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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2017年 03月 22日 ( 1 )



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昨年、2016年秋にケンジントンに移転しましたが、いまだにデザイン・ミュージアム/Design Museumといえば、テムズ川沿い、シャッド・テムズ/Shad Thamesはタワーブリッジ/Tower Bridgeの近くにあった印象が強い。
デザイン・ミュージアムザ・コンランショップ/The Conran Shopでおなじみ、テレンス・コンランによる私設ミュージアム。モダン建築の展示をよくやっていて、私がロンドンを訪問するたびに向かうスポットでもあります。
これまでで一番素晴らしい展示だったのは、2001年春のルイス・バラガン展。貴重な展示を惜しみなくなされ、1日充分時間をとって行ったのに足りず、後日再訪した次第。

デザイン・ミュージアムの1Fにはカフェ、2Fにはブループリント・カフェ/Blueprint Caféというレストランがあるのですが、目と鼻の先、よりタワーブリッジに近いところに、同じくコンランが始めたレストランのひとつ、ル・ポン・デ・ラ・トゥール/Le Pont de la Tourがあります。
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e0038047_1433688.jpgこれは、デザイン・ミュージアムがまだ元の場所、テムズ川沿いのシャッド・テムズにあったときのこと。
この日、デザイン・ミュージアムの展示はルイス・カーン。オープン間もなく入館し、ミュージアムを出たときはちょうどお昼頃。
本当は移動先でお昼を食べるつもりだったのですが、前を通ったときに声をかけられ、また、この店はいかにも気持ちよさそうなテラス席が広がっていて、天気がよかったこともあり、つられて中へ。
ファインダイニングとまではいかずとも、カジュアルでは決してない、やや敷居の高そうな店で、声かけるって(大声を張り上げないにしても、要は呼び込みですね)、どういういことよ!という好奇心に負けたかも(笑)。

中に通され、担当してくれたスタッフのお姉さんも気さくでフレンドリーでした。
このお姉さんが村上春樹の大ファンで、あなたどこから来たの? 日本なの? 私ね、と話し始め、こないだあったサイン会に行きたかったけど行けなかったのよ、と喋ること!
(私自身は村上春樹は得意でないのですが、小説然り、音楽然り、映画然り、こういう文化の共通言語があるってのはいいもんです)
飲み物を運んでくれたお兄さんも親しみやすかったなぁ。
なんだろう、この店の見た目とスタッフの接客のギャップは!(笑)


私がオーダーしたのは、3コースランチ£30。
これにお水(午後の予定があったので、お酒はぐっと我慢!)と、エスプレッソをつけて、サービス料込みで、しめて£45近く。
メニューは前菜、メイン、デザート数種からそれぞれ選べるプリフィクスで、私が選んだのは、
・前菜:ビーツのサラダ/Salad of Beetroot, Endive, Cobnuts, Goat's Cheese & Olive Mousse
・メイン:ヨークシャー・ダック/Duo of Yorkshire Duck, Sweet Potato Fondant, Baby Turnip, Mushroom Broth
・デザート:ストロベリー&シャンパーニュのスープ仕立て、パンナコッタ添え/Strawberry & Champagne Consommé, Vanilla Pannacotta
ミニャルディーズ/プティフールもついて、なんだか得した気分です。
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料理は、ひと言でいうとソツのないもの。
コテコテしていなくって、味つけもあっさりしているので、スムーズに食べられます。

ちなみに、2コースの場合は£25。
今回私が選ばなかったほかのメニューはこんな感じ。
・前菜:Parsnip Velote, Slow Cooked Hen's Egg, Smoked Bacon, Trompette Mushroom
   Loch Var Salmon Ceviche, Pomegranate, Red Onion, Lime, Chilli
・メイン:Pan Fried Sea Trout, New Potatoes, Peas, Beurre Blanc
   Stuffed Piquillo Pepper, Tomato Cous Cous, Fried Courgette, Sauce Verte
・デザート:Caramelised Apple, Calvados Crème Fraîche, Artlette, Apple Blossom
   Sorbets Maison

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この店で特筆すべきは、はっきり言って立地です。
テムズ川を正面に、遮るものなく眺められるのが最高のごちそう。
ル・ポン・デ・ラ・トゥールはテムズ川に沿って横に細長い造りになっていて、めいっぱいテラス席があります。
この日、やや風があったので、中の席にしたのですが、中の席ですら大きな窓が配され、開放感いっぱいなので、テラス席の快適さは申し分ないでしょう。
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料理の値段も驚くほど高くなく、しかもこの立地。
私は、肩肘張らないデートで使うのにいいんじゃないかなぁ、と思っています。

また、このレストラン、ル・ポン・デ・ラ・トゥールで扱っているパンは自家製。建物の川側がレストランで、内陸側にはベーカリー&ショップ。ここでパンを焼いて販売、食材も売っています。
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デザイン・ミュージアムが移転したので、こちらのエリアは足が遠のきそうですが、タワーブリッジを訪問されるみなさん、このエリアにはル・ポン・デ・ラ・トゥールを筆頭にしゃれた飲食店がいくつもあり、何より川景色が楽しめ、旅気分を盛り上げてくれますよ。
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mon 15/09/14


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○新、デザイン・ミュージアム、本日オープン!(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/24966210/
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○7日目<2010年11月04日(木)> → http://ricorice.exblog.jp/16294945/
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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-03-22 00:00 | イギリスのグルメ店レポート