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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

スコーン@ギャラリー・メス/Gallery Mess(ロンドン)


スコーン@ギャラリー・メス/Gallery Mess(ロンドン)_e0038047_08083272.jpg

中途半端な時間に朝ごはん、というよりイレブンシーズ(11時頃のお茶タイム)を摂ったせいで、
お昼は要らないな、と思いきや、
午後の時間が過ぎるに従い、やっぱりお腹がすいてきまして。

ランチには遅いし、アフタヌーンティーな気分じゃないし、
でも、まあ、とりあえずメニューのあるところへ行こう、と入ったのが、
ロンドンはスローン・スクエアにあるギャラリー・メス/Gallery Mess
http://www.saatchigallery.com/gallerymess/

スコーン@ギャラリー・メス/Gallery Mess(ロンドン)_e0038047_08091902.jpg

スコーン@ギャラリー・メス/Gallery Mess(ロンドン)_e0038047_08100519.jpgここは、ギャラリー・メスという名前のとおり、ギャラリーに併設したレストランカフェ。
そのギャラリーとは、サーチ・ギャラリー/Saatchi Galleryで、
実業家にして美術収集家であるチャールズ・サーチ/Charles Saatchiによる、モダンアートの私設美術館。
チャールズ・サーチは、イギリスの人気料理家、ナイジェラ・ローソン/Nigella Lawson のex夫で、
このカップルは離婚前に一時、タブロイド紙を賑わせたものです(今さら言われたくないでしょうが)。


ギャラリー・メスがあるのはスローン・スクエアというエリアってこともあり、
お客さんがポッシュなら、お店のスタッフもフレンドリーだけどポッシュ(笑)。
お店は、エントランスを入って右に細長い造りになっていて、
入ってすぐテーブル席もあるバースペース、その奥にテーブル席。
食事は要らない、ちょっとお茶飲みたいから、と伝えると、
バースペースのテーブル席に通されました。
スコーン@ギャラリー・メス/Gallery Mess(ロンドン)_e0038047_08112771.jpg


イレブンシーズで食べたのは甘いものだったので、どっぷりスイートなケーキやパイの類には食指が動かず、
でも何か食べたくってどうしようかなぁ、と眺めていたらスコーンがある!
ぼてっと量が多かったら、今度は夕食がねぇ、と思って訊ねると、小ぶりだとのこと。

そんなわけで、オーダーしたのは、
スコーン/Scones £7
・紅茶(アッサム・ブレックファスト)/Tea Assam Bfst £2.50
サービス料など込みで、計£11ほど。
スコーン@ギャラリー・メス/Gallery Mess(ロンドン)_e0038047_08115334.jpg


出てきたスコーンは確かに、通常のものよりもひとわりもふたまわりも小さく、直径5〜6cmほど。
3つ出てきて、いずれもサルタナ入り(プレーンなしとは珍しい!)。
表面は卵液を塗って焼いているのでしょう、全体に焼きが強い。
しっとりやわらかいスコーンではなく、
厚みのあるビスケットと呼んでいいような、ほろほろタイプ。
それにストリベリージャムとクロテッドクリームが付いてきます。


都市部では、スコーンのサイズが小さくなっていることを証明する好例。
お皿ではなく、スレート(石板)におかれるのも今どきだし。


私が訪ねたこのとき、スコーンとお茶があらかじめセットになったクリームティーは存在せず、
それぞれ注文しましたが、3年近く経った2017年7月現在、
“ティー&スコーン/Tea & Scones”というメニュー名、£8.50で提供されています。

クリームティー”というメニュー名だと知らない人は、
スコーンとお茶のセットとは想像しづらい、
お茶にクリームが浮かんだものをイメージしそうなので、
街中にあり、外国人も多いスポットゆえ、
内容が伝わりやすいストレートなメニュー名にしているんだろうな〜。
スコーン@ギャラリー・メス/Gallery Mess(ロンドン)_e0038047_08122165.jpg



mon 29/09/14


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス菓子・レシピ> スコーン【Scones】 → http://ricorice.exblog.jp/15368602/
○クリームティー【Cream Tea】 → http://ricorice.exblog.jp/3870384/
○タルト@コンディトー&クック/Konditor & Cook(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25870296/
○ケーキ@ペイトン・アンド・バーン/Peyton and Byrne(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25414561/
○パン@ベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25675717/



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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-07-25 00:00 | イギリスのグルメ店レポート