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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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イギリスでの、次なる日本食の目玉はカツカレー?


例年、渡英は秋が多い。
2〜3週間の間に、いろいろ仕込みをします。
秋を選ぶのは、コレ!といった理由があるわけではなく、気づけば、なのですが、夏休みが終わってクリスマスまでの間、ってこともあってか、収穫の秋、ってこともあってか、フードイベントがちょこちょこあります。

そのなかで、私が参加する機会が多いフードイベントが、Good Food Show
イギリスのフードマガジンBBC Good Foodが開催(でいいのかな?)しているショウで、イギリス国内を中心に生産者や、食関係の会社がいろいろ出展する展示会。
昨年、2015年も行ってきました(よく考えれば、ここのところ2年に一度の割合で行っていて、千葉・幕張で3月に開催されるフーデックスよりも頻度が高いという。。。)。
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こういうフードショウに行くと、今の、もですが、これからのトレンドにふれることもあり、2015年11月13日(金)の参加で、掘り出したひとつがカツカレー。

ん? カツカレー?
どういうことかというと、今、ロンドンでは日本食は定着していて(ブームというのは、違うかと思います)、それは、日本でタイ料理やヴェトナム料理がおなじみになったのと近いかなぁ。
最近だと、より日本っぽいラーメン、高級すしが日本食の最先頭、かなぁ。
で、その次。
ってことでその筆頭にあがっていて、同時にプロモーション対象となっていたのが、カツカレーってわけ。

私がフードショウに参加した日は金曜日で、カツカレーを積極的に販売促進している日本食材を扱っている会社、ゆたか/Yutakaの方(営業部長とか、そんな感じ?)と運よく話をすることができました(土・日曜はバイト任せで、本社からは人が来ないらしい(笑))。
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「ずばり、おうかがいします。なぜ次はカツカレーなんですか?」
「カレーもカツレツも、イギリス人になじみやすい料理だからです」
「それだけだと、ほかにもありますし、理由としては弱いですよね?」
「そこは我々も認識しています。っと、イギリスを中心にヨーロッパ、そして世界で展開している日本食&麺料理のチェーン店、ワガママ/Wagamamaをご存知ですか?」
「はい。存じ上げています。何が受けているんだろうと食事に行ったこともあります」
「では、話が早いですね。そこで提供しているメニューにカツカレーがあります。圧倒的、ではないにしろ、定番メニューとして人気があります」
「私はオーダーしませんでしたが、確かにメニューにカツカレーがあったことは覚えています。そういえばヨー!スーシ/Yo!Sushiでもカツカレーがコンベアで流れて来るのを見ました」
「そうなんです。こんな風にイギリスで人気があり世界で展開しているチェーンレストランでレギュラーメニューとして取り入れている。ですから、我々はカツカレーに目をつけたわけです」
「なるほど。では、具体的にどう促進するおつもりですか?」
「まずはヘルシーさ、ですね。日本食だけではありませんが、アジアの料理はヘルシーというパブリックイメージがありますから」
「ええっ? でもカツカレーは高カロリー食ですよ」
「ははは。わかっています。まずは、のとっかかりです。カツカレー=ヘルシーではなく、正確にはヘルシーなイメージの日本食にあるジャンクフード、といったところを押し進めます。ただ、足がかりとしてすでに定着しているイメージ、ヘルシーな日本食、というところをスタート地点とするわけです」
「確かに、eat well(イート・ウェル)やヘルスコンシャスは、時代のキーワードですもんね、でも、そこにいきなり高カロリー食やジャンクフードが加わることはギャップが大きいなぁと感じるのですが」
「その通りです。そして、これこそが今の時代なのです」
「両極端なものが共存していることが、ですか?」
「はい。たとえば、週末、時間があれば、オーガニックな食材を入手し、台所に立ってみずからヘルシーな料理を作る。しかし、平日は、調理する時間はおろかゆっくり食事を楽しむ時間も少ないですから、ファストフードで済ませる。一見、矛盾しているようですが、それが今のロンドンのリアルな食生活です」
「たとえばレセプションなどで、洗練されたポーションも少ない料理を食べたあと、real foodを食べようと、インドカレーやチップスを食べに行く、みたいな?」
「まさしく、そうです。そのスタイルが一般の人の食生活にも現れるようになった。だから、我々はカツカレー、に焦点を当てるわけです」

おもしろい! 
日本人スタッフではなく、イギリス人に話がきけたってのもよかったなぁって思います。
こういう話をいろんなところでぽろぽろ拾えるから、現地に行く価値はとっても大きいのよねぇ。
お忙しいことろ、突撃取材に快くこたえてくださったゆたか/Yutakaの方、ありがとうございました!
(写真はゆたか/Yutakaで販売しているカレー。右肩にKatsuとありますが、これ、あえて英語表現にしないらしい。知っている!ってことの優越感で販売促進に結びつけるためだとか)
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そして、この2015年秋の話を裏付けするかのように、年明け、2016年1月25日(月)のイギリスの情報メディア、Time Outにあったのは、読者からおすすめのカツカレー提供店の情報を募るもの。
http://www.timeout.com/london/restaurants/wheres-good-in-london-for-katsu-curry?adbsc=social_20160125_57590126&adbid=10153337054712405&adbpl=fb&adbpr=297605497404

で、その結果はこっち(↓)で、2016年2月10日(水)に発表されました。
http://www.timeout.com/london/blog/keep-calm-and-curry-on-its-your-favourite-katsu-in-london-020916?adbsc=social_20160211_58172156&adbid=10153368422337405&adbpl=fb&adbpr=297605497404

追って、この結果を、当ブログで紹介しますね。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○英スーパーマーケット、ウェイトローズがスシバーを設置 → http://ricorice.exblog.jp/24053536/
○ロンドンの日本料理店・ベスト7 → http://ricorice.exblog.jp/23870307/
○ロンドンのお寿司屋さん・ベスト8 → http://ricorice.exblog.jp/23799103/
○wagamamaアールズ・コート店【wagamama earl's court】 → http://ricorice.exblog.jp/4671096/




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by ricoricex | 2016-03-18 00:00 | イギリスの食ニュース