今の若い方はご存知ないかもしれません。
いつからでしょう、シャンプーのあと、髪を保護するコーティングの役割を果たすものをコンディショナーと呼ぶようになったのは。
というのもですね、以前はリンスって言っていたんですよ、コンディショナーじゃなくって。
メーカーによるネーミングもあるでしょうが、
どうやらコンディショナーはリンスの進化系で、より保湿効果が高いものを指すようです。
なわけで、私はリンスのことをず〜っとああいう液状のもので、
動詞としては、“リンスをつける” “コーティングする意味”だと疑っていませんでした。
で、英語圏に出向くようになり、また英語のレシピ本を眺めるようになったとき、
どうも腑に落ちない言葉が出てきました。
rinse/リンス
あのリンスと同じ、ような気がするのに、どうも使われ方が違う、
食器を洗剤であらったあとにすすいだり、
お米や野菜を洗ったり、
そんな場合に使われているのです。
うむむ、シャンプーのあとのリンスって、確かにシャンプーを洗い流してからするけど、この洗い流すってことがリンスなの?
と、頭の中を疑問がぐるぐる。
果たして、そのとおりでした。
シャンプーのあとのリンスの語源は、まさにrinse、“すすぐ”から。
rinseという言葉、レシピ本では、こんな感じで出てきます。
お米を洗う(rinse the rice)
魚の骨を洗う(rinse the fish bones)
やかんの熱湯を回しかけ、すすぐ(rinse by pouring over a kettle of very hot water)
いやはや、こういう別の意味でインプットしていた言葉を探ることから、
あっ、そういうことか!って納得することもあるんですよね〜。
というわけで、
rinse → すすぐ
と覚えてくださいね。
ではでは〜!
〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 58:浸す~ → http://ricorice.exblog.jp/26183479/
○英語でレシピを読む! ~工程 56:注ぐ/かける~ → http://ricorice.exblog.jp/26109011/
○英語でレシピを読む! ~工程 15:水を切る~ → http://ricorice.exblog.jp/24302469/
○英語でレシピを読む! ~工程 12:ゆでる・沸騰させる~ → http://ricorice.exblog.jp/24176879/
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