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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

熊猫食堂


ごはんに行きましょう! どこか希望はある?
と聞かれて、間髪入れずに答えたのが、
福岡市・西新にある中国料理店「熊猫食堂」。
以前にも聞いてくださった方含め何人かで行ったのですが、
そのときに締めにごはんものを、と頼んだ麻婆豆腐が、どストライク!
しかし、そのときはすでにそれまでにいろいろ食べていたので、
満足するまで食べるにいたらず、
麻婆豆腐なら昼食べられるのでは、という希望も、
昼営業をやめられたとのことで意気消沈。
やっと念願が叶うことになりました。

熊猫食堂_e0038047_19322341.jpg熊猫食堂_e0038047_19322316.jpg熊猫食堂_e0038047_1932528.jpg熊猫食堂_e0038047_19323725.jpg熊猫食堂_e0038047_19331832.jpg熊猫食堂_e0038047_1933589.jpg熊猫食堂_e0038047_1934860.jpg熊猫食堂_e0038047_19332973.jpgそんなわけで、最初から麻婆豆腐とごはんを注文。
この店の麻婆豆腐は花椒のさわやかな辛みと豆豉の旨みとコクがあり、
かといって、四川を謳う店にあるように、一口目からパンチがある、というわけではなく、
そのあたりを一般的な日本人の味覚にも合わせて、マイルドに仕上がりにしているので、
とっつきやすく親しみやすいのがうれしい。

この日は、ほかに大根餅、青菜の炒め物、ピータン豆腐、ハチノスのピリ辛ゴマソースあえ、ナスの土鍋スープ(だったかな?)、魯肉飯を食べ、
そして締めにまたもや麻婆豆腐を食すという。大満足!
4人で飲み食いして、ひとり2500円ほどという値段も◎。

食べたものでお分かりのように、
特に中国のどこかのエリアに特化した料理を出しているわけではありません。
あえて言えば、広東色は薄いです。
そして、麻婆豆腐同様、まんま中国、ではなく、
軸はぶれず押さえながらも、親しみやすくアレンジ。
大らかで、この振り幅の加減もいいなぁと思うのです。
私は、一般的なピータンが好みではないのですが、
この店のものは、アンモニア臭というか私がこれはちょっとと反応する匂いがなく、
やさしい味わいで食べやすい。

熊猫食堂_e0038047_19295724.jpg熊猫食堂_e0038047_1930761.jpg店は、西新の駅から徒歩3分ほどのところにあるのですが、
路地裏のスナックなどのある通りにちょこんとあるので、
知らないと行けないでしょう。
特に目立った看板などもなく、店の前に来て、やっとわかります。
食堂というように、店の造りも、いい意味でラフ。
入ってすぐにカウンターがあり、奥に小上がり。
飲み物もビール、紹興酒や梅酒、梅露酒などだけではなく、
ワインや、まあ、これは九州だからでしょうか、焼酎もおいています。

ちなみに、店名の「熊猫食堂」は
“くまねこしょくどう”であり、“パンダしょくどう”とは読みません。
お間違えなく。

fri 07/12/12



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by ricoricex | 2012-12-15 19:36 | 九州の味