イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


by ricoricex
プロフィールを見る
画像一覧

テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン)


2012年初夏のイギリス訪問で、必ず行こうと思っていた店がオトレンギ/Ottolenghi
前回、2010年の初冬に来たときに、気になっていたものの訪ね損ね、
以降、本を眺めたり新聞(ウェブサイト)の連載を読んだりしながら、
やっぱり行こう!と思っていたのです。

実は、到着した日、6月27日(水)の夕方、近くまで行ったのですが、
ちょうど店のある通りでストリートパーティが行われていて、
ざわざわしてて、店までたどり着けるのかって感じでもあり、
翌日の夕方出直した次第。
e0038047_17381347.jpg


話が戻りますが、前回の渡英の際に、
leiths school of food and wineのワンデイコースに参加しました。内容は中近東料理。
日本では飲食店そのものがまだ少なく、イギリスでは食べたことはあったけれど、
どう料理するのかは知らなかったので、おもしろそうだなと申し込んだのです。
ふと思い立ってチェックしてコースを発見したのが、2週間ほど前。
この料理学校のワンデイコースは人気が高く、ダメもとでキャンセル待ちに登録したところ、
コースの開催される2日前にキャンセルが出たと連絡が入り、即申し込みました。
それと、今回訪ねたオトレンギとどういう関係があるかというと、
創設者のヨタム・オトレンギはイスラエル出身、
中近東、地中海のエッセンスをモダン・ブリティッシュに持ち込んだ人物。
どうアレンジ&ディヴェラップさせているか見たかったのです。
前回、そのワンデイコースに参加したのは、帰国する少し前。
であれば、オトレンギも見ておきたいと思ったのですが、
予定が既にあったりで、行かないまま帰国。
そして、今回やっと行くことができました。

前置きが長くなりましたが、訪ねたのはベルグレイヴィア店。
t/a(take away/持ち帰り)が主流ですが、奥にはイートインスペース(ただし広くない)もあり、
朝8:00からあいているので、朝食にも利用できます。
現に、ある本には、ロンドンの朝食のおすすめ店としてもあがっていました。
(朝食メニューがあるのかな?)

外観は白。赤いひさしに細い書体でOTTOLENGHIとあります。
窓側にはケーキ類がずらっと並び、カウンターのところに総菜類が。
夕食用にt/aで頼んだのは、
クスクスサラダ200gとローストポテトのサラダ(だったかな?)160g。
(本当はローストポテトのサラダも200gだったんだけれど、
 店員さんがざっと入れてはかったら160g。ちょっと少ないけどいい、と言われ、
 まあ、私もこんな食べられるのか、と思い始めていたので、いいよ〜、と答えた次第)
それとパッションフルーツ・メレンゲ・タルト。しめて12.03ポンド也。
e0038047_17402798.jpg

e0038047_17395425.jpg

e0038047_17392731.jpg

e0038047_17385820.jpg


タルトは上のメレンゲがたっぷり、かつ、やわらかいので、
私のオーダーをとってもらったときに、
隣のタルトのメレンゲとぶつかったりしましたが、そんなことおかまいなし。
おかまいなし、ってのが、らしいです(笑)。

フラットに戻り、いざ、夕食。
相当、気に入りました! 同時に非常に感心しました。特にデリ。
まず、モダン・ブリティッシュとして優秀。
例えばローストポテトはしっかりちゃんとローストしてあります。
加えて、この店はオーガニック食材を使っていることでも知られているのですが、
(私自身は、必ずしもオーガニックだから、それだけでいいとは思ってはいませんが)
素材の活かし方、調理法や素材の組み合わせがうまいなぁと思いました。
クスクスサラダに見られるように、中近東/地中海らしいメニューもありますが、
あくまでベースはモダン・ブリティッシュといった趣。
そこに中近東/地中海らしさを加えています。
ほかにも豆やローズウォーターを使ったり、で、らしさを演出したメニューがありました。
だからオーセンティックな中近東/地中海料理ではありません。
正統なモダン・ブリティッシュでもありません。
そこの加減がとてもよく、だからこそイギリス人にも受け入れられているんでしょうね。
e0038047_1741451.jpg


パッションフルーツ・メレンゲ・タルトは、
おそらく伝統的なイギリスのお菓子のレモン・メレンゲ・タルトを
オトレンギ流に解釈したものと思います。
この組み合わせはよかったです。
ただ、土台がややもろいのと、5〜10%甘味が強いかな。
それと、メレンゲの割合がやや高いかな。2〜3割減ぐらいでいいかも。
ただ、これは個人的な好みで、
私は焼いたメレンゲは好きなのですが、生のメレンゲがあまり得意でないからかも。
e0038047_1741516.jpg

e0038047_17412857.jpg


ともあれ、デリはとってもとっても気に入りました(店の佇まいも好き)。
次に来るときはイートインにトライしてみたいです。
ノッティンヒル、イズリントン、ケンジントン(ハイストリート・ケンジントンのあたり)にも
支店があります。

thu 28/06/12




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!

by ricoricex | 2012-07-13 17:44 | イギリスのグルメ店レポート