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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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朝食@クラークス/Clarke’s(ロンドン)


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ロンドンでクラークスといえば、靴を思い出す方もいらっしゃるでしょうが、
こっちのクラークスはClarksではなく、Clarke’s
イギリスによくあるお店のように、シェフの名前、
この店の場合は、サリー・クラーク/Sally Clarkeの苗字を冠したレストランです。
http://www.sallyclarke.com/

現在、ロンドンが食都として活況を見せるようになったのにはいくつもの要因があり、
そのひとつが1990年代から広がったモダン・ブリティッシュ(モダン・ヨーロピアン)。
従来のイギリス料理を、より素材やプレゼンテーションに注力し、洗練された料理のことで、ここには海外の料理の技術やエッセンスも取り入れられ、“ニュー・クラシック”と呼んでもいいでしょう。

このモダン・ブリティッシュ(モダン・ヨーロピアン)の立役者のひとりが、サリー・クラーク。
彼女のレストランは、ケンジントン・ハイストリートからノッティングヒル・ゲイツに向かうケンジントン・チャーチ・ストリート沿いにあります。
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2014年のこの日、私はロンドン入りした次の日の朝、真っ先に向かうところがありました。
それは携帯電話ショップ。
いや、すでにスマホも持参していましたが、常に連絡がとれる(ただしイギリス国内)状況が望ましく、携帯電話のチェックに向かったのです。
私が持っていたイギリス国内用の携帯電話は、電話器だけ購入したもので、あとはトップアップといって料金をチャージするシステム(これ、本当に便利でした!)。
確かこのとき、残高はあったのに電話がつながらず、駆け込んだ次第。

WiFiスポットやら通信状況は今や最重要事項です。
ひと仕事終えて、朝ごはんを食べようと向かった先がクラークス
そう、私が訪ねた携帯電話ショップはハイストリート・ケンジントンにあるので、そこからちょろっと歩いて向かったってわけ。

朝、といってもお店に到着したときはすでに11時頃で、店内にはちらちらとお客さんが。
土曜日の朝ということもあり、地元でなく観光客っぽい人たちも。
いずれもポッシュな方々で、年齢層は50代が大半でしょうか。
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トーストとかグラノーラとかオムレツとかいわゆる朝食メニューもあるのですが、土曜日は週末で、おそらく近くで開催されるポートベロー・マーケット前後の人たち狙いもあるのでしょう、ブランチ、と呼べるような土曜日限定朝食メニューを提供しています。

どういうものかっていうと、フル・イングリッシュ・ブレックファストイングリッシュ・マフィン + ポーチドエッグのせメニュー3種。
後者は、エッグ・ベネディクトといえばわかりやすいと思います。
3種類っていうのは、エッグ・ベネディクトがパンチェッタ、エッグ・フロレンティーヌがホウレンソウ、エッグ・ロワイヤルがスモークサーモン、という添え物の違い。

私がオーダーしたのは、スモークサーモンを添えたエッグ・ロワイヤル。
2つサイズがあって小さい方にしました。
これにフレッシュ・ミントティーを飲み物に。
サービス料込みで、しめて£12ちょい。
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全体的にやさしい味わいです。
ホームメイドのイングリッシュ・マフィンは表面がカリッと焼かれ、ふわっとしたポーチドエッグがふたつ。これにオランデーズソースとチャイブがかかっています。
私は小を選んだこともあり、お腹いっぱい、というのよりは、小腹を満たす+α程度のボリュームで、これならお昼もちゃんと食べられる、といった按配。
ただ、2017年2月現在、ウェブサイトを見る限り、大小サイズを揃えていないようで、ワンボリュームのみです。


私、卵をメインとした料理を作るのが得意ではありません。
オムレツやスクランブルエッグもだけれど、一番上手に作れないのがポーチドエッグ。
白身が天女のの羽衣のごとくふわふわ漂っちゃうんですよ(そんなきれいなもんじゃないけど)。
それがこんなにきれいにできるなんて、ね。
そして、どうにもこうにも作れないのが、オランデーズソースやマヨネーズ。このふたつがどうにも作れない! 乳化がヘタとかそういうことではないと思うのだけれど。だってほかのものだと、とりあえず作ることができるから。
それがオランデーズソースやマヨネーズに限ってはまったくダメ!なのです。

なので、この2つがのっかった、しかも見た目も美しい料理というのは畏敬の念を抱いてしまうのです。

私が訪問したときは、ちょうど新刊が店頭に並ぶ直前で、打ち合わせかなにかしていたのか、既刊の本が何冊か、無造作に脇に置かれていました。
ぼーっと見ていると、「本も出ているんですよ。どうぞ自由にご覧になってください」とサービスの方が1冊持ってきて、渡してくださいました。
こういう気遣い、好き!

フレッシュ・ミントティーはまさにフレッシュなミントをたっぷり使ったティーポットで供されるスタイルだったので、お茶を飲みながら、のんびりとページをめくりました。
こういうの、幸せな時間です。


今回私が訪れたのはレストランですが、すぐ近くにベーカリーやケーキやデリを扱うショップもあります。
私のロンドン滞在は限られた時間なので、なかなかゆっくり食事に時間をかけづらいこともあり、実は私は、クラークスは買い物利用の方が多いです。
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なので食べる時間がない方は、レストランの雰囲気は外からちょっと眺め、近くのベーカリーやショップで持ち帰りという選択肢もおおいにありです。


sat 13/09/14


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス・レシピ> イングリッシュ・マフィン【English Muffins】 → http://ricorice.exblog.jp/22108854/
○朝食@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/24033167/
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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-02-11 00:00 | イギリスのグルメ店レポート