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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン)


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ロンドンでの私は完全に西っ子で、ここ数年は(なぜか?)サウス・ケンジントンを拠点としています。
ここ、リセなどがあるフランス人エリアであるとともに、サウス・ケンジントン駅を北上すると、
エキシビション・ロードをはさんで、ナチュラル・ヒストリー・ミュージアム/ロンドン自然史博物館/Natural History Museumサイエンス・ミュージアム/Science Museum、そしてヴィクトリア&アルバート・ミュージアム(博物館)/Victoria & Albert Museumが建ち並ぶ
博物館エリアでもあります。

これらの博物館は公立で、寄付を募ったり、館内マップが有料になったりしたものの、入館無料(企画展は別途、有料)。
これ、ロンドン市長制度を取り入れた2000年に、初代市長のケン・リビングストンがそれまで有料だったのを無料化し、
以降、私もしっかり恩恵にあずかっています
(それまで無料だったのをサッチャー政権時に有料にしたんじゃなかったかなぁ。
 2000年の無料化までは、入館料って£10ぐらいだったかなぁ。記憶が曖昧。確か金曜日の夕方1時間とかはかけこみ無料で、これを利用したことはあります)。

私がミュージアムとして一番よく訪ねるのはサイエンス・ミュージアム
科学って化学って、そして物理&数学は楽しいのだ!

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単純に訪問だけだと、圧倒的に多いのがヴィクトリア&アルバート・ミュージアム
ここ、装飾芸術とデザインの博物館で、う〜ん、なんていうのかな、
世界各国から集められた古代から現代までの工芸やデザインの膨大なコレクションが眺められるところ、といえばいいのかな。

私がヴィクトリア&アルバート・ミュージアムを鑑賞目的で訪問するのは、これらの常設してあるものではなく、
You Say You Want a Revolution? Records and Rebels 1966-1970
みたいな、食指が動きまくる企画展のとき。
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じゃあ、なんで訪問する頻度が高いか、ていうと、ずばり、館内のカフェ、
ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café目当てなんですよねえ〜。
https://www.vam.ac.uk/info/va-cafe/

ナチュラル・ヒストリー・ミュージアムにもサイエンス・ミュージアムにもカフェはあるけれど、
ここがいちばんアクセスしやすく、かつ利用しやすい。
加えて、サウス・ケンジントン駅界隈はカフェがあるけれど、この博物館エリアに入ると周囲になく、
ミュージアム内で済ますことになるから、ってことも理由として大きい。

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ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム内にカフェは3カ所あり、
ひとつは中庭にあるガーデン・カフェ、ひとつは正面から入ってまっすぐ奥に進み、中庭を突っ切った建物の中にあるカフェスペース、そして2017年に新しく登場したコートヤード・カフェ(ここは未訪問)。

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晴れた日はガーデン・カフェが気持ちいいのですが、おすすめは奥の建物の中にあるカフェ・スペース。
世界初のミュージアム・カフェで、ジェイムズ・ギャンブル、ウィリアム・モリス、エドワード・ポインターと19世紀に活躍したデザイナーたちが手がけた部屋でお茶や食事ができます。
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そう聞くと堅苦しいイメージですが、トレイを持ってドリンクやケーキ、軽食のコーナーに並んで、好きなものをオーダーし、好きな席に着く、セルフサーヴィスのカフェテリアスタイルです。
これがいいなぁ、と思うのです、この気軽さが。
値段もいたって良心的だし。
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ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェではワインなどアルコールも取り揃えていて、ちゃんとした食事も、ティータイムも、軽く1杯、といつでも利用できるのもありがたい。
そして金曜日は、ほかの曜日より長いミュージアムの開館時間に合わせて21:30まで営業しているんだなっ!
なので、夕食を食べた後で、ワインを1杯、デザート代わりにお茶しに、という使い方を、私はしてるんです。
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でもって金曜は、ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム正面のグランドエントランスでもポップアップバーが登場し、お酒が飲めます!(月イチだったかなぁ、毎週だったかなぁ)
そのときどきで内容が変わり(展示に沿っているのかも)、DJが登場しクラブ状態になることも。
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美術館や博物館が、高尚なものとしてひれ伏す感じじゃない、仰々しくないので、私のようにカフェ利用を目的に行って、ついでに展示も眺める人間もいるわけです。

こういった歴史を経て今がある、地続きだから、そんなかしこまらなくっていいんだよ、って言ってもらっている気がするんですよね。
ロンドンのミュージアムやアートギャラリーは展示そのものもだけれど、こういうフランクに立ち寄れる空気がいいなぁ、と思うのです。
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○断言する! 村上春樹はノーベル賞を獲れない → http://ricorice.exblog.jp/25393074/
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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-10-21 00:00 | イギリスのグルメ店レポート