だって、ここワインバーなんだもん。
ワインバーといってもぐっとカジュアルで、敷居の低いところがいい。
店の名前は、テロワール/Terroirs。
http://terroirswinebar.com/
ロンドン中心部、トラファルガー・スクエアの近くにあります。
店名からわかるように、ワイン、特にナチュラルワインに注力。
フランス、イタリア、スペイン、ジョージア(グルジア)、ギリシャ、ルーマニアといったヨーロッパ大陸をはじめ、オーストラリア、アメリカ合衆国、チリなど、世界のワインをラインナップしています。
産地も生産者も多岐にわたり、リストを眺めているだけで楽しい。
その日、テロワールは私のちょうど動線上にあり、時間もランチを摂るのにいい時間。
そう、ワインバーながらランチ営業もやっているのです。
入ってすぐの右手は予約なしでふらっとやってきた人用フロアっぽく、通されたのはそこ。
このやり方(席の埋め方)、賢いんですよね〜。
通り沿いに広がるこのフロア、つまり外から見える場所に、ふらっと来た人を優先的に通すと、非常に賑わっているようにみえるのです。
少し階段を下りたところが大きなフロアになっていて、こっちはどっしり腰を据えたい人向けといった様相。テーブル席が広がり、予約をした人たちはこっちに通されていたような。
私が入店したときは、こちらはまだまばらでしたが(だからこそ、人目につくところから人を配置していくやり方は賢いのです)
その一方で、このフロアの右手には大きなバーカウンターもあり、ここにもふらっとやってきた人は案内されていました。
食事は、基本、ワインと一緒に食べて相乗効果のあるもの、といった位置づけでしょう、
チーズやコールドミート(シャルキュトリー)、ちょっとしたおつまみ系がメイン。
たっぷり食べたい向きには、本日のメニュー(plat du jour)もあります。
これらはランチでもオーダーできますが、ランチならではのメニューも用意。
その名も“ランチ・スペシャル” は、メイン(とはまたちょっと違うけれど。。。お腹にたまる豆やごはんもの)+ パン + グラスワイン1杯、
これで£10という太っ腹!な内容。
私が訪ねた日は、チョリソーとホウレンソウのリゾットでした。
ワインは、何だだったっけ? 忘れてしまった、メモもなくしてしまった(汗)。
旨味たっぷりのフランス・ジュラの白っぽかった記憶。。。
そして、この店に限らず、ですが、なんといってもパンやバターがケチケチしていないのがいい。
ロンドンにいて幸せなことのひとつは、食材により近いもの、乳製品やレストランやパン屋さんのパンが大地の恵みがしっかりと感じられ、しみじみおいしいってこと!
余談ながら、こっちの野菜には苦味がちゃんとあるし、果物は酸味もしっかりあるし、ね。
ワインはグラスでもボトルでもオーダーでき、
グラス(バイ・ザ・グラス)は、赤、白、各5種、ロゼ1種、オレンジ(スキン・マセレイションしたタイプ)1種。
ボトルは、ものすごい種類で、赤だけでも150ほどあり、リストはなんと、36ページにまたがっています。
値段はまずまず。びっくりするほどの値づけはされておらず、まあ、このくらいかな、といった印象です。
ワインショップとして役割も果たしており、お店で気に入ったワインを購入することも可能です。
その場合は、もちろん飲食プライスではなく、ショッププライスで。
また、ワインメーカーを招いてのディナー会やワインとチーズのテイスティングといったイベントも随時行って行っているので、ウェブサイトをチェックしてみては?
wed 09/11/16
~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンで自然派ワインが楽しめるワインバー6選 → http://ricorice.exblog.jp/24489219/
○プロが選ぶロンドンでワインが楽しめる店・ベスト37 → http://ricorice.exblog.jp/24201101/
○ロンドンで自然派ワインが楽しめる店7選 → http://ricorice.exblog.jp/23907077/
○ランチ@ソム・サー/Som Saa(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25151358/
○ランチ@ブックス・フォー・クックス/Books for Cooks(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/23968640/
○ランチ@クロブタ/Kurobuta(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/23936417/
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子』は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。
・プロフィール ・活動内容 ・著書
(↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)
・お仕事・講演などのご依頼は、
chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!