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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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楽焼うなぎ@長崎県諫早


それまで知りませんでした。
いえ、ぼんやりと聞いたことはあったのですが、記憶にしっかり留められていなかったのです。
長崎県諫早を訪ねたのは、2013年9月25日(水)。
お昼を、ということで連れて行っていただいたのが、うなぎ屋さんでした。

なぜ、うなぎ?と思っていたのですが、すぐに納得しました。
たとえば福岡県柳川。ここもうなぎが地元の名物料理です。
どちらも現在は違いますが、その土壌、
つまり、かつては有明海沿岸地域でうなぎがとれたことが理由です。
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私は東京生活が長かったので、うなぎというとすぐに、
白焼きをして蒸し、その後タレをつけて焼く関東風の蒲焼き、
もしくは関西風の腹開きで蒸さないやり方を思い浮かべるのですが、
この諫早のものはそのどちらとも、
さらに言えば、柳川のうなぎのせいろ蒸し
(タレをからめて味つけしたごはんの上に、うなぎの蒲焼きと錦糸玉子をのせ、
 せいろで蒸したもの)とも異なり、
タレをつけて焼いたあとに、陶器の器(水を入れその上に皿がのり、そこにうなぎをのせる。
器には穴があいていて蒸気を逃がす仕組みになっている)に入れて蒸す、というもの。
余分な脂(とタレ)が最後に抜けるので、非常にさっぱりした味わいです。
いかにも元気が出そうなうなぎもいいのですが、
これなら食欲があまりないときでもぱくぱくと食べすすめられそうです。

このうなぎ料理、楽焼うなぎと呼ばれているようで、
江戸時代から伝わっているとのこと。
文字通り、器で使われている陶器は楽焼で、
長崎県諫早でなぜ楽焼? 周辺には焼き物の里がたくさんあるのに。不思議です。

この楽焼の器、日本版タジンといえるかもしれません。
高さがないのでたくさんは作れないのですが、
うなぎに限らず、ひとり蒸し焼きやちょっとだけ蒸し焼き、
もしくは少量の(蒸す)下ごしらえにうってつけな気がします。
大きさも小さいので場所もそんなにとらなさそうですし、
どこかで買えないかな。

wed 25/09/13



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by ricoricex | 2013-11-17 00:00 | 九州の味