イギリスのティーのお菓子の代表格、スコーン。
クローテッドクリームとジャムをたっぷりつけて食べるそのスコーンもいいけれど、
甘くなく、お酒のつまみにもなりそうなスコーンを作りたいなと思って、
完成させたのが、このチーズ・スコーンです。
あえて、大きさも小さくして、軽くつまめるようにしました。
コース料理のsavoury(甘くない口直し)にもよさそうです。
目先を変えたパンのような使い方をしてもよく、
パテやグリーンサラダ、オムレツなどとプレートに盛り付けてもよし。
チーズは、チェダー、できればレッドチェダーがおすすめです。
チェダーの濃厚な味と、まだらに入るオレンジの色味が楽しいです。
チェダーは、今では全世界で作られていますが、イギリスのサマセット州チェダーが原産地。
大きく、農家産と工場産に分けられ、チーズそのものを味わうなら、
断然農家産をおすすめしますが、このように加工して使う場合は、
工場産で十分かなと思います。
チーズはある程度細かくするのがいいのですが、
あまり細かくし過ぎるとでこぼこした感じがなくつまらないので、
多少の粗さは気にしないぐらいでちょうどいいかなと思います。
<材料(直径4cmのセルクル12個分)>
薄力粉……100g+適量
ベーキングパウダー……小さじ1
塩……小さじ1/4
オーツ……15g
バター……25g
チェダー(チーズ)……40g
牛乳……75ml+適量
<作り方(調理:25分 オーブン:12分)>
下準備
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを220℃に温めておく。
1. 薄力粉100g、ベーキングパウダーと塩を合わせて、2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。チェダーを細かく砕く。
2. フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
3. 2をボウルにあけ、オーツと1のチェダーを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
4. 3のくぼみに、牛乳75mlを注ぐ。
5. ナイフでざっくり混ぜたら、手で生地をひとつにまとめる。
6. 作業台とのべ棒に薄力粉をふるい、5の生地を1.5cm程度の厚さにのばす。
7. 直径4cmのセルクルで抜き、スコーンを12つ作り、準備しておいた天板に並べる。
※余った生地はこねすぎないようまとめて、セルクルで抜く。
8. 表面に牛乳を塗り、220℃のオーブンで8〜10分、表面がきつね色になり、よく膨らむまで焼く。
9. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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