かねがね中近東の料理は、和食に似たところがあるなぁ、と思っていて、
そのひとつはゴマを使うところにあります。
ゴマをそのままで利用するのはもちろん。
中近東の練りゴマともいえるタヒニ/tahini(paste)を多用するんですよね。
このタヒニを使うレシピ、日本で作ろうと思えば練りゴマにおきかえちゃえばいいわけで。
そんなわけで、タヒニを使ったサラダ、日本風に言うとゴマ和えも決して珍しくありません。
このレシピは、ロンドンのモダン中近東料理にヒントを得たもので、
あれっ、これってゴマ和えじゃん!と膝を打ったわけです。
オリーブオイルやコリアンダーを使えば、
和風から中近東にぐっと印象が変わります。
こういう気づきがあり、既成概念をいったん白紙に戻せるから、
ロンドンのようなメトロポリタンな街はおもしろく刺激に満ちているのです。
ちょっと目先を変えるだけで、ぐっと今どきのインターナショナル料理になる、
そんな一例です。
<材料(4人分)>
ブロッコリー……1株(約250g)
サヤエンドウ……15g
サヤインゲン……80g
オリーブオイル……小さじ2
ゴマ……大さじ1
コリアンダー(葉)……5g
〜ソース〜
練りゴマ……大さじ3
濃口醤油……小さじ1/2
ハチミツ……小さじ1
酢……小さじ2
塩……小さじ1/4強
水……大さじ2
ニンニク(小)……1片
<作り方(調理:50分)>
1. ゴマをフライパンで乾煎りにする。
2. サヤエンドウはヘタを取る。サヤインゲンはヘタを取り長さ4〜5cmに切る。ブロッコリーは小房に分ける。コリアンダーは粗みじん切りにする。ソースのニンニクはつぶしてみじん切りにする。
※ブロッコリーは茎も食べられるので皮をむいて、適当な大きさに切る。
3. キッチンタオルを皿などの上におく。
※皿は2枚必要。
4. 鍋に水と塩を少量入れて、沸騰させる。
5. 4の湯が沸いたら、2のサヤエンドウとサヤインゲンを入れ、2分ゆでる。
6. 網杓子などでサヤエンドウとサヤインゲンをすくい、コランダーにおき、流水で熱をとる。
※鍋の湯を捨てない。
7. 6のサヤエンドウとサヤインゲンを3のキッチンタオルにおき、上からキッチンタオルをかぶせ、軽く押さえて余計な水分をとる。
8. 6の鍋を沸騰させ、2のブロッコリーを入れ、3〜4分ゆでる。
9. ブロッコリーをゆでている間に、ジャムなどの空き瓶に、ソースの材料をすべて入れる。
10. 8のブロッコリーをコランダーにあけ、3のもうひとつのキッチンタオルにおき、上からキッチンタオルをかぶせ、軽く押さえて余計な水分をとる。
11. ボウルに7のサヤエンドウとサヤインゲン、10のブロッコリーを入れる。
12. 11にオリーブオイルをふりかけ、ボウルをゆすり、サヤエンドウとサヤインゲン、ブロッコリーにオリーブオイルをまんべんなくからませる。
13. 9のソースをシャカシャカして混ぜ合わせ、12にかけ、混ぜ合わせる。
14. 13のゴマ和えを器に盛り、1の乾煎りしたゴマ、2の粗みじん切りにしたコリアンダーを散らす。
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