ベーシックでとてもシンプルなパンです。
まさに飽きのこない味わい。
そのまま食べてもよいのですが、食事に合わせるか
バターやジャムを添えて食べるのに向いています。
これを基本にいろいろと応用できます。
三つ編みにしたのは、型を使わなくて済むため。
パウンド型があれば、12のプロセスでなまこ形にし、
バターを塗った型に入れて16の発酵作業に入ります。
その方が口当たりがやさしくなるので、
バターを少し入れていますが、省いても構いません。
バターはフードプロセッサーに回す直前まで冷凍庫に入れておきます。
そうしないと、特に暑い時期はそぼろ状になりにくくなります。
サラダ油、オリーブオイル、ショートニングなどに変えると
また違った風味になります。
また強力粉の一部を全粒粉やライ麦粉を使ってもよし。
この場合、大量に使用すると発酵しづらくなるので、
1割程度にとどめておくのがいいかと思います。
水の人肌程度の温度とは30℃後半から40℃程度。
人肌程度というのがわかりづらければ、
温度をきちんと測るか、シャワーやお風呂の温度よりやや低めだと
ちょうどよいぐらいです。
この温度にするのは、イーストを活発に活動してくれ、
発酵を促すためです。
バターは粉類に加えてそぼろ状にします。
手でもできます。ショートブレッドなどにも使うラブというやり方です。
余談ですが、最近のイギリスのフードマガジンは、
このレシピ同様、フードプロセッサーを使うやり方で記してあることも多いです。
とかしバターにして、5の段階で加えるやり方もあります。
大変なのは、こねることでしょうか。
たかが10分、されど10分。
ホームベーカリーのこねる機能やニーダーを使ってもいいでしょう。
よりおいしそうに見せるために、パンの表面に溶き卵などを塗り、
てからせてもよいのですが、
シンプルさが身上のこのパンの場合は、
なるべく手を施さず、ナチュラルな仕上げの方がらしい気がします。
<材料>
強力粉……350g
ドライイースト……小さじ1(3.5g)
塩……小さじ1/2
グラニュー糖……小さじ1/2
水……225ml
バター……7.5g
<作り方(調理:45分 発酵:1時間30分 オーブン:30分)>
下準備
*大きいボウルにバターを塗っておく。
1. 水を人肌程度に温める。強力粉をふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。
2. ボウルに1の人肌程度に温めた水、グラニュー糖を入れて混ぜ、ドライイーストを加えて混ぜる。
3. 1の強力粉を1/3〜1/2量加えて混ぜる。
4. フードプロセッサーに残りの強力粉、塩、バターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の強力粉とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった強力粉と合わせる。
5. 3に4を加える。
6. 生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。
※このとき、生地が乾き気味であれば、人肌程度に温めた水を少し加える。
7. 生地がボウルにくっつかなくなったら、作業台に小麦粉をふるい、そこに取り出す。
8. 弾力が出てきて、なめらかになるまで、10分こねる。
9. 指で押してしっかり戻るようになったら、バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間、生地が約2.5倍になるまで発酵させる。
10. 天板にクッキングシートを敷く。
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