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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2017年 04月 01日 ( 1 )



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ここのところ秋の渡英が多い私。
あまりガチガチにスケジュールを詰めず、あいた時間はそのときのノリや気分任せにするのですが、それでもこの飲食店には行っておこう!と目星をつけてからイギリスに入ります。
全部は行けない前提でリストアップしつつ、どうにも気になって、この目で舌で五感で、できるだけ旬のタイミングで確認したくって、行くんだっ!と決めて向かう店が1〜2軒あります。

2015年はバオ/Bao
2016年はソム・サー/Som Saaパデッラ/Padella
がその最優先レストランでした。

これらのお店、料理うんぬんもありますが、その背景や店のスタンスが、私にとって非常に興味深いんですよね〜。
バオはストリートフードで評判を呼び、実店舗に発展した店。
ソム・サーバオに似ていて、ポップアップなどで力を磨きつつ、かつPRし、クラウドファンディングに実店舗にこぎ着けたパターン。
バオソム・サーの店レポートについてはこちら(↓)
 バオ http://ricorice.exblog.jp/24188784/
 ソム・サー http://ricorice.exblog.jp/25151358/


パデッラは、2016年3月にオープンした、パスタに特化したイタリア料理店。
https://www.padella.co/

・予約をとらない
・お値打ち価格で提供
という店の姿勢が話題を呼び、2016年3月のオープン以降、たびたびメディアに取り上げられてきました。
(もうひと言つけ加えると、この店、人気イタリア料理店トルッロ/Trullio
の新形態。落ち着いて食事をしたい向きは、トルッロへ、だそーです)

e0038047_0102899.jpgなわけで、行列覚悟で行きましたとも!(行列、大嫌〜い。だって、私、イギリス人じゃないもん!)
場所は、今やすっかり観光スポットとなったバラ(ボロー)・マーケット/Borough Marketのすぐ近く。

なので、週末なんかに行くとどのくらい待たされるのだろう、えらいこっちゃ!だったので、足を運んだのは月曜日。
到着したのは12時30分頃。店内は満席で、外には8人ぐらいの行列。
でも、開店時間の12時と同時に入ったお客さんが退店し始めるタイミングだったので、10分程度の待ち時間で中へ。
イギリスのランチタイムは日本より遅く、1時ごろがピークってこともあり、その後も行列は長くなっていく一方。
噂に違わぬ人気ぶりです。
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私がオーダーしたのは以下のとおり。

・前菜:ラディッキオ、クレソンとルーコラのサラダ/Radicchio, watercress and rocket salad £3.50
・パスタ:8時間煮込んだデクスター牛ラグーのパッパルデッレ/Papperdelle with 8-hour Dexter beef shin ragu £9
飲み物:サセックスのワイナリー、キングスコートのバッカス 2014/Bacchus 2014, Kingscote Vinyards, Sussex 125㎖ £5

このパスタとこのワインとはどう考えてもは合わないけれど、へぇ〜、この店でもイングリッシュワインおいてるんだ〜、の誘惑に抗えず、前菜で飲み干す、ということでオーダー。
サービスなど込みで、トータル£20ほど。
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前菜は、お皿からはみ出そうなほどもりもり!
オリーブオイルを使ったヴィネグレットソース(フレンチドレッシング)でシンプルに和えてあるだけだと思うけれど、野菜そのものが力強い味わいがあるので、それを活かすにはこれで充分。
(こういうの食べると日本の野菜の貧弱さに泣きたくなる)
シトラスの香りとクリスピーでフレッシュなワインとの相性もバッチリ!
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パスタは手打ち。素直においしい。
牛ラグーのラグーはこっくりコテコテではく、すっきり&あっさり。お肉はある程度形をとどめているギリギリで、口の中に入れるとほろほろです。
通常、パスタって乾麺の場合でアラカルトだと100gが基本だと思いますが、1.2倍はあったかと。

あっ、ちなみにパスタは提供してくれるときにパルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザン)をおろしてくれます。
不要な人はオーダー時もしくは提供してくれるときに、No, thank you!と言いましょう。

そう、パスタも素材もフレッシュなんですよ。
(誤解のないように言うと、なんでもなんでも手打ちパスタがいい、ってわけではないけれど、この店のフレッシュなスタイルには断然手打ちが合っている)
だからこそ、回転をよくして、ロスを出さないようにしているんだろうなぁ。

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当然ですが、待っている人が多いので、落ち着いて食事をするには不向きです。
大きな窓からは外の行列が見えるので(戦略だろーなー)、落ち着かない。
なので、お店側もそう言っているようにどっしり腰を据えて食事をしたい人は、姉妹店のイタリア料理店トルッロへ行きましょう。

とはいえ、行列にもよりますがさくっと食べたい時にはうっけつけ。
注文をしてから、さほど待たずに料理が出てきますし。
パスタは苦手な人がそうそういないと思うし、アクセスもいいので、パデッラは覚えておくと便利な一軒です。
外食はソーシャルな場である傾向の強いイギリスで、ひとり客が多いのもこの店の特徴です。
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mon 14/11/16


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○割包@バオ/Bao(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/24188784/
○ランチ@ソム・サー/Som Saa(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25151358/
○オブザーバー・フード・マンスリー・アウォーズ2016 → http://ricorice.exblog.jp/24741584/
○「Hot Dinners」が選ぶ、2016年ロンドンのベスト・フード&レストラン → http://ricorice.exblog.jp/25092675/
○2016年にオープンし、すでにロンドンの顔になったレストラン・ベスト16 → http://ricorice.exblog.jp/25293490/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-04-01 00:00 | イギリスのグルメ店レポート