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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2017年 02月 02日 ( 1 )



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昨年、2016年の大企業やブランドについてのイギリスでの調査結果が、
2017年1月19日(木)づけのロンドンの経済紙“City A. M.”に掲載されていました。

最新! イギリスで人気のあるブランド・トップ10
This is the most popular brand in the UK (and it's not even from here)
http://www.cityam.com/257340/most-popular-brand-uk-and-its-not-even


昨年、2016年、毎週、きいたことのあるブランドや企業について調査した結果が、その内容。
いいこともあれば悪いニュースもあるでしょうが、とにかく認知されていること、好きの反対は無関心というように、聞いたことがあり、しかもそれが記憶にとどまっているということは、それだけ関心のあることの証し、なんですよね〜。

その気になる結果は、以下のとおりです。

01. アルディ/Aldi
02. リドル/Lidl
03. BBC iPlayer/BBC iPlayer
04. ジョン・ルイス/John Lewis
04. MoneySavingExpert.com/MoneySavingExpert.com
06. ネットフリックス/Netflix
07. ヨークシャーティー/Yorkshire Tea
08. ダイソン/Dyson
09. YouTube/YouTube
10. マークス&スペンサー/M & S


特筆すべきは、1位のアルディと2位のリドル
どちらも、ドイツ発ディスカウント・スーパーマーケットで、近年イギリスでの勢いはすさまじく、まさに“席巻”という言葉がふさわしい。
それほど大躍進を遂げているスーパーマーケットです。

お膝元である、10位のイギリスのスーパーマーケットのマークス&スペンサー、4位のデパートのジョン・ルイスを差し置いての、ワン・ツー・フィニッシュです。


それを象徴するような出来事に昨年、2016年秋のイギリス滞在で出くわしました。
ここ数年は毎年、そうでないときも2〜3年に一度訪問するイベントに“BBC Good Food Show”というフードショウがあります。
文字どおり、“食”にスポットを当てた見本市で、ここに来るとイギリスの“今”そして“これから”のフードトレンドがわかりますし、会社や生産者の人たちと直接話せるメリットもあります。

で、この“BBC Good Food Show”、毎年、スーパーマーケットがメインスポンサーにつき、この年はアルディ
会場の真ん中にでーんと大きなブースを構え、太っ腹な試食&試飲。ところどころで散見できるPRっぷりも圧巻でした。
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イギリスでは、階級によって行く店が決まっていて(別段、法律で決められているわけではありません)、随分ゆるくなったとはいえ、スーパーマーケットでもやはり健在、というのが私の印象です。
ただ、これ、高級スーパーマーケットが必ずしもすべての商品で値段が高いわけでなければ、廉価はスーパーマーケットが必ずしも安いわけでもない。
チラシが入って比較検討をする、ってこともしないわけで、これって慣習、なんですよね。

そこに風穴をあける恰好で登場したのが、ドイツの激安スーパーマーケットのアルディリドル
えぐい、というか、笑っちゃう、というか、な比較広告も打ち出しています。

このままいくと、自動車メーカー同様、イギリスでは自国のスーパーマーケットはどこに行っちゃったの?なんて状況になりかねないかも。。。


さて、先の“BBC Good Food Show”のメインスポンサーとなったアルディがプロモーションしていたのは、ラグジュアリーライン。クリスマス前、ということもあってかと思いますが、それでも、安い!を前面に打ち出していなかったのは実に興味深いところです。

以下、憶測ですが、
アルディリドルの破格値に飛びついたのは、ワーキングクラスだけでなく、実はミドルクラスの方々も予想以上に多かったのでは?

(余談ですが、ワーキングクラスとアッパークラスはある意味、よく似ています。
 アッパーな方々は着ているものも、基本質素ですし、ひけらかすようなことをしないんですよね。
“お金持ってます”感をぷんぷんにおわせているのはミドルクラス。
 このミドルクラス、アッパーとロウワーとに分けられ、この目に見えざる壁はとてつもなく高い。)

もちろん当初はワーキングクラスである庶民層を狙ってイギリスに進出したのでしょう。ところが蓋をあけてみたら、もちろん彼らはコアな消費者層ではあるものの、意外や意外、ミドルクラスな人たちも随分活用している、と。
だからこそ、アルディは“BBC Good Food Show”ではラグジュアリー路線を打ち出したのではないか、と踏むのです。
実際に、こういうイベントはミドルクラスの巣窟ですし(ワーキングクラスは、まず、来ないでしょうね)

そして、この私の憶測を裏付けるかのように、今回ご紹介している新聞記事にも、アルディリドルとも、“商品の品質を打ち出し、ブランドイメージを高級なものに変えようとしている”とありますし。


ただですね〜、アルディリドルもロンドンの中心部および私のテリトリーにはないんですよ〜。
なので、気になりつつも訪問できていないままなのですが、これはやはりちゃんと時間を確保して行かねば!なのであります。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリス人の好きなブランド・嫌いなブランド → http://ricorice.exblog.jp/22869055/
○イギリスのスーパーマーケットのクリスマス食品を評価する! → http://ricorice.exblog.jp/25067699/
○2016年のベストなミンス・パイ8選 → http://ricorice.exblog.jp/25046095/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-02-02 00:00 | 食ニュース