お菓子とどう関係があるの?と思ってしまいますが、
シアリング・ケーキはウェールズの伝統的なケーキで、
羊の毛を刈る時期に、ひと休みを兼ねたお茶の時間に食べられていたので、
この名前がつけられました。
ウェールズ語では、Cacen Gneifioと呼ばれます。
イギリスのクラシカルなお菓子には、
シード・ケーキ然り、グーズナー・ケーキ(ケーキと呼ぶもののその実態はショートブレッドのようなもの)然り、
キャラウェイシードを使うものが見られ、
シアリング・ケーキもそんなケーキのひとつです。
わたしのレシピでは、柑橘類はレモンの皮をおろしたものを使っていますが、
ピールを使うレシピもあります。
また、少しニュアンスを加えるために、実際に使うのが本流ですが、
手持ちがなかったり苦手であったりすれば、ナツメグは入れなくても構いません。
<材料(直径18cmのケーキ型1個分)>
バター……100g
グラニュー糖……125g
卵……2個
薄力粉……225g
ベーキングパウダー……小さじ1
牛乳……125ml
レモンの皮をおろしたもの……1個分
キャラウェイシード……大さじ1/2
ナツメグ……ひとつまみ
<作り方(調理:30分 オーブン:1時間)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
1. 薄力粉とベーキングパウダー、ナツメグを合わせて、2〜3度ふるう。レモンの皮をおろす。卵をときほぐす。
2. ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
3. 2に1のふるった薄力粉とベーキングパウダー、ナツメグを少し入れ軽く混ぜ、卵を3回に分けて入れ、混ぜる。
4. 3に牛乳を入れ、混ぜる。
5. ふるった薄力粉とベーキングパウダー、ナツメグ、1のレモンの皮をおろしたもの、キャラウェイシードを加えて混ぜる。
6. 5の生地を用意しておいた型に流し入れ、表面をならす。
7. 180℃のオーブンで1時間焼く。
※途中、表面が焦げそうになったら、アルミホイルで覆う。
8. オーブンから取り出したケーキは型に入れたまま10分以上そのままにしておき、その後型から出し、網の上で冷ます。
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