焼き上がったらすぐにサーヴし、温かいうちに食べるのが鉄則で、
家庭で作ることが少なくなっても、
現在もパン屋さんをはじめ、ニュースエージェントやコーナーショップなどで売られ、
スコットランドのスーパーマーケットでも陳列されています。
バップ/Bapsなどとも呼ばれます。
ハンバーガーのバンズのようなやわらかい小型パンですが、
クラスト(表皮)はパリッと固く焼き上げるのが決め手。
このパンの内側のやわらかさとクラストの対比が、
スコティッシュ・モーニング・ロールをたらしめているのです。
非常に使い勝手のいいパンで、
たっぷりのバターやジャムをのせて、目玉焼きやベーコンと一緒に朝食にしてもいいし、
真横に半分に切り、ソーセージなど好きなものをはさんでサンドイッチにして、
ブランチやランチにわしわし食べてもよし。
自由自在、お好きなスタイルでどうぞ。
<材料(10個分)>
強力粉……450g+適量
インスタント・ドライイースト……小さじ2
塩……小さじ1
牛乳……150ml+適量
水……150ml
<作り方(調理:40分 発酵:1時間45分 オーブン:15分×3回)>
下準備
*大きいボウルにバターを塗っておく。
1. 牛乳と水は合わせて人肌程度に温める。
2. 強力粉450gと塩を合わせてふるい、インスタント・ドライイーストを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
3. 2のくぼみに1の温めた牛乳と水を注ぐ。
4. 生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。
5. 生地がボウルにくっつかなくなったら、弾力が出てきてなめらかになるまで、5〜10分こねる。
6. 指で押してしっかり戻るようになったら、バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間、生地が2〜2.5倍になるまで発酵させる。
7. 天板にクッキングシートを敷く。作業台に強力粉をふるう。
8. 6の生地をひとこね(ガス抜き)し、生地を10等分にする。
9. 8の生地を7の作業台の上で直径9cm程度の円型にのばす。
10. 7の準備しておいた天板に、9の生地を少し間隔をあけて並べる。
11. 大きいビニール袋に入れ、暖かい場所で約45分発酵させる。
※ビニール袋にふわっと入れ、空気が入らないようにする。
12. オーブンを200℃に温める。
13. 11の生地の表面に牛乳を塗り、強力粉をふる。
14. 200℃のオーブンで15分、表面にうすく焼き色がつくまで焼く。
15. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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