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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2017年 03月 03日 ( 1 )



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おやじ、特にガテン系のおっちゃんたちが集う店に外れなし! 安くてウマい!
ってのが私の持論です。
そして、この手のお店、ロンドンにもちゃんと存在するんですよね〜。

場所はピムリコ。
ピムリコといってもピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、コーチ(長距離バス)ステーションもあるヴィクトリア駅の近く、地下鉄のピムリコ駅はテイト・ミュージアム/Tate Museumの最寄駅です。

店の名前は
リージェンシー・カフェ/Regency Cafe
http://regencycafe.co.uk/
第二次世界大戦後すぐの1946年にオープンした、いわばイギリス版めし屋/定食屋です。
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朝から夜(午後はいったんお休み)まで営業していますが、活況なのはなんといっても朝。
店のウェブサイトにも、店名の下に“Best English Breakfast in London”(ロンドン最高の朝ごはん!)と謳っているぐらいですから。
なので、まっとうな朝ごはんの時間は当然混んでいるので、ちょっと遅らせて、この日、私がリージェンシー・カフェに到着したのは10時30分ごろ。

お店に入ると行列はできていて、その数20人近かったでしょうか。
ぐるっと店内を見渡すとほぼ満席でしたが、食事を済ませている人も多く、なんせ定食屋なので回転は速い。座れないことはないだろうし、いざとなったら相席をお願いしよっ、と。
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ちなみにリージェンシー・カフェ、通常のお店とちょっと変わったオーダースタイルです。
というのも、最初にレジで注文をして、そのあと料理ができたら呼ばれたら、レジに受け取りに行くのです。
日本では、たとえば高速道路の飲食店なんかだとこういうの、少なくないですよね。
でもイギリスだと、あんまり見ないスタイルです。

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具体的にどういう流れか、というと、
1. レジの行列に並ぶ
2. 待っている間にメニューを選ぶ
3. レジで注文と自分の名前を伝える(追加注文があるときは、改めて行列に並ぶ)
4. お金を払い、オーダーした飲み物を受け取る(飲み物はすぐに出てきます)
5. 席を探して、座る(飲み物をすすりながらオーダーを待ちます)。
6. 自分の名前、注文を呼ばれたら、レジへ取りにいく。
7. 自分の席に戻り、いざDig in!
8. 食べ終わったら、テーブルはそのままにして去る。(テーブルはスタッフさんが片付けてくれます。’Thanks’と笑顔でお礼を言うのを忘れずに!)
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3と6が敷居が高い!と思われる方もいらっしゃるでしょうが、リージェンシー・カフェは世界中から観光客も訪ね、外国人慣れをしていることもあり、お店の人は親切です。もし聞き逃しても、お店の人や周囲の人が「おい、お前じゃねーか?」って教えてくれそうです(多分)。
そもそものメニュー選びに迷ったら、レジで注文する前に相談すればいいし。
(後ろで待っている人のことも気にしなくていい。こういうのは当然の権利の国なので、急かされることはありません)

とはいえ定番メニューがありまして、朝だと
Set Breakfast Deal(朝食セット) £5.50
・卵料理(目玉焼き)1個
・ベーコン2枚
・ソーセージ1本
・ベイクドビーンズかトマト
・パンかトースト
・紅茶かコーヒー

この日、私がオーダーしたのもコレ。
・卵料理(目玉焼き)1個
・ベーコン2枚
・ソーセージ1本
・ベイクドビーンズ
・トースト
・紅茶
にしました。
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ベイクドビーンズが通常の大きさ、約400gの缶1缶使ってる?ってなほどの大ボリュームで、皿の中でベイクドビーンズがどどど〜んと広がっています。。。
トーストは2枚。バターをケチケチせずたっぷりつけてくれるのがうれしい。
この朝食セットは、エキストラでブラック・プディング、バブル・アンド・スクィーク、ハッシュ・ブラウンをつけることもできます。

まあ、こういうところはですね、なんせ安いわけだし、極上の質ってことはないけれど、いつ行ってもおなじみの味に出合えて、安心できる定食屋さんなんですね。
この手のお店、昔は“Greasy spoon(ぎっとぎとのスプーン)”なんて言っていて、ちゃんと洗ったのかどうか怪しい(そんなことはないんだけど)カトラリーや、フチの欠けたマグといった食器が使われ、床もねちゃねちゃってところもあったけれど、時代は移り、お店は清潔です。ご心配なく!
回転が速いこともあり(だからといって早く出なきゃ、ってことはないのでご安心を!)、スタッフもキビキビ動いています。
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リージェンシー・カフェは、今や観光名所にもなっていて、盛況なのですが、この手の昔ながらのめし屋や食堂は激減しているのが現実。
単に食事を摂るだけでなく、ロンドン、イギリスの食文化を体験する場としても貴重な、今も残っている“Greasy spoon”の系譜にある店のひとつです。


最初にガテン系のおっちゃんが多い、と書きましたが、実はこのエリア、国会議事堂も近くでMP(Member of Parliament)/(下院)議員たちの姿もよくみます。
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thu 06/11/16


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○朝食@クラークス/Clarke’s(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25317514/
○朝食@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/24033167/
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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-03-03 00:00 | イギリスのグルメ店レポート