。

01. Mother(デンマーク・コペンハーゲン発イタリアンピザ店)
02. Wright Brothers(新進気鋭のシーフード・レストラン)
03. Dodd’s Gin(注目のオーガニック・ジン)
04. Ben’s Canteen(ハンバーガーなどのカジュアルダイニング)
05. Duckroad(ソーホーにあるワインバー、Duckroadの姉妹店)
06. Pedler Cru(日替わりメニューが好評のダイニングスポット)
07. Vagabond(ワインショップ&バー)
08. Allens of Battersea butcher(歴史ある肉屋さん。コース料理も提供)
09. Flour Power City Bakery(オーガニックベーカリー&カフェ)
10. The Coffeeworks Project(豆を買い付け。人気のコーヒーショップ)

11. The General Store(フーディー垂涎のグロッサリーショップ&デリ)
12. No. 29(モダンスタイルのレストランパブ)


チェルシー・ブリッジをわたってすぐ、これらの飲食店を擁するCircus West Villageは、バターシー・パワーステーションでは一番アクセスしやすい(と思われる)区域にあるせいか、スマートカジュアルな飲食店、とはいえ大々的にチェーン展開はしていない、これからの成長株を狙って集めた印象です。
最近のロンドンの注目店は、中心部からやや離れたところにあり、そこまで行かなくてもここに来れば揃っている、といった様相。

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以前のバターシー・パワーステーションの印象があまりに強い私には、景色があまりに変わってしまうことに若干のとまどいがないといえば嘘になりますが、これも時代の流れ。すぐに、いともやすやすとなじんでしまうのでしょう。
これからはリバーサイドのポッシュエリア、バターシー・パワーステーションという認識になるんだろうなぁ。


ところで、冒頭でピンク・フロイドのアルバム『アニマルズ』についてふれましたが、
2017年5月13日(土)より、ロンドンのヴィクトリア&アルバート・ミュージアム/Victoria and Albert Museumで「ピンク・フロイド展」が開催されます。
アニマルズ』カバーのアートワークについても紹介されます。
ピンク・フロイド展」の詳細はこちら(↓)。
https://www.vam.ac.uk/exhibitions/pink-floyd


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○バターシー・パワーステーション/Battersea Power Station公開! → http://ricorice.exblog.jp/21345239/
○サッカー・スタジアムは新しいダイニングスポットとなるか? → http://ricorice.exblog.jp/25312139/
○exゴードン・ラムジィのヘッドシェフ、ノッティング・ヒルに自身の店舗をオープン! → http://ricorice.exblog.jp/25184272/
○ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ → http://ricorice.exblog.jp/25138762/




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by ricoricex | 2017-02-16 00:00 | 食ニュース

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イギリスの大衆紙“The Sun”がすっぱ抜き、それに追随するように大手メディアもこぞって報道したのですが、肝心の制作会社Love Productionもテレビ局Channel 4も発表していないので、当ブログで綴るのはどうかと思ったのですが、とりあえず状況報告ということで。

イギリスのテレビ番組、「The Great British Bake Off」(通称、GBBO)。
腕に覚えのあるアマチュアお菓子作り名人たちがその腕を競い合う番組で、2010年から毎年秋に放送され、シリーズを重ねるごとに高視聴率を叩き出し、イギリスの国民的テレビ番組にして超人気テレビ番組です。
(2016年の“シリーズ7”についてはこちらを → http://ricorice.exblog.jp/24770639/

が、が、制作費の問題などで1年ぐらい交渉が行われていまして、BBCでの放送は昨年2016年が最後。
今年2017年からは、テレビ局をChannel 4に移して放送されます(制作会社は同じ)。

この後、司会の2人、メル・ギェドロイツ/Mel Giedroycとスー・パーキンス/Sue Perkins、そしてジャッジのひとりであるメアリー・ベリー/Mary Berryが降板を発表。
出演者として番組に残るはもうひとりのジャッジ、ポール・ハリウッド/Paul Hollywoodのみに。

となると、気になるのが後継者。
それをすっぱ抜いたのが“The Sun”だったというわけです。
メアリー・ベリーを引き継ぐジャッジに、プリュ・リース/Prue Leithに決まったとか(なんとか)。
プリュ・リースは、イギリスの飲食業界の重鎮で、フードライターであり、レストラン経営者であり、そしてロンドンきっての料理学校、Leiths School of Food and Wine(私も渡英のたびにお世話になっていて、拙著『イギリス菓子図鑑』を蔵書に加えていただいています → http://ricorice.exblog.jp/24434241/)の創設者という人物で、メディアでもおなじみ。

2017年2月13日(月)の“The Sun”報道を皮切りに、
各メディアは以下のように伝えています。

The Sunの記事2本
Prue Leith to replace Mary Berry as judge on The Great British Bake Off
https://www.thesun.co.uk/tvandshowbiz/2857481/prue-leith-to-replace-mary-berry-as-judge-on-the-great-british-bake-off/


The Great British Bake Off soon to start filming but who will judge with Paul Hollywood?
https://www.thesun.co.uk/tvandshowbiz/2713713/great-british-bake-off-2017/


London Evening Standardの記事
Prue Leith tipped as Great British Bake Off's ‘new Mary Berry’ on Channel 4
http://www.standard.co.uk/stayingin/tvfilm/great-british-bake-off-prue-leith-tipped-as-channel-4s-new-mary-berry-a3466106.html


Daily Telegraghの記事
Prue Leith 'to take over from Mary Berry' on Great British Bake Off
http://www.telegraph.co.uk/news/2017/02/14/prue-leith-take-mary-berry-great-british-bake/


The Guardianの記事2本
Judging Great British Bake Off would be my dream, says Prue Leith
https://www.theguardian.com/tv-and-radio/2017/feb/14/prue-leith-to-replace-mary-berry-on-great-british-bake-off-reports?CMP=share_btn_fb


Prue Leith: can the culinary legend fill Mary Berry’s boots on Bake Off?
https://www.theguardian.com/tv-and-radio/shortcuts/2017/feb/14/prue-leith-can-culinary-legend-fill-mary-berry-boots-bake-off?CMP=share_btn_fb


Woman and Homeの記事
Mary Berry’s Bake Off Replacement Is A Strong Choice
http://www.womanandhome.com/news-and-entertainment/541383/mary-berry-replacement-pru-leith-bake-off?utm_campaign=womanandhome&utm_source=facebook&utm_medium=social

BBCの記事
Prue Leith hopeful after Bake Off audition
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-38966663



さてさてどうなることやら。
正式に新しいジャッジ、および司会が発表されたら、改めて当ブログでお知らせします。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○「The Great British Bake Off」シリーズ7最終回の視聴者が過去最高を記録! → http://ricorice.exblog.jp/24770639/
○「The Great British Bake Off」シリーズ7終了! → http://ricorice.exblog.jp/24755233/
○「The Great British Bake Off」がBBCからC4へ → http://ricorice.exblog.jp/24656475/
○「The Great British Bake Off」シリーズ7始まる! → http://ricorice.exblog.jp/24612081/
○著書『イギリス菓子図鑑』をロンドンの料理学校においていただきました → http://ricorice.exblog.jp/24434241/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2017-02-15 12:00 | 食ニュース

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2016年1月30日(金)づけのイギリスの新聞「Daily Telegragh」にあったこんな記事。

2017年イギリスのフードトレンドを予測する!
Tacos, turmeric, the latest tech and more: a taste of 2017's food trends
http://www.telegraph.co.uk/food-and-drink/features/tacos-turmeric-latest-tech-taste-2017s-food-trends/


こんなものが今年2017年、流行るかもしれません。

<食べ物/Hipster to high street: going from niche to mainstream in 2017>
01. 枝豆ヌードル/Edamame noodles
02. 生ターメリック/Fresh turmeric root
03. ポキ/Poké
04. 紅茶キノコ/Kombucha

<外食シーン/Look out for..>
01. メイン野菜(肉の代替として)/Hero vegetables
02. 炎で料理/Cooking over fire
03. 麹、糀/Koji
04. シリア料理/Syrian food
05. マーブル模様/Marbling
06. イタリア料理の隆盛/Italian renaissance
07. タコス/Tacos
08. 1970代テイスト/Tongue-in-cheek Seventies
09. 野菜ヨーグルト/Savoury yogurts

<お酒/The new booze>
01. ミード(蜂蜜酒)/Mead
02. フリッツァンテ(ピニョレットを使った微発泡性白ワイン。プロセッコよりも泡立ちが強い)/Pignoletto
03. マスティハ(マスティハという木の樹液を材料にしたギリシャのリキュール)/Mastiha
04. シェリーを使ったカクテル/Sherry cocktails

<テクノロジー/Food tech: a raft of innovations will help busy foodies in 2017>
01. フードデリバリー/Restaurant ordering apps
02. マイカップでコーヒー料金を支払い/Quick-pay coffee cups
03. デジタル・キッチン用品/‘Smart’ kitchen gadgets


すでにその兆しがあるものも少なくなく、こういうのおもしろいですね〜。
とはいえ、箇条書きだけだとわかりづらいかも。。。
オリジナル記事には、さくっと説明がありますので、気になる方はあたってみてください(↓)。
http://www.telegraph.co.uk/food-and-drink/features/tacos-turmeric-latest-tech-taste-2017s-food-trends/


個人的には<テクノロジー>のカテゴリーが一番興味深い。
実際に利用する/しないはおいておいて、こうやって文字になっているのを眺めると、知らず知らずのうちに生活のなかにす〜っと入ってきてなじんでしまったものもあったりして、世の中の動きや変化をはっきりと体感できるんですよね〜。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年ロンドンのレストランシーンはこうなる(かも?) → http://ricorice.exblog.jp/25269524/
○食のプロが予想する、2017年イギリスのフードシーンはこうなる! → http://ricorice.exblog.jp/25192988/
○今年、2017年の開業が待たれるロンドンのレストラン30選 → http://ricorice.exblog.jp/25221311/
○2016年のイギリスの食シーンを振り返る → http://ricorice.exblog.jp/25121083/
○ロンドンで紅茶キノコを楽しむなら → http://ricorice.exblog.jp/24521543/
○イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2016年のベスト・フードブック20選 → http://ricorice.exblog.jp/25106290/
○ロンドンのフードデリバリー、急成長で発展中! → http://ricorice.exblog.jp/25233403/




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by ricoricex | 2017-02-15 00:00 | 食ニュース

イギリスの国民的スポーツのひとつ、サッカー(英語ではフットボール/football)。
庶民のスポーツとしておなじみ、人気も圧倒的で、
“ワーキングクラスがリッチになるにはサッカー選手かミュージシャン”
なんて言われていました。
しかし、それも過去のこととなりつつある今、こんなサッカー・スタジアムが2018年8月にお目見えします(予定)。

場所はロンドン北部。
プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブ/Tottenham Hotspur Football Clubの新スタジアムがそれ。
これまでのサッカースタジアムのイメージを一新するようなポッシュな大型かつポッシュな施設を造られます。

スタイリッシュなバー、マイクロブルワリー、インストア・べーカリーを備え、食の面に力を入れているのが特徴。
ここまで腰を据えて食に注力したスタジアムはこれまでなかったのでは?
「スポーツ観賞だけでなくエンターテイメントスポットとして楽しんで欲しい」とは、同クラブ会長のダニエル・リーヴィの弁。


当ブログでは、まずは食の面にスポットを当ててのご紹介ですが、一番の話題はその収容人数でしょう。
一度に6万1.000人を擁することができ、この規模の会場ってないんですよね〜。

"サッカーの聖地/ The Home of Football"と称され、数々の大物ミュージシャンのコンサート会場としても利用されるウェンブリー・スタジアム/Wembley Stadiumで7万5,000〜9万席( + スタンディング1万5,000人)。
その次のクラスの大型会場となると、旧ミレニアム・ドームのO2アリーナ/The O2で、こちらの収容人数は2万人。
このギャップは大きいですねぇ。
そこを埋める役割をトッテナム・ホットスパーFCの新スタジアムは果たしてくれそうです。


私の予想。
彼女はすでにウェンブリー・クラスのアーティストですが、
アデル/Adeleが、杮落しかなんだかの重要なイベントで登場するのでは?
というのも彼女の出身地であり、自身がサポーターだから、なんですよね〜。
なんて、えばっていかにもな顔つきで言っていますが、こんな真っ当な予想をするの、私だけじゃないか。。。


最後に。
以下、この記事のニュースソースです。
Tottenham Hotspur: New stadium images revealed
http://www.bbc.com/news/uk-england-london-38682911l


New Tottenham Hotspur stadium to double up as a music venue
http://www.nme.com/news/music/new-tottenham-hotspur-stadium-music-venue-1966954?utm_source=facebook&utm_medium=social


BBCは2017年1月20日(金)、NMEは2017年2月4日(土)に伝えています。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○デリア・スミス【Delia Smith】 → http://ricorice.exblog.jp/5454143/
○ユーロ2016フランス、ですよ〜! → http://ricorice.exblog.jp/24442438/




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by ricoricex | 2017-02-10 00:00 | 食ニュース

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年が明けて早1カ月。なかなか当ブログへのアップデイトが追いつかず、嗚呼。。。

本日お届けするのは、ロンドンの新聞「London Evening Standard」の2017年1月1日(日)づけであったこんな記事。

2017年ロンドンのレストランシーンはこうなる(かも?)
London restaurant predictions: the trends that will be big in 2017
http://www.standard.co.uk/goingout/restaurants/london-restaurant-predictions-trends-that-will-be-big-in-2017-a3427451.html


どんな予想がされたか、というと、、、


01. タコス人気はまだまだ続く/Taco takeover
こんなお店に注目:El PastorCorazónBreddos Tacos

02. イタリア熱、沸騰中!/Mucho Italiano
こんなお店に注目:Hai Cenato、a southern Italian restaurant from Francesco Mazzei

03. ダイニング・コンプレックス/It’s complex…
こんなスポットに注目:The NedSix Storeys、2017年春開業予定のロバート・デ・ニーロによるホテル、The Wellington(2つのレストラン、デリ、メンバーズ・クラブが入る予定)

04. 高級ホテル、ダイニングに注力/Haute hotels
こんなお店に注目:a restaurant from Ollie Dabbous at the Henrietta HotelLe Dame de Pic at Four Seasons Hotel London at Ten Trinity SquareJean Georges at the Connaughtr、Tom Kerridge’s restaurant at Jumeirah Carlton Tower

05. くわっ、くわっ! アヒル/Ducking out
こんなお店に注目:BastienDuck, Duck, Goose

06. 酉年だから、ってわけじゃないけれど/Birds
こんなお店に注目:The Holy BirdsThe Game Bird at Mayfair’s Stafford HotelPique-Nique

07. 女性シェフの躍進/Females at the forefront
こんなお店に注目:Mere by Monica Galetti、Clare Smyth restaurant、Martha Ortiz at the InterContinentalLe Dame de Pic by Anne-Sophie Pic、Ruth Rogers’ restautant

08. 汁もの万歳!/Souper dooper
こんなお店に注目:The Laksa Kitchen、a restaurant from Din Tai FungDumpy LynnSom SaaKiln

09. 野菜たっぷり/Veg on
こんなお店に注目:Luca


一時的なトレンドもありそうですが、これはますます定着し大きくなっているなぁ、と感じるのが、
09の“野菜たっぷり”、

ここ数年、ステーキなどの肉料理専門店の増加、という動きはあるものの(これは嗜好、もですが、経営戦略に拠るところも大きい → http://ricorice.exblog.jp/23763775/)、
ヴェジタリアン、ヴィーガンのみならず、野菜をより摂取するような動きは、もはや当たり前になったように思えます。


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○今年、2017年の開業が待たれるロンドンのレストラン30選 → http://ricorice.exblog.jp/25221311/
○2016年のイギリスの食シーンを振り返る → http://ricorice.exblog.jp/25121083/
○「Hot Dinners」が選ぶ、2016年ロンドンのベスト・フード&レストラン → http://ricorice.exblog.jp/25092675/
○ 「ロンドン・イヴニング・スタンダード」が選ぶ、2016年ロンドンのベスト・レストラン → http://ricorice.exblog.jp/25091317/
○キッチンスタッフ求む! 人手不足に悩むイギリスのレストラン業界 → http://ricorice.exblog.jp/23763775/




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by ricoricex | 2017-02-03 00:00 | 食ニュース

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昨年、2016年の大企業やブランドについてのイギリスでの調査結果が、
2017年1月19日(木)づけのロンドンの経済紙“City A. M.”に掲載されていました。

最新! イギリスで人気のあるブランド・トップ10
This is the most popular brand in the UK (and it's not even from here)
http://www.cityam.com/257340/most-popular-brand-uk-and-its-not-even


昨年、2016年、毎週、きいたことのあるブランドや企業について調査した結果が、その内容。
いいこともあれば悪いニュースもあるでしょうが、とにかく認知されていること、好きの反対は無関心というように、聞いたことがあり、しかもそれが記憶にとどまっているということは、それだけ関心のあることの証し、なんですよね〜。

その気になる結果は、以下のとおりです。

01. アルディ/Aldi
02. リドル/Lidl
03. BBC iPlayer/BBC iPlayer
04. ジョン・ルイス/John Lewis
04. MoneySavingExpert.com/MoneySavingExpert.com
06. ネットフリックス/Netflix
07. ヨークシャーティー/Yorkshire Tea
08. ダイソン/Dyson
09. YouTube/YouTube
10. マークス&スペンサー/M & S


特筆すべきは、1位のアルディと2位のリドル
どちらも、ドイツ発ディスカウント・スーパーマーケットで、近年イギリスでの勢いはすさまじく、まさに“席巻”という言葉がふさわしい。
それほど大躍進を遂げているスーパーマーケットです。

お膝元である、10位のイギリスのスーパーマーケットのマークス&スペンサー、4位のデパートのジョン・ルイスを差し置いての、ワン・ツー・フィニッシュです。


それを象徴するような出来事に昨年、2016年秋のイギリス滞在で出くわしました。
ここ数年は毎年、そうでないときも2〜3年に一度訪問するイベントに“BBC Good Food Show”というフードショウがあります。
文字どおり、“食”にスポットを当てた見本市で、ここに来るとイギリスの“今”そして“これから”のフードトレンドがわかりますし、会社や生産者の人たちと直接話せるメリットもあります。

で、この“BBC Good Food Show”、毎年、スーパーマーケットがメインスポンサーにつき、この年はアルディ
会場の真ん中にでーんと大きなブースを構え、太っ腹な試食&試飲。ところどころで散見できるPRっぷりも圧巻でした。
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イギリスでは、階級によって行く店が決まっていて(別段、法律で決められているわけではありません)、随分ゆるくなったとはいえ、スーパーマーケットでもやはり健在、というのが私の印象です。
ただ、これ、高級スーパーマーケットが必ずしもすべての商品で値段が高いわけでなければ、廉価はスーパーマーケットが必ずしも安いわけでもない。
チラシが入って比較検討をする、ってこともしないわけで、これって慣習、なんですよね。

そこに風穴をあける恰好で登場したのが、ドイツの激安スーパーマーケットのアルディリドル
えぐい、というか、笑っちゃう、というか、な比較広告も打ち出しています。

このままいくと、自動車メーカー同様、イギリスでは自国のスーパーマーケットはどこに行っちゃったの?なんて状況になりかねないかも。。。


さて、先の“BBC Good Food Show”のメインスポンサーとなったアルディがプロモーションしていたのは、ラグジュアリーライン。クリスマス前、ということもあってかと思いますが、それでも、安い!を前面に打ち出していなかったのは実に興味深いところです。

以下、憶測ですが、
アルディリドルの破格値に飛びついたのは、ワーキングクラスだけでなく、実はミドルクラスの方々も予想以上に多かったのでは?

(余談ですが、ワーキングクラスとアッパークラスはある意味、よく似ています。
 アッパーな方々は着ているものも、基本質素ですし、ひけらかすようなことをしないんですよね。
“お金持ってます”感をぷんぷんにおわせているのはミドルクラス。
 このミドルクラス、アッパーとロウワーとに分けられ、この目に見えざる壁はとてつもなく高い。)

もちろん当初はワーキングクラスである庶民層を狙ってイギリスに進出したのでしょう。ところが蓋をあけてみたら、もちろん彼らはコアな消費者層ではあるものの、意外や意外、ミドルクラスな人たちも随分活用している、と。
だからこそ、アルディは“BBC Good Food Show”ではラグジュアリー路線を打ち出したのではないか、と踏むのです。
実際に、こういうイベントはミドルクラスの巣窟ですし(ワーキングクラスは、まず、来ないでしょうね)

そして、この私の憶測を裏付けるかのように、今回ご紹介している新聞記事にも、アルディリドルとも、“商品の品質を打ち出し、ブランドイメージを高級なものに変えようとしている”とありますし。


ただですね〜、アルディリドルもロンドンの中心部および私のテリトリーにはないんですよ〜。
なので、気になりつつも訪問できていないままなのですが、これはやはりちゃんと時間を確保して行かねば!なのであります。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリス人の好きなブランド・嫌いなブランド → http://ricorice.exblog.jp/22869055/
○イギリスのスーパーマーケットのクリスマス食品を評価する! → http://ricorice.exblog.jp/25067699/
○2016年のベストなミンス・パイ8選 → http://ricorice.exblog.jp/25046095/




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by ricoricex | 2017-02-02 00:00 | 食ニュース

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2000年、イギリス南西部の街、ボーンマスのミドルクラスの家庭にホームステイしていたとき。
この家は、両親に子どもが3人、ホームステイ外国人留学生が2〜3人、それにホストマザーの弟とそのガールフレンドがひとつ屋根の下に暮らしていました。

ホストマザーは舞台の演出だったかの仕事で、出張の日々、泊まりで不在のことの方が多かった。
普段の家事はホストファーザーがやっていました。
ダイニングテーブルは8人がけ、だったかな?
基本、子ども3人とホームステイ外国人留学生が一緒に食べ、夕食は6時過ぎにスタート、ホストファミリーの大人たちはときどき、8時頃からワイン飲んでわいわいやるといった様相。

ホストマザーは不在が多い、ホストマザーの弟とそのガールフレンドは食事は自分たちで、ではあるものの、なんせ頭数が多い。
そんなわけで、この家では、普段の買い物は、スーパーマーケット、テスコ/Tesco(この頃はまだ元気だったなぁ)のオンラインショッピングを利用していました。
ホストマザーがときどきキッチンで伝票と真剣ににらめっこをしていて、その姿が脳裏に焼き付いています。


そんなわけで、日常の食糧品のオンラインショッピングが日本よりぐっと早い段階で普及した(と思われる)イギリス。
オカド/Ocadoというオンライン専門のスーパーマーケットもあり、街でよくその車を見かけるし。
(ただし、これ、日本とは単純に比較できないんですよね。
なぜなら、イギリスではそれぞれの家庭で利用するスーパーマーケットが決まっている、新聞にチラシは入らない(よって値段を比較して、今日はここへ、という習慣がない)、とかいろんな要因があっての、オンラインショッピングの一般化なので)


一方、食事のデリバリーは、というと、さほど盛んではなかったんですよね、せいぜいピザぐらいか。
それはエスニック系の店(インドとか中国とかタイとか、日本も含む)では持ち帰り/テイクアウェイが当たり前のようにできる、ってことがあったからでしょう。

それが、数年前から、その慣習に風穴をあける恰好で急成長したのが、フードデリバリーのデリバルー/Deliveroo
https://deliveroo.co.uk/

e0038047_0184626.jpgお腹の袋に入れて運ぶイメージなのでしょう、カンガルー/kangarooがキャラクターとして描かれていました(今は、一番上の写真にあるように、人の顔を想起させるピースサインみたいなの)。


このデリバルー、飲食店のデリバリー部門を専門に請け負う、というのかな。
直接デリバリー・サーヴィスを提供していないレストランに、オンデマンドのサーヴィスを代行するというスタイル。ここには、そうそうたるレストランも登録しています。
注文を受けたら、自転車やバイクで配達してくれます。


2013年創設のデリバルー、あっという間に広がり、配達している自転車やバイクはすっかり街の風景の一部に。
急成長を続けているスタートアップです。

で、このデリバルーが2億6500億ドルの資金調達をし、さらにサーヴィスを拡大していくことが、2016年8月5日(金)づけの「Wired UK」が報道(↓)。
Deliveroo raises $275m to continue global expansion
http://www.wired.co.uk/article/deliveroo-raises-275-million-investment


2015年11月の資金調達ラウンド以降、実に400%の成長を遂げ、29都市で新たにサーヴィスを開始。9000の飲食店がラインナップに加わり、トータル84都市、12カ国で展開されることに。

今回の上記報道では、フードデリバリーのみならず、キッチンスペース提供への投資も計画。
飲食店におけるフードデリバリーの余力がない部分を補っているのが、デリバルーのそもそもの始まりですが、レストランの厨房などのキャパシティの問題解決に乗り出そうってわけです。
同じ料理でも、レストランではお皿にきれいに盛り付けることも大事で、そのためのスペースを縮小するわけにはいかない、フレッシュな状態で食べるのと、デリバリーでは味つけなどを変える必要もあり、であれば、デリバリー専用の厨房があった方が現実的で便利だ、と。
デリバリーに侵食されて、本来のレストラン業務が疎かになったら元も子もないわけで。


この2カ月ほど前、タクシーの新アイディアといえる配車サーヴィス、ウーバー/Uberがロンドンでも、フードデリバリーのウーバーイーツ/UberEatsのサーヴィスを開始。
https://www.ubereats.com/london/

それを伝える、「Wired UK」の2016年6月16日(木)づけの記事はこちら(↓)。
Uber launches UberEats food delivery service in London
http://www.wired.co.uk/article/uber-eats-launch-london



ちなみにウーバーイーツ、日本でも東京で2016年9月29日(木)からサーヴィスを開始しています。
UberEATS、東京で開始!
https://newsroom.uber.com/japan/ubereats/



2016年秋、私のロンドン滞在時では、とにかくデリバルーをしょっちゅう見て、瞬く間にこんなに浸透したんだ!という驚き。
初めて私が目にして意識したのが2014年で、そのときと比べて明らかに格段の普及ぶりです。
一方のウーバーイーツについては、ちらちら出くわしたな、といった印象です。


上記の記事、いずれも2016年の夏で、ここにあげるのが随分遅くなりました。
年末年始に、その年の振り返り&来る年の予想といった記事で、フードデリバリーについて触れられていたので(↓)、ああ、そうだ、記録として残しておこうと思って綴った次第。

食のプロが予想する、2017年イギリスのフードシーンはこうなる!
http://ricorice.exblog.jp/25192988/



私自身は日本在住なので、フードデリバリーには慣れ親しんでいますが、こういうスタートアップ系は未体験。
まずは東京のウーバーイーツから始めますか、ね。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○食のプロが予想する、2017年イギリスのフードシーンはこうなる! → http://ricorice.exblog.jp/25192988/
○2016年のイギリスのレストラン・トレンドはこうなる(かも?) → http://ricorice.exblog.jp/24048065/
○イギリスから帰国しました!(2016年) → http://ricorice.exblog.jp/24951295/
○ロンドンのフードデリバリー・ベスト23 → http://ricorice.exblog.jp/23833572/




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by ricoricex | 2017-01-26 00:00 | 食ニュース

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掲載されたのが年末ということもあり、2016年12月7日(水)づけのロンドンの経済紙、CITY A. M.にあったのはこんな記事。

食のプロが予想する、2017年イギリスのフードシーンはこうなる!
Foodie predictions for 2017: top chefs, writers, restaurateurs and food producers give us their thoughts on the year ahead
http://www.cityam.com/255131/foodie-predictions-2017-top-chefs-writers-restaurateurs-and


トップシェフ、フードライター、レストラン経営者、フードプロデューサーが予想する2017年のロンドンの食シーンは、こういったものです。

01. ヴィヴェック・シン/Vivek Singh(「The Cinnamon Club」エグゼクティブシェフ)
バター、そして油脂が見直されるでしょう。料理同様、ドリンクも大きな役割であることが注目されるのでは。また、食材に対して倫理的な態度で臨むことがあるべき姿となり、その食材がどこから来たのかをしっかりと示す時代になりました。

02. ショーン・クラークソン/(インテリアデザインナー&「Shaun Clarkson ID」創設者)
レストランのなかを自由に動くという発想。到着したらカクテルとちょっとしたおつまみを食べ、そしてメインの食事は場所を移動して、という具合に。バーがもっといきいきとした場所になることを願っています。

03. ドミニク・ロウンツリー/Dominic Rowntree(「Samphire and Salsify」創設者)
スターター、メイン、デザートという、ザ・王道の食事の復権。一方で、ひとり用の持ち帰り、そしてフードデリヴァリーがますます盛んになるのは必至。

04. ニューボロー卿/Lord Newborough(「Rhug Estate Organic Farm」オーナー)
ズバリ、フードエコロジーでしょう。具体的には、動物福祉、水資源、サステナビリティ、遺伝子操作、フードマイル、表記の透明性など。要は、消費者は、その食べ物がどこから来たのか、どういう背景があるのか、食べ物の向こうにあるストーリーを知りたいと思っているのです。

05. クリス・ガルヴィン/Chris Galvin(「Galvin Restaurants」オーナーシェフ)
食体験がますます注目を集めるのでは? 単に食べるだけでなく、嗅覚、聴覚、視覚、触覚をフルに使って食事ができるレストランの需要が高まると考えます。

06. リアム・スミス=レイン/Liam Smith-Laing(「Bluebird」エグゼクティブシェフ)
小皿料理、好むと好まざるとに限らず。少量でも良質な料理が求められていることを強く感じます。

07. ロバート・パネック/Robert Panek(「Samarkand」オーナーシェフ)
ここ数年レストランで見られたのは、家庭料理と伝統的技法の融合をプロの技で提供すること。素材への関心、家庭でよりプロに近い料理を作られるなかで、レストランはより革新的でかつ本質的なものが求められるでしょう。また、個人的には、現在のストリートフードの隆盛は長く続くとは思えません。とはいえ、2017年はまだまだ活況でしょうが。

08. ガレス・ウォード/Gareth Ward(「Ynyshir」エグゼクティブシェフ)
イギリスで作ったエキゾティック食材を存分に使うこと。私の場合、日本料理の風味や技術に傾倒しているので、イギリスで育った和牛や、イギリスで栽培されたワサビを使える今の状況は非常に素晴らしいことだと感じています。ほかの国の料理、たとえばペルーが専門の場合も然り。

09. フランチェスコ・マッツェイ/Francesco Mazzei(「Sartoria」オーナーシェフ)
食材廃棄をやめる動きはもはや止めようがありません。2017年は、テレビ番組や本で、廃棄食材をいかにクリエイティブに活用するかを提示し、そして実際にポップアップ(期間限定)店やマーケットで提供する飲食店も登場するでしょう。そして、より大きなうねりを見せることが予想されます。

10. ベン・ティッシュ/Ben Tish(「Salt Yard 」グループ・シェフダイレクター)
トレンドはタコス。ロンドンの賃料はますます上昇しているので、中心部での新店のオープンはむずかしい、特にカジュアルダイニングにおいては。中心からやや離れた、たとえばクラプトンのような、ゾーン2〜3のエリアが、新しい食スポットとして誕生するでしょう。


いずれも現場をつぶさに見ていることから出て来ていると思われ、説得力があります。
私個人の見解としては、01のバター以外はおおむね同じ見解です。
なかでも、08で述べられた“食材廃棄ゼロを目指す”は、昨年あたりからさまざまなニュースが駆け巡っていることもあり、イギリスのほかヨーロッパの国々でも巨大なうねりとなるのでは、と睨んでいます。

e0038047_034546.jpg言及している人はいませんでしたが(まあ、外食という意味合いで声を拾ったと思うので)、私は、フードバンクの動きも大きくなるのではないかと思っています。
これ、2016年秋にイギリス滞在で、スーパーマーケットの入り口にフードバンク食材を入れる箱を何カ所かで目の当たりにしたのが大きいかもしれませんけどね。
(フードバンクについてはいずれ、ちゃんと綴りたいと思います。知りたい方は、ぐぐってみてください。日本語でもたくさんのニュースソースが出てきます)


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2016年のイギリスの食シーンを振り返る → http://ricorice.exblog.jp/25121083/
○今年、2017年の開業に期待大! ロンドンのレストラン・ベスト15 → http://ricorice.exblog.jp/25158103/
○今年、2017年の開店が待ち遠しい! ロンドンのレストラン10選 → http://ricorice.exblog.jp/25111559/
○2017年ロンドンで試したいレストラン13選 → http://ricorice.exblog.jp/25132327/
○「ロンドン・イヴニング・スタンダード」が選ぶ、2016年ロンドンのベスト・レストラン → http://ricorice.exblog.jp/25091317/
○イギリスで栽培されたワサビがシェフを魅了する → http://ricorice.exblog.jp/24494273/




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by ricoricex | 2017-01-20 00:00 | 食ニュース

ちょうど同じタイミングだったため、こちら(↓)のアップデイトに間に合わなかったのでしょう。
今年、2017年の開業に期待大! ロンドンのレストラン・ベスト15
http://ricorice.exblog.jp/25158103/


ここで、場所は不明としながらも2017年開業が期待される店としてとりあげられていたのが、
レストラン・ゴードン・ラムジィ/Restaurant Gordon Ramsayの元シェフ、
クレア・スマイス/Clare Smyth
がオープンさせる自身の店。

当初、昨年、2016年秋に開業予定を報じられていましたが(↓)、ご多分に漏れず(?)、後ろに倒れ、今年にずれ込みました。
http://ricorice.exblog.jp/24008035/


で、上記記事と同じタイミングで、場所を明記して報道されたのが、
今年2017年春〜秋、ノッティング・ヒルにクレア・スマイスが自身の店をオープンさせる、というもの。

It’s Notting Hill for ex-Gordon-Ramsay head chef
http://www.hardens.com/uk-london/06-01-2017/its-notting-hill-for-clare-smyth/?inf_contact_key=aa211474f7a8a94eb284645381cb9aa19fede881953b89544929fa80bb303d02


Top chef Clare Smyth to open her own restaurant in Notting Hill this summer
http://www.standard.co.uk/goingout/restaurants/top-chef-clare-smyth-to-open-her-own-restaurant-in-notting-hill-this-summer-a3433271.html


とおおおおお〜っても、楽しみ〜! 楽しみです!!! 
一体どんなお店になるのでしょうか?


クレア・スマイスがヘッドシェフを務めていたレストラン・ゴードン・ラムジィは、イギリス国内のみならず海外でも展開している、ゴードン・ラムジィ・グループの旗艦店。
イギリスのセレブリティシェフたちは日本ではあまり知られていませんが、Gordon Ramsay/ゴードン・ラムジィについては、日本でもお店を展開していたこともあって(今はない(↓))、知っている方も多いのではないでしょうか。
http://ricorice.exblog.jp/3633463/

レストラン・ゴードン・ラムジィはミシュランをはじめ、レストランガイドの常連。
クレア・スマイスを有名にしたのは、彼女がレストラン・ゴードン・ラムジィに三ツ星をもたらした女性シェフだからです。
女性シェフが随分と増えた今でも、ミシュラン三ツ星を獲得した女性シェフは、現在までイギリスでただひとり、唯一の存在です。
(私自身は、女性シェフだろうが男性シェフだろうが中性シェフだろうが、仕事をちゃんとしてくれれば性別はどうでもいいのですが、それでも男性社会の色が比較的濃い飲食業界、とりわけ厨房の世界において、クレア・スマイスがミシュラン三ツ星を獲得したことは、大きな賞賛をもって迎えられた出来事だったので)


彼女が独立して構える店の場所はノッティング・ヒル。具体的な住所は以下のとおりです。
92 Kensington Park Road

観光名所としてもおなじみ、ポートベロー・マーケットの近くの、趣あるヴィクトリア調の建物がその場所です。
ここはイギリスの飲食業界の重鎮で、ロンドンきっての料理学校、Leiths School of Food and Wine(私も渡英のたびにお世話になっていて、拙著『イギリス菓子図鑑』を蔵書に加えていただいています → http://ricorice.exblog.jp/24434241/)の創設者であるプリュ・リース/Prue Leithが1969年にレストランを開業し、その後、いくつかの店が入り、記憶に新しいところでは、Notting Hill Brasserieがあった場所です。

また、このロケーションは、ここ10年ほどレストランガイドの常連、The Ledburyの近く。
加えて、このあたりは西っ子である私の、もろテリトリーでもあります(笑)。

ここを15年リース、年間£13万5,000の賃料、60席収容のレストランになるとか。
レストランの名前はこれからです。


クレア・スマイスは北アイルランド・アントリムの農家出身。
16歳のときにシェフになるべくイングランドへ。
ゴードン・ラムジィ・グループに加わったのは2002年。
モナコのアラン・デュカスの店、Alain Ducasse’s Le Louis XVやカリフォルニアで経験を積み、2007年から、レストラン・ゴードン・ラムジィのヘッドシェフを務めました。

2015年秋、彼女の独立が最初に伝えられたとき、ゴードン・ラムジィはこんな言葉を残しています(かねがね思っているのですが、ゴードン・ラムジィは経営センス、そして人を見抜き、適切な場所に配置する力が卓越している! それが証拠に、幾人もの優秀なシェフが彼のところから巣立っています)。
「クレア・スマイスが私の店で、めきめきを腕をあげていく様子を眺めているのは、オーナー冥利に尽きるものでした。そして間違いなく、私のグループに大きく貢献してくれたシェフのひとりです。独立を決めた今、彼女は、我々の時代の突出した才能ある女性シェフとしてさらに大きく羽ばたくことでしょう」


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○今年、2017年の開業に期待大! ロンドンのレストラン・ベスト15 → http://ricorice.exblog.jp/25158103/
○今年、2017年の開店が待ち遠しい! ロンドンのレストラン10選 → http://ricorice.exblog.jp/25111559/
○来年の開店が待ち遠しい! ロンドンのレストラン10選 → http://ricorice.exblog.jp/24008035/
○イギリスの女性料理人16人が選ぶ“私の好きな食材” → http://ricorice.exblog.jp/23718769/
○著書『イギリス菓子図鑑』をロンドンの料理学校においていただきました → http://ricorice.exblog.jp/24434241/
○ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ → http://ricorice.exblog.jp/25138762/
○ゴードン・ラムジィ【Gordon Ramsay】 → http://ricorice.exblog.jp/3633463/




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