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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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<イギリス菓子・レシピ> シラバブ【Syllabub】


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生クリームを泡立てて、甘みと香りを加えるシンプルなデザート。
Sillabub、Sillebubと綴られることもあるよう。
この手のデザートは、シラバブのほかにフールなどがあり、本来はダブルクリームという脂肪分の多いクリームを使います。
ここでは入手しやすい生クリームで代用します。

シラバブの歴史は17世起に遡るとされています。
田舎を訪ねてきた旅行者に提供していたそうです。できたての温かい牛乳をスパイスをきかせたシードル(リンゴ酒)やエール(ビールの一種)に入れ、しばらくして表面に軽い凝乳が、その下においしい乳漿ができ、当時はこれが一般的なシラバブだったよう。クリームやワインが使われるケースもあったようです。
また、チャールズ二世はことのほか、シラバブがお気に入りだったようで、セントジェームズ・パークに牛を飼い、のどが渇いたらその場でシラバブを作って飲んでいたそうです。
シラバブにはそれらのような液状のものと、このレシピのシラバブのようにクリームを泡立てたソリッドなものと大きく2つに大別されますが、現在のシラバブは後者の方が一般的です。

一般的な日本人の感覚としては、量が多いかもしれません。
その場合は1人分の量を半分にし、スポンジビスケット/アーモンドビスケットなどを添えるとよいでしょう。
白ワインはシェリーでもOK。
仕上げにナツメグをふりかけたり、飾りにミントやローズマリーを使ってもよし。
また、イチゴやラズベリー、プラムやパッションフルーツなどを、生でもピュレやワインで煮たものを添えてもおいしく食べられます。

最初に白ワイン、ブランデー、レモンのしぼり汁を合わせ、一晩寝かせ、そこにグラニュー糖を加えてとかし、生クリームに少しずつ加えながら泡立てるやり方もあります。
作ったその日に食べてもちろんいいのですが、2日以上寝かせえるとよい、とするイギリスの料理本もあります。

仕上がりのかたさはお好みで。生クリームを泡立てるときに調整します。
ただし、かたく仕上げる場合は、あまり泡立てすぎると分離するのでご注意を。

<材料(4人分)>
生クリーム……200ml
グラニュー糖……40g
白ワイン……大さじ3
ブランデー……大さじ1
レモン(小)……1個
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<作り方(調理:20分 冷蔵:30分以上)>
1. レモンは皮の部分を数か所そぎ、細く切り、飾り用にとっておく。
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2. 1のレモンを半分にカットし、レモン汁をしぼる。(このときレモン汁は大さじ2程度あればOK)
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3. ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れ、もちあげたときにすーっとあとがつくぐらいまで、軽く泡立てる。
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4. 3に白ワイン、ブランデー、レモンのしぼり汁を加えて、軽く角が立つぐらいまでかき混ぜる。
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5. 器に入れ、冷蔵庫で30分以上冷やす。
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6. 5に1のレモンの皮をあしらい、サーヴする。
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by ricoricex | 2009-02-07 22:23 | イギリス菓子・レシピ