グラタン(マッシュポテトを覆い、パイと呼ばれることが多い)系では、
ベシャメルソース(ホワイトソース)はよく使うけれど、
シチュー、スープとしては、イギリスではそんなに見ないかな、というのが私の印象。
でも、チキン・パイなんて、ホワイト・シチューにマッシュポテトを覆ってオーブンで焼いたもの、って気がしなくもありません。
このホワイト・シチュー、私が子どもの頃からよく作り食べていた一品。
何を手作りして、何を市販を利用するかって人それぞれだと思うのですが、
うちはベシャメルソース(ホワイトソース)は作っていたんですよね。
なので、初めて市販のルーで作ったホワイト・シチューを食べたときはびっくり!体験でした。
いい悪いではなく、違うんだなぁ、ってことで(プリンも市販のもの、粉末のものを使って作るのと、手作りするのとでは味が違うでしょ、あれと同じです)。
干しシイタケを戻し汁も含めて、そして日本酒や味噌も使うことで、ごはんにも合うシチューになります。
そういえば、東京の老舗の洋食店では、ごはんに合うようビーフ・シチューに日本酒を使うときいて、人間考えることは同じだなぁ、と感じました。
味噌は白味噌や麦味噌などおだやかなものが合います。
塩気のはっきりした味噌の場合は、量を減らし、小さじ1/2ぐらいで充分です。
<材料(2〜3人分)>
ジャガイモ……100g(小さめのもの1個)
タマネギ……100g(1/2個)
ニンジン……100g(1/2本)
ピーマン……1個
鶏ムネ肉……100g(1/3〜1/2枚)
干しシイタケ(小)……2枚
水……100ml
牛乳……300ml
バター……25g
薄力粉……25g
コンソメ……1/2個
日本酒……大さじ2
味噌……小さじ1
塩・コショウ……適量
<作り方(調理:40分 煮込み:30分)>
下準備
*干しシイタケを水に浸けて、戻しておく。
1. タマネギ、ニンジン、ピーマン、ジャガイモ、干しシイタケは戻し汁を絞り、一口大(2〜3cm程度)に切る。
※干しシイタケの戻し汁は使うので、捨てないこと。
2. 鶏ムネ肉を一口大(2〜3cm程度)に切り、日本酒につける。
3. 鍋にバターを入れてやや弱めの中火にかけてとかし、薄力粉を加え、約1分かき混ぜる。
4. 3をかき混ぜながら、牛乳を少しずつ入れる。
※牛乳は最初は少しずつ注ぎ、ある程度ゆるみが出てきたら、玉じゃくし1杯ずつぐらいを入れる。
5. 干しシイタケの戻し汁、コンソメ、塩・コショウを加え、かき混ぜながら約1分弱火にかける。
6. 5に1のジャガイモ、タマネギ、ピーマン、ニンジン、干しシイタケ、2の鶏ムネ肉をつけ汁ごと入れて混ぜ、ふたをして、30分弱火で煮る。
7. 味噌を加えて混ぜ、ひと煮立ちさせる。
8. 塩・コショウで味を調える。
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