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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2017年 08月 31日 ( 1 )



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いまだにイギリスを“紅茶の国”としてのみ語るのは、いい加減無理があるんじゃないかなぁ。
現に、消費は減っているわけだし、
実際に家や会社など建物の中にいれば紅茶を飲むだろうけど、
一歩外に出れば、外での紅茶の選択肢はぐっと落ちるだろうし。

茶葉で淹れた紅茶を、カップ&ソーサーで、小指を立てて、おほほ〜といただく、ってのをははぁ〜とありがたがるのって、いつの時代の話なんだ?
(イギリス人の9割以上はティーバッグを使い、マグで紅茶を飲む)
このよくも悪くもなパブリックイメージ、
日本人が抹茶を立てて日常的に日本茶を飲むか、というのと相通じるものがありますねぇ。

じゃあ、外で何を飲んでいるのかって?
アルコール抜きにした場合、圧倒的にコーヒーです。
それが証拠に、コーヒーショップの、なんとまあ多いことよ!

大きくチェーン展開をしているコスタ/Costa Coffeeカフェ・ネロ/Caffè Nero、日本でもおなじみのスターバックス/Starbucks、サンドイッチチェーンのプレタ・マンジェ/Pret A Mangerをはじめとしたベーカリーカフェ、アルチザン系(って言うのか?)など店舗も種類もたっくさん!
シアトルやイタリアから、というのは日本でも同様ですが、イギリス連邦ということでしょうか、オーストラリアやニュージーランド系が点在するのも、イギリスのコーヒー文化のおもしろいところ!
(もしかしたらイメージがない方がいらっしゃるかもしれませんが、オーストラリアはコーヒー&カフェ文化の非常に盛んな国です)


そんな中、モンマス・コーヒー/Monmouth Coffee Companyは、現在のイギリスのコーヒー文化に大きく貢献した会社、だと私は認識しています。
http://www.monmouthcoffee.co.uk/

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創業、1978年。
名前のとおり、ロンドンはコヴェント・ガーデンのモンマス・ストリート/Monmouth Streetで、卸売業者からスタート。
小規模でも品質のよいコーヒーを求めて、
モンマス・コーヒーでは生産農家に直接赴き、豆を買い付ける。
そこには、小規模で優良な生産者をサポートする意味合いもあるようです。

当初は卸しから始まったモンマス・コーヒーですが、
一般の人もコーヒーを飲んだり、豆を買ったりできるようコーヒーショップを作ってからでしょう、
知名度が高まったのは。

私の記憶だと、21世紀に入ってから、行列のできるコーヒーショップとしておなじみになり、
今も高い評価と人気を獲得している印象です。
それが証拠に、モンマス・コーヒーの店舗自体はロンドン市内に3つなのですが、
扱っているカフェ、そして「モンマス・コーヒーの豆使用」を掲げているカフェの実に多いことよ!
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ロンドンに3つあるモンマス・コーヒーの店舗のうち、旅行者がいちばん行きやすいのは
1990年代後半にオープンした、バラ(ボロー)・マーケット/Borough Market店ではないでしょうか。
マーケットに数カ所あるゲートのひとつの前に立地。
ただですねぇ、わかりやすさゆえ、いつも行列なのです。。。


e0038047_00035871.jpg2016年秋、この日、バラ(ボロー)・マーケットに行ったのは月曜日のお昼時。
パデッラ/Padellaでランチを摂り、
ついでだからスパイスを買っておこうと、
バラ(ボロー)・マーケットをのぞくと、週末の喧噪が嘘のような風通しのよさ。
ふと見ると、モンマス・コーヒーが賑わってはいるけど、店の外にずら〜っと続く行列がない!
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しめしめ、と思い、ランチの締めに、とコーヒーを注文。
オーダーしたのは、
・フィルター・ショット/filter shot £1.70
すいているとはいえ、店内は満席だったので、テイクアウェイ(持ち帰り)で。
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フィルターというのは、そう、ペーパーフィルターでおとしたコーヒーのことで、
日本でいうブラック(コーヒー)に該当します
(ネルもあればサイフォンもあり、厳密には違うけど、要はストレートってこと)
ショットはショットグラスのショット。くっと飲み干せる少量です。
といっても強いアルコールを入れるわけではないので、
30㎖よりは多く、ダブルエスプレッソ(60㎖)ぐらいはあったかなぁ。

オーダーし、フィルターで淹れてくれるのを見ながら会計&受け取りに進む、というシステム。
店頭では数種類のコーヒー豆を売っていて、もちろん購入可能。
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この日の“本日のコーヒー”は何だったか、というと、
ああああああ〜っ! 肝心のメモ(コーヒーのデータ)がない! 画像もない!
がっくし。。。

覚え書きをたぐると、ええと、きれいなコーヒーでした。
香り豊か、というよりも凛とした直線的な香り。
苦味はあるけれど、前面にぐんと来るものではなく、
すっきりしていておだやかに喉を通る。
私があまり好きでない、酸味はほとんど感じられず、
好みのコーヒーだったのはうれしい限り。


日本の水が合うか、上手に淹れられるか、の懸念はありますが、
モンマス・コーヒーのコーヒー自体は間違いない!ので、
そろそろ紅茶一辺倒から脱却して
(だいたい、日本で紅茶を日常的に飲む人が多いとはとても思えないし、
 ましてや上手に淹れられる(要は温度、ってことですが)とは考えにくい)、
自分用におみやげに、コーヒーを選んでみてもいいんじゃないかな。
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mon 14/11/16


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ランチ@パデッラ/Padella(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25657886/
○ドーナッツ@ブレッド・アヘッド/Bread Ahead(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25828940/
○祝・再開業! バラ・マーケットで食べるならここ! → http://ricorice.exblog.jp/25845394/
○「タイムアウト/Time Out」が選ぶロンドンのコーヒースポット&カフェ・ベスト54 → http://ricorice.exblog.jp/25747242/
○今週は、イギリス・コーヒー週間/UK Coffee Weekです! → http://ricorice.exblog.jp/24292592/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-08-31 00:00 | イギリスのグルメ店レポート