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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2017年 05月 16日 ( 1 )



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今回は完全に中級〜上級者編です。
なので、そもそもが、英語、うへ〜っ!な方は読まなくていいです。
すっとばしてください(笑)。

当シリーズではここのところ、“焼く”の英語表現をみていて、
前回は“grill/グリル”という言葉を取り上げました(↓)。
http://ricorice.exblog.jp/25744669/

この“grill/グリル”という言葉、日本語でも使うぐらいですから理解が及ぶのは速い、はず。
が、私、すっかり途方にくれてしまったことがありまして。

それは
broil/ブロイル
という言葉の存在。

オーブン機能でついていたりしますね。
これ、レシピ本などでの使われ方は“grill/グリル”と大差なく思え、同じなの? 違うとしたら何がどう違うの?

困ったときに私が頼りにしている、食の用語辞典(超〜〜〜〜〜〜詳しい!)には、broilはgrillの北米での言い回しとあります。
つまり、“直火(に近いところで)焼く”ということ。

実際にイギリスのレシピ本には、
ベーコンを焼く(grill(broil)the bacon)
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といった具合にgrillとbroilが並列されていたりします。

果たして、本当にそうなのか?なので、grillだけbroilだけで登場する場合を見比べると、やはりそこには使い分けがあるように思えました。

なわけで、以下、私の考察です。
本当は違うのかもしれませんし、イギリスやアメリカといった英語圏でもエリアによるズレも当然あるわけですが、それはそれとして、こういう違いじゃない?ってことで。

オーブンのブロイル(ブロイラー)機能(サラマンダー(サラマンドル)でもいいのですが)を思い浮かべるといいのですが、
例えば鶏の丸焼き。
上からの高温直火でしっかり焼き上げるイメージです。これが“grill/グリル”に置き換えられるか、と言われると、私はちょっと違和感。
イギリスだと、鶏一羽をまるまる焼く場合、丸焼きではなく“roast/ロースト”になり、そもそも厳密にはbroilという調理法を用いる料理はほとんどなく、“grill/グリル”に置き替えているいるんじゃないかと推察するのです。

なので、私の感覚は折衷ともいうところで、
オーブンなど器械を使って上からの直火でしっかり焼く、あぶるのが“broil/ブロイル”、
網や鉄板など、下からの(直火に近い)火で焦げ目がつくぐらいまで焼くのが“grill/グリル
とするとストンと腑に落ちるのです。いかがでしょう?


あれこれ書きましたが、というわけで、
broil → 直火で焼く
と覚えてくださいね。

ではでは〜! 


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 42:(直火に近いところで)焼く/網焼きにする~ → http://ricorice.exblog.jp/25744669/
○英語でレシピを読む! ~工程 40:(ケーキやパンなどをオーブンで)焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25699521/
○英語でレシピを読む! ~工程 41:(肉や野菜などを)焼く/あぶる~ → http://ricorice.exblog.jp/25722294/
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! → http://ricorice.exblog.jp/i33/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-05-16 00:00 | 英語でレシピを読む!