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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

福岡雑記<2012年01月29日(日)>


9:00起床。掃除しつつ、ケーキを焼く。はっと、先日校了した月刊誌でミスしたことに気づく。日曜日だけど、慌てて電話。でももう間に合わない。あああああ〜、なんてことを! うなだれる。まずは取材先に申し訳ない。。。細心の注意を払っているつもりだけど、どこかで慢心してたんだろうなぁ。ああああ〜。
福岡雑記<2012年01月29日(日)>_e0038047_17303985.jpg福岡雑記<2012年01月29日(日)>_e0038047_17302968.jpg外出。さっきのショックで食欲がうせていたが、夕方になって小腹がすいたので、かろのうろんでごぼ天うどん。ここのはやや、麺が平たい。それとつゆがダシもきいてるんだけど、みりんが強い、かな。やや甘め。ここはごぼ天がいい! かき揚げタイプで、薄く5cmぐらいか、スライスしたゴボウを薄い衣で揚げていて、パリっと香ばしい。ゴボウって繊維質だけど、それを感じさせない。ブルータスの麺特集を読んでて、テーブルの下の荷物置きに置いたらずれ落ちそうになって、店の人がなおしてくれようとしたとき、「あらっ、麺特集? うちも載ってんの?」と訊かれ、残念ながら多分載ってなかったみたい、と答える。興味ありそうだったので、どーぞと言って渡す。私が食べている間、ぱらぱらめくって「うち、ブルータスの取材来たっけ?」「ん? ブルータス? 来てないよ」などの店員さんの会話が。そうだよね、まったく気にならない、ってことはないよね。編集っていうのは、素材を切り取り、編み出す作業で、そこには企画があるから、紹介したいけれど見送るってことはざらだからなぁ。改めて、こういうところにもメディアの責任の大きさを感じる。
どうしても読みたくなって、十数年ぶりに「ノルウェイの森」を一気に読む。少しだけ泣いた。昔読んだときよりもずっといい、深く入って来る。そうか、主人公は37歳で、今の私より若くって、でも昔読んだときは38歳ってまだまだずっと先だと思っていたけれど、いつの間にか超えちゃったな。私が東京で最後に住んだのは文京区目白台。ここの物件を初めて見たとき、あ〜、ここが終の住処になるのかなとぼんやり感じて、確かに東京での最後の住居になった。この目白台という場所、和敬塾や椿山荘は近所、都電荒川線も早稲田大学も近く。四谷、市ヶ谷、お茶の水は学生時代からよ〜く知っているエリア。情景がざーっと広がる。同時に、最後にこの小説を読んだときに住んでいた世田谷区弦巻での日々もくっきりと蘇り、ひとつひとつのシーンが鮮やかに浮かんでははじけて消える。そんな風に、ひどく客観的に映像が映し出される、というのは、東京での日々は、本当に本当に過去になったんだなぁ。もう二度と戻らない過ぎ去った日々。完全に私の中で何かが終わった、んだと思う。もっとも、引っ越してきて今まで、そんな風に思い出す余裕すらなかったんだけど。
夜も更けて、うちにテレビはなく、もう終わってるかな、と思ってテニスのオーストラリアン・オープンをチェック。えっ、ライブ・スコア進行中。まだやってんの? よくよく見ると、オフィシャルサイトでライブ映像を配信しているとわかり、やった!と思ったが、リージョナルコード(っていうの?)かなんかで観られず。。。ラジオで視聴。いや〜、すごい試合だった。試合終了後のインタビュー、今大会のダイジェストまで聞き届ける。2:00就寝。
by ricoricex | 2012-01-30 13:28 | 福岡雑記