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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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英語でレシピを読む! ~工程 19:刻む~


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“切る”に相当する英語表現はいろいろあり、“英語でレシピを読む! ~工程 17:切る(まとめ)~“では、その概要をお伝えしました(→ http://ricorice.exblog.jp/24357522/

“切る”という言葉で真っ先に思い出される英語の言葉は、前回の“英語でレシピを読む! ~工程 18:切る~“でご紹介した“cut”ですが、実はイギリスのレシピ本で登場する頻度がもっとも高い“切る”を意味する言葉は別にあると、私は思っています。

その言葉とは、“chop”。

どういう風にレシピに登場するかというと、こんな感じ。

オリーブを(切り)刻む(chop the olives)
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コリアンダーを細かく切り刻む/細かいみじん切りにする(finely chop your coriander)
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※finelyはfine(よい)+ly、つまりこの場合は、細かく、ってこと

タマネギを粗く切り刻む/粗みじん切りにする(roughly chop your onion)
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※roughlyはrough(粗い)+ly、つまりこの場合は、粗く、ってこと


なんとなく、感覚がつかめるでしょうか?
“chop”の語感にあるのは、リズミカルに連続する切る動作。

そう、“chop”のトントントンと“切る”は、前回、お伝えした“英語でレシピを読む! ~工程 18:切る~“の“cut”の場合のストンと“切る”感じとでは、ちょっと違うのです。

実際に台所に立って調理するときを思い出すと分かりやすいのですが、ストンと切る作業よりもトントントンとリズミカルに切る作業の方が、下準備では多い。
だからこそレシピ本で登場する機会が多いのです。

となると、そういう作業をするための板、つまりまた板は
chopping board
と表現されます。
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cutting boardでも間違いではないけれど、こっちだと、たとえばチーズだったりパンだったり、cutが意味するところである、つまり連続した“切る”ではなく、ストン、ストンと、連続するにしてもやや間をおいて“切る”目的が明確なものの場合にみられます。

もちろん、まずのとっかかりで、chop=切り刻む/みじん切りにする、と直訳して覚えてもいいのですが、語感やニュアンスを知っておくと、料理以外でもうんうん、と頷くことが多く、理解が速い。


でもって、chopというのは動詞ですから、活用させた形、chopping、choppedとしてもレシピ本に登場することがあります。
こんな具合に。

切り刻み始める/みじん切りを始める(start chopping)
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刻み続ける/みじん切りを続ける(continue chopping)
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刻んでおいた唐辛子(the chopped chilli)
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以下、上級者編。
finely chop(細かく切り刻む/細かいみじん切りにする)を受け身で、“細かくみじん切りにした”と言う場合、
is(be) well chopped
と表現されることも。
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そう、“細かい/よい”を表現するのがfinely→wellとなるわけです。
で、こういう風に、受け身(過去分詞)を伴うwell、日常表現に頻繁に出てきます。
well known(よく知られている→著名な)
なんて具合に。

このあたりのニュアンスは、chopとcutの違いに近く、机上でどうのこうを頭で理解するよりも、実際の体験を通して感覚でぼんやりながらでもつかむ方がわかりやすいとは思うのですが、へ〜、そうなんだな、と頭の片隅にでも入れておくと、あっ、そういうことか!と気づくこともあるかな〜、ということで。


というわけで、あれこれ言ったものの、まずは
chop → 刻む/みじん切りにする
と覚えてくださいね。
ではでは〜。


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 17:切る(まとめ)~ → http://ricorice.exblog.jp/24357522/
○英語でレシピを読む! ~工程 18:切る~ → http://ricorice.exblog.jp/24381739/




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by ricoricex | 2016-05-27 00:00 | 英語でレシピを読む!