その日、チェルシー/キングス・ロードに向かうつもりで、
目的地直近に停まるバスは、そこからは出ていなかったのだけれど、
ちょっとだけ長く歩けば、近くに停まるバスのルートがあったので、
下手に地下鉄乗ったりするよりはそれが最短だから、
とバスに捕まえるまではよかった。
が、本を読んでいたら、降りるところの4つぐらい先に行っちゃったじゃないの!
ん〜、もう! 何やってんだか。
降りたバス停からは目的地に行くバスの通り道で、
待ってそれに乗り込んでもよかったんだけど、
そこは少しだけ私のテリトリーを外れたエリアで、
こう行けばいいんだな、1kmぐらい余分に歩けばいいんだなというのはすぐに検討がついたし、
何より知らない場所を歩いて、肌感覚で知るのは楽しい!
ので、てくてくてく。
ほどなくなじみのあるエリアに出て来て、
歩いたから体が温まってきたのだけれど、ちょっとコーヒー飲んでひと心地つきたいな、って気分に。
さくっと済ませたいなぁ、と思ったら、
このブルーバードのフードストアでコーヒーを飲んでいる人を発見!
ここでいい! ここがいい!
マイナーチェンジをしながら今にいたっています。
ブルーバード・フードストア/The Food Store at Bluebirdは文字どおり、
食のセレクトショップといった趣で、グロッサリーやワイン、パンなどを扱っています。
今は以前ほどではなくなりましたが、
10年ぐらい前までは、渡英のたびに訪ねていました。
で、オーダーしたのは、
・ラズベリーのデニッシュ/Fruit Danish – rasb £2.75
・カフェ・ラテ/Caffè Latte £2.30
合計£5.05。
ラズベリーのデニッシュはデニッシュ生地に、カスタードクリーム、ラズベリーがぽんぽんぽんと8粒、それにアーモンドスライスを散らしたもの。
アンデルセンのダークチェリーを気持ち平たくし、一回り大きくし、甘味を少し加えたような感じ。
なんだか、この手のパンを久しぶりに食べて、ふと思ったのだけれど、
そういえばクロワッサンとかパン・オ・レザンとかパン・オ・ショコラとかはロンドンでもフランス系のパン屋さんを筆頭に
そこそこ入手しやすくなったけれど、
デニッシュ・ペイストリーは北欧系ベーカリーに行かないとむずかしいかもしれない。
後で気づいたのですが、イートインとテイクアウェイ(持ち帰り)で値段の違いもないし、
ここ、ブルーバード・フードストアはちょっとコーヒーをってときに、実は穴場かも!
それが証拠に、というべきか、
同じ敷地のブルーバードのレストランのお客さんは見事にポッシュな人たちだったけど、
こっちはいかにもご近所の人がふらっと来てふらっと出て行ったり、近所の工事現場のおっちゃんが人数分まとめてコーヒーを買っていったり(2組)していて、
その対比がわかりやすくって、なかなか興味深かったです。
tue 10/11/15
~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○タルト@コンディトー&クック/Konditor & Cook(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25870296/
○ケーキ@ペイトン・アンド・バーン/Peyton and Byrne(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25414561/
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○ランチ@ル・ポン・デ・ラ・トゥール/Le Pont de la Tour(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25630910/
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