仕事の打ち合わせやきりんストアさんでの
「第2回 イギリス菓子の会@東京」「小さな九州味覚の会」など
盛りだくさんな3日間でした。
7(日)は帰りの飛行機まで、しばしのフリータイム。
朝食も兼ねて向かったのはパン屋さん、トラスパレンテ学芸大学。
中目黒にあるお店が、今年学芸大学に新店をオープンなさったのです。
こちらはカフェスペースも広めにあるとのことで、出かけました。
トラスパレンテのことは、ロンドンでも目にしました。
それは6月29日(金)、ケーキ屋さんのcake boyに立ち寄ったとき。
お店にある雑誌をパラパラとめくっていたら、
トラスパレンテが紹介しているページに巡り合ったのです。
それは韓国の「patissier」という雑誌でした。
cake boy同様、その雑誌にトラスパレンテが紹介してあったのですが、
まさか、ロンドンでお目にかかるとは!
学芸大学の店は、外にもカフェスペース、
店内は入って左手に販売スペース、右手にイートインスペース、
奥が厨房になっています。
中目黒でなじみになっていたスタッフの方がいらっしゃり、しばし談話。
フレンチトーストと豆乳ドリンクをオーダー。
店内は確か4テーブルあり、すぐに満席に。
隣りのカップルが各々スープを飲み、
パンを数種類シェアしていました。
そっか、学芸大学にはスープもあるのね。これはいい!
せっかくなら、やっぱり、ということでその後、トラスパレンテ中目黒に移動。
食べたことのないものがあったのでそれらを3種類とカフェオレをオーダー。
パンを食べやすくカットしてくださり、その方がベターなものは温めてくださるのがうれしい。
運よく席があいていたので、イートインできました。
すると、気づいてくださったシェフがいらっしゃり、そこでまたしばし話を。
そうする間にもひっきりなしにお客さんが出たり入ったり。
この店は小さな子ども連れも多く、
パンをとるトングに動物のものもおいてありました(前はなかった)。
中目黒も学芸大学も、ですが、
トラスパレンテはまず種類がいろいろあるので、
見てあれこれ迷う楽しさがあります。
私自身は総菜系のパンをチョイスすることはあまりないのですが、
この店のはフォカッチャやバゲット生地を使ったものに
楽しいもの、組み合わせのバランスがよいものが多く、
ベタッとした感じにならないところが気に入っています。
ここのパンは比較的焼きが強く、香ばしくってワインやビールにも合う。
セージバターを使った細長いコンミエーレが
甘じょっぱくクセになる味わいなのですが、
福岡に持ち帰るのは難儀だし、
これまで食べたことのないパンを食べたかったので、断念。
トラスパレンテさんは2年ほど前に、本を作らせていただきました。
その名も「トラスパレンテのパンづくり イタリア仕込みのパン − レシピと考え方」。
http://www.amazon.co.jp/トラスパレンテのパンづくり―イタリア仕込みのパン-レシピと考え方-森-直史/dp/4416810504
本を作るのは、取材をお引き受けくださる側も制作サイドも長丁場です。
何より、本として語る/惹き付けるだけのものがないと成立しない。
それって何だろう、と考えると、もちろん技術や知識も、ですが、
思いとか誠意とかなんじゃないかなぁ。
そういうのは店の佇まいや商品にも必ず反映されるし、
私が本を作りたい、と思うときは、最終的にそれが決め手になるような気がします。
そして、そういう方々との仕事は、仕事の姿勢にも学ぶことが多く、
本当にやりがいがあります。
sun 07/10/12
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