イギリスのクラウドファンディングによるワイン販売の代名詞的存在といえば、ネイキッド・ワイン/Naked Wine。
https://www.nakedwines.com/
このネイキッド・ワインより興味深いレポートが提出されました。
それは、
“イギリス産スパークリングワインの売上げはロンドンと生産地が圧倒的!”
ということ。
なんでもイギリス産スパークリングワインの売上げの半分以上を、ロンドンと生産地、具体的にはイングランド南東部が占めるとか。
多いだろうなぁ、とおぼろげながら予測はできたものの、まさかここまで、とはね!
ちなみに、イングリッシュワインがよく売れているエリアのトップ10は以下のとおりだとか。
01. ロンドン
02. ケント
03. サリー
04. ハンプシャー
05. エセックス
06. イースト・サセックス
07. ウェスト・サセックス
08. ハートフォードシャー
09. ランカシャー
10. バークシャー
見事にロンドンと生産地ですね。
これらのエリアはイギリスのほかの地域に比べ、スパークリングワインを選ぶ際に、イギリス産を選ぶ率が10倍だとか!
これもあってか、ネイキッド・ワインにおけるイングリッシュワインの売上げは、昨年に比べて16%の伸びだそうです。
このイングリッシュワインの売上げが好調な大きな理由として、
・地球温暖化の影響や天候など、イングリッシュワインにとってよりよい自然条件になっていること
・ほかのヨーロッパ諸国の通貨に比べ、ポンドの貨幣価値が下がっていること
が挙げられます。
ネイキッド・ワインでは新規参入するワイナリーに対して、£100万の投資を行うことも発表。
造り手、流通&販売、購入者がそれぞれの立場で、イングリッシュワインの成長を促している表れ、ってことかな。
こちらのニュース、オリジナル記事は2017年8月9日(水)づけの“English Wine Producers”の以下のものです(↓)。
London and Home Counties ‘bubble’ putting the fizz into English wine
http://www.englishwineproducers.co.uk/news/latest/london-and-home-counties-bubble-putting-the-fizz-into-english-wine/
気になる方はこちらもどうぞ。
〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○イングリッシュワイン用ブドウ、今年だけで100万本植えられる → http://ricorice.exblog.jp/25724705/
○2017年のイングリッシュワインは、さらなる展開に期待大 → http://ricorice.exblog.jp/25136022/
○過去最大量のイギリスのスパークリングワイン、アメリカに輸出される → http://ricorice.exblog.jp/24646719/
○2016年夏は、イングリッシュワインにとって飛躍のシーズン → http://ricorice.exblog.jp/24622723/
○イギリスのスパークリングワイン → http://ricorice.exblog.jp/23361253/
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